野球におけるレフトとは?!知っておきたい役割と適性を徹底調査!!

野球ファンのみなさまはレフトというポジションはもちろんご存じですよね。

佐野恵太選手、ウィーラー選手、青木宣親選手、また福留選手や筒香選手など多くの有名選手が勤めています。

かつては2年連続首位打者の鈴木尚典選手や、

「ラミちゃん」の愛称で選手時代も監督時代も多くのファンから愛されたラミレス選手もレフトでした。

それでは、レフトとはどのようなポジションなのでしょうか。

レフトの選手に求められる役割や適性、そして同じく外野のライトとの違いまで、徹底調査してみました。

レフトの選手の役割とは

レフトの役割は大きく分けて4つあります。

それぞれの役割について、順にみていきましょう。

捕球

捕球はレフトを守る選手にとって最も重要な役割です。

レフトにはフライやゴロがよく飛んできます。

当然、レフトの後ろにはもう他に守ってくれている選手がいないので、

フライなら確実にキャッチすること、ゴロなら絶対に後ろにそらさないことが必要不可欠です!!

フライの場合は風の影響を受けることもありますし、バッターによって打撃の威力やクセも異なりますので、

その都度落下地点を予測して、守備に入れることが求められます。

カバー

他のポジションの選手と同様、レフトの選手にとってもカバーは重要な役割です。

内野手がショート、サードゴロを捕球できなかったときやボールを弾いてしまったときは、

レフトがしっかりカバーできないと相手に進塁の機会を与えてしまいます。

そして、セカンドやサードへの送球の際もレフトの選手がカバーに入ります。

ただし、送球の際はピッチャーもカバーに入るので、お互いに連携を取り合って適切な位置を選択してカバーに入れるといいですね。

バックホーム

ライトに比べるとホームが近いので、≪レーザービーム返球≫と呼ばれることはありません。

しかし、しっかりバックホーム返球をしてアウトを取ってくれるレフトの選手は、やはり心強いですよね。

特に重要なバックホームのシーンはランナー2塁で長打が出たときです。

よほどの鈍足ランナーでない限りは、得点目指してホームに帰ってきますので、

思いっきりバックホーム返球をして、アウトをもぎ取りましょう!!

中継プレー

長打を打たれてしまった場合もボーっとしていてはいけません!!

急いで捕球してショートに返球しましょう。このプレーが中継プレーと呼ばれます。

中継プレーが遅れたり、返球の際に暴投したりすると相手に進塁の機会を与えてしまいますので、確実な中継プレーが必須です。

レフトの選手の適性とは

それでは、今あげたようなレフトの役割をしっかりと務めあげるのに求められる適性とは何でしょうか。

それぞれ見ていきましょう。

フライの捕球が上手い

先程の役割でお伝えした通り、フライの捕球はレフトの最も重要な役割です。

ここで確実な捕球ができないと、大量失点の恐れがあります。

そこで、レフトの捕球がしっかりできる選手に適性があると言えます。

ゴロの捕球が上手い

もしもトンネルでもして、ボールがフェンス際まで転がってしまえば、俊足の選手にはランニングホームランさえ許してしまうかもしれません。

もしもそんなことがあれば、ホーム球場であれば3塁側にいる相手チームのファンの大歓声が聞こえてくるでしょう。

ビジター球場であれば3塁側にいる自分のチームのファンのため息が聞こえてきてしまうかもしれません。

そのようなことがないよう、しっかりとゴロも捕球できる選手が求められます。

肩が強い

正確にバックホームできなければキャッチャーも捕球できませんし、

捕球できても的外れなところに投げてしまっては相手に得点を許してしまいます。

そこで、キャッチャーがしっかりと捕球してホームベースを踏める位置に返球できる肩の強さと正確さがある選手が求められます。

野球センスがある

外野はあの広い範囲を3人で守らないといけません。

ですから、レフトの守備範囲も必然的に広くなります。

横はフェンス際からセンター付近まで、縦はショートのうしろからフェンスまでです。

先にも述べたように、風の具合や打者によってもフライの落下地点は毎回異なります。

だからこそ、その日の状況や相手バッターの特徴によってあらかじめ守備位置を調整しておけるセンスが求められるのです。

以上、レフトの選手に求められる4つの適性を上げました。

ところが、幸いなことに野球センス以外は練習でその適性を向上させることが可能なのです。

事実、チーム事情によってポジションをコンバートされる選手も珍しくありませんよね。

もちろん野球のセンスがあることは非常に重要です。

試合の状況によりバックホームシフトが敷かれることはありますが、レフトの定位置のようにバックホームシフトの時の定位置は決まっていません。

つまり、どの位置で自分が守れば確実にランナーをアウトにできるかを考えて、自分で守る位置を決めないといけないのです。

相手バッターの特徴は研究することで対策を練ることができます。

ところが、相手バッターの特徴や風の状況を踏まえたうえで、

広い外野のどこを守ることが最良なのかを自分で考えられるのは、天性の才能があるからこそなせるワザかもしれません。

どんなに俊足の選手でも、最初にあまりにも的外れな所を守っていては、毎回確実に捕球することは簡単ではありません。

肩も消耗品ですから、ひたすら遠投をすればいい、ということはありません。

しかし、捕球技術は練習を重ねることで確実に磨くことができますから、レフトに挑戦したい方は今からでも確実な捕球ができるよう、

練習してみてくださいね。

レフトの重要性は野球のレベルによって変化する?!

ここで、非常に衝撃的なことをお伝えしなければいけません。

それは、なんとレフトの重要性は野球のレベルのよって変化するということです!!

もともと日本人は右利きが多いので、右バッターが多いですよね。

そして、草野球や少年野球では流し打ちができる選手が少ないので、レフトにボールが飛んでくる可能性は高くなります。

つまり、レフトの守備力は非常に重要になるのです。

ところが高校、大学、プロと野球のレベルが上がってくると左打ちのバッターも増えてきます。

そして、右バッターでもライト先を狙ったバッティングができる選手も増えてきます。

左バッターの強い打球もライトに飛ぶことが多くあります。

野球のレベルが上がってくると、ボールの飛んでくる比率がレフトとライトで逆転するのです。

さらに、ライトからホームまでの方が距離が遠いので、より強くて速い返球が求められます。

つまり、ライトの守備力の方が重要になるのです。

だからといって、プロ野球のレベルならレフトがヘタでもいいということではありません。

先にあげた鈴木尚典選手は左バッターでしたが流し打ちの名手でした。

右バッターがライトに打てる技術を習得しているように、左バッターもレフトに打てる技術を習得しているのがプロの世界です。

比率としてはライトの守備機会の方が多いかもしれませんが、レフトの守備が簡単なわけでは決してないのです。

「レフトの守備は簡単」と思っていたら、決して高いレベルの野球の世界では通用しません。

そして何より、チームの中でポジションを勝ち取ることができないでしょう。

慢心することなく練習に励んで、強力なレフトの名手になってくださいね。

まとめ

今回は野球のレフトの役割と適性についてまとめました。

  • レフトの役割は、捕球・カバー・バックホーム・中継プレー
  • レフトの適性は、捕球がうまい・肩が強い・野球センスがある

レフトの選手が相手バッターごとにどのような位置に守備につくのか、注目してみるのも今後野球を観るうえでの楽しみになりそうですね。

 

 

 

 

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