子供から「キャッチャーをやりたい!」と言われたときに揃えてあげたい道具を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
キャッチャーについて
キャッチャーとは、ピッチャーが投げる球を受ける役割の選手です。
ただ受けるだけではなく、「扇の要」「司令塔」と呼ばれ、ピッチャーをリードする必要があります。
また、各選手のポジショニング(守る位置)の指示、プレーに関しての指示出しとその役割は多岐に渡ります。
キャッチャーの大変さとは、
①重い
キャッチャーは、ファールチップや本塁クロスプレーなど怪我が多いポジションでもあるため、唯一防具を着てプレーをするポジションです。
防具の総重量は約2kg。
大人ならまだ軽いと感じると思いますが、子供にはかなり負担です。
まして、基本的に試合中付けなければならず、守備の際は立って・座ってを繰り返し、打球が飛べば一塁へにカバーリングに走ったりとほぼ筋トレです。
②あつい
防具は、身を守るために作られているため、通気性がとても悪い。
そして、一般的に黒または紺が多く日光を吸収しサウナに入っているかのごとくあついです。
③臭い
たくさんかいた汗を防具が吸収します。
基本的に防具は水洗いができないため、夏場は強烈な匂いを発します。
④疲れる
身体的に疲れることは今までのところでわかってもらえたと思いますが、キャッチャーはそれだけでなく、常に頭を使う必要があります。
ピッチャーの配球(リード)では、打順・状況・打者の傾向・前の打席の結果などを考えて組み立てをします。
そして、その結果生じたプレーに対して味方に的確に指示出しを出さなければいけないため、
野球をする上で「野球を一番知っている必要がある」ポジションです。
常に状況判断、先々を考えながらプレーをしなければならないため、精神的にも疲れるポジションです。
キャッチャーの魅力
キャッチャーは、人一倍大変なポジションです。そして、一番人気がなく地味なポジションでもあります。
ただ、こんなポジションでも魅力があります。それは、「自分の采配でチームを勝利へ導く」ことができることです。
チームが勝てば今までの大変さが一瞬にして吹き飛ぶぐらい感動します。
あなたも今までの人生の中で大変な思いをしたけれど達成したときに喜んだ・感動した経験はありませんか?それと同じです。
大変な思いをすればするほど喜びや感動が倍増するのがキャッチャーというポジションなのです!
揃えてあげたい道具
キャッチャーの大変さを知っていただいた上で改めて揃えてあげたい道具についてご紹介します。
キャッチャーは、他のポジションと比べると揃える道具が少し変わってきますので注意が必要です。
キャッチャーミット
野球は必ずボールを捕球するのにグローブを使用します。
実は、グローブにもいくつか種類があり、キャッチャーには専用のグローブがあります。それはキャッチャーミットと言います。
選ぶポイント
キャッチャーミットにもタイプがあります。
- 全体が大きくポケットも深い
- 全体が大きくポケットが浅い
- 全体が小さくポケットが深い
- 全体が小さくポケットが浅い
大体この4種類タイプがありますが、少年野球をやる子供には全体が小さいタイプをおすすめします。
ポケットの深さに関しては、好みがあるためどちらでも構いませんが、必ず全体が小さいものにしてあげてください。
理由は、「小回りがきく」ためです。
全体が大きいものだとピッチャーとしてはマトが大きくなるため投げやすいと言われていますが、その分、重く動きが鈍くなります。
子供にとっても扱いづらいものになってしまうため、慣れるまでは小さめのなるべく軽いものをおすすめします。
おすすめのメーカー3選
①ミズノ
多くの野球人に愛されている老舗メーカーです。
特徴としては、少し大きめのデザインが多く、面積が大きい分「捕球のしやすさ」が特徴です。
②アシックス
現在、海外で活躍している「大谷翔平」が愛用しているメーカーです。
グローブに使用している皮の質が高いことが有名です。
ワンランク上のグレードが高いキャッチャーミットを買ってあげたい人には最適です。
③ゼット
私が一番おすすめするメーカーはゼットです。
ゼットは、キャッチャー道具に一番力を入れているメーカーで、グローブの皮が柔らかく手に馴染みやすく軽いことが特徴です。
あと、若干価格も安いため初めてキャッチャーをやる、初めて野球をやる人にとっては始めやすいメーカーです。
ファウルカップとスラパン
ここはキャッチャーをする上で一番重要なポイントです。
少年野球であっても必ずファウルカップをすることをおすすめしています。
男性ならわかると思いますが、これは大人・子供関係ありません。
そして、実はキャッチャー専用のスラパン(スライディングパンツ)がありますので、合わせて用意してあげるといいと思います。
スラパンは、主にスライディングをしたときにお尻やハムストリングなどを守るために履くものです。
キャッチャー専用のスラパンは合わせてファウルカップがしまえるポケットがついていますのでとても便利です。
キャッチャー防具
防具に関しては、各チーム毎に用意していることが多いため、改めて購入する必要はないかと思われます。
もし、一式の購入が必要であればなるべく軽いものを購入してあげてください。
①マスク&ストローガード
マスクは、打者が打ち損じた打球から顔面を保護するために使用します。
また、ストローガードは、打者が打ち損じた打球から喉を保護するために使用します。基本的には、マスクにつけて使用します。
②プロテクター
プロテクターは、打者が打ち損じた打球やピッチャーが投げた球を体で止めることがよくありますが、胸やおなかを保護するために使用します。
③レガース
レガースは、打者が打ち損じた打球やピッチャーが投げた球を体で止めに行くとき、本塁でのクロスプレーのときに脚を保護するために使用します。
④ヘルメット
ヘルメットは、打者が打ち損じた打球やバットから頭を保護するために使用します。バッティングのときに使用しているものと違いますので注意です。
キャッチャー防具を購入するときの注意点
キャッチャー防具一式として販売していることが多いです。
ただし、この一式には「マスク」「ストローガード」「プロテクター」「レガース」がセットとなっていることが一般的です。
先ほど説明した通り、「ヘルメット」も必要となりますが別売りになっていることが多いため、買い忘れには注意が必要です。
まとめ
ここでは、キャッチャーの大変さと魅力、そして揃えてあげたい道具に関して紹介しました。
大切な子供のためにも安心して野球が取り組めるようにしっかりと選んであげてください。