野球は日本の国技とも言われ、日本で生まれ育った方なら誰しもが一度は経験したことがあり、日本人にとってとても親しみの強いスポーツです。
特に男性の方であれば、学校や会社で野球の話題で盛り上がったという経験もあるのではないでしょうか。
そんなあなたはどれだけ野球を知っていますか。
ここでは、意外と知られていない野球に関する豆知識をご紹介しますので、ぜひ明日の話題に活用してみてください。
野球のルールに関する豆知識
野球はスポーツの中で最も複雑なルールだとも言われていますが、一度野球を経験したことがある方は何となくのルールは把握しているのではないでしょうか。
しかし、「なぜそのルールに至ったのか?」不思議なルールも多くありましたのでルールに関する豆知識をご紹介していきます。
野球はなぜ、回数制?
野球は攻守が分かれているスポーツで、回数制が導入されています。
しかし、元々は21点を先取した方が勝ちという先取制のルールでした。
先取制だったことで、早く勝敗がついたり、なかなか勝敗がつかなかったりと試合の終了時間は定まりませんでした。
そこで、ある程度試合終了時間の予想がつく、回数制が導入され9回までとなりました。
審判がアンパイアと呼ばれる理由は?
野球では審判のことをアンパイアと呼びます。
審判は大きく二種類の呼び名があり、レフリーとアンパイアです。
アンパイアとレフリーの違いですが、アンパイアは所定の位置で判定を下す審判のことを指し、
レフリーは選手の動きによって競技場を動き回り判定を下す審判を指します。
野球の審判は所定の位置での判定を下す審判になることからアンパイアと呼ばれています。
監督がユニフォームを着る理由は?
野球では監督やコーチもユニフォームを着用していますが、サッカーやバスケットボールなどのチーム監督はスーツやジャージなど様々です。
なぜ、野球だけ監督もユニフォームを着ているのか。
元々野球は各チームのキャプテンがチームの監督の立場にいました。
キャプテンですのでもちろん試合に出場していますからユニフォームを着用しています。
その名残が未だに残っており、現在の監督のユニフォームを着用しています。
野球の道具に関する豆知識
野球は全ての道具を揃えるのにお金がかかるスポーツでもあります。アマチュアでも一式揃えるのに1万円~5万円かかるとも言われています。
次に、多くの種類がある野球の道具に関する豆知識をご紹介していきます。
なぜ、ホームベースだけ形が違うのか?
一塁・二塁・三塁とホームベース以外は四角形ですが、ホームベースだけ五角形です。
元々はホームベースも四角形で、審判からみてダイアの形に見えるように設置していました。
しかし、それだと内角や外角へのボールは一瞬で通過してしまい、
判定が難しいことからボールが通過する時間を長くするためにストライクゾーンの端は角ではなく辺がくるように変更し、現在の五角形の形になりました。
高校野球で金属バットが使用されている理由は経費削減?
プロ野球選手は木製バットを使用しており、小・中・高校は金属バットが使用されています。
金属バットは木製バットに比べて、芯が広いことから打球を前に飛ばしやすいことでも知られており、
その為プロ野球では打者有利となってしまうので金属バットは使用されていません。
元々は高校野球も木製バットを使用していましたが、1974年から金属バットに変更されました。
その大きな理由は経費削減です。
野球は道具にとてもお金がかかるスポーツですので、
木製バットのような耐久性のないバットを使用していると何度もバットが折れてしまい定期的にバットを購入しなければなりません。
それに比べ、金属バットは耐久性も強く、滅多に壊れることもありませんでの木製バットと比較すると経費もかかりません。
それらの理由から少しでも経費を削減するために高校野球では金属バットが使用されるようになりました。
プロ野球選手に関する豆知識
これまでプロ野球界では「王貞治さん」や「イチローさん」など多くのレジェントを輩出しています。
最後にプロ野球選手に関する豆知識をご紹介していきます。
エースの背番号が18の理由
日本のプロ野球界ではエース投手が18番の背番号を付ける傾向にありますが、
これは当時圧倒的人気球団だった読売巨人のエースだった堀内恒夫さんや桑田真澄さんなどが18番を背負っていた
ことから他の球団でもエース投手が18番を背負うという風潮になりました。
また、日本伝統でもある歌舞伎において「十八番(おはこ)」という言葉があります。
これは、歌舞伎において最も得意な芸のことを指します。
歌舞伎以外でも「おはこ」という言葉を使用することは多く、野球でも最も優秀な選手が18番を背負う傾向になっていったとも言われています。
日本のプロ野球界で過去18番を背負った有名投手がこちらです。
- 1965年‐1983年 堀内恒夫
- 1985年‐2007年 桑田真澄
- 1998年‐2021年 松坂大輔
- 2006年‐現在 田中将大
- 2006年‐現在 前田健太
- 2012年‐現在 菅野智之
日本球界において外国人選手が42番を好む理由は?
各球団にとってチームに欠かせない存在であるのが助っ人外国人選手の存在です。
日本人選手に比べて体格も大きく規格外のパワーを持っている外国人選手は重宝されています。
そんな、外国人選手の多くが背番号42を使用しています。
これは、メジャーリーグで黒人初のプロ野球選手になったジャッキー・ロビンソンさんが付けていた番号です。
1997年にはメジャー全球団で永久欠番となり、誰も使用することが許されていない番号です。
42番という背番号はメジャーリーグにおいてもっとも偉大な背番号であることから日本球界に来た助っ人外国人選手は42番の使用を強く望みます。
野球界最高年俸は?
日本では平均年俸が一番高いスポーツが野球で、一流選手となると年俸数億円という大金を手に入れることが出来ます。
夢のある野球の最高年俸を日本球界、メジャーリーグ共に紹介します。
日本球界の最高年俸
日本球界最高年俸は2021年に楽天と契約した田中将大選手の9億円です。
2位が読売巨人に在籍している菅野智之選手の8億円で、
野手としての歴代最高年俸はソフトバングに在籍している柳田悠岐選手と
読売巨人とニューヨーク・ヤンキースで活躍していた松井秀喜さんの6億1000万円が同率1位となっています。
メジャーリーグの最高年俸
メジャーリーグ最高年俸は現在ロサンゼルス・エンジェルスに在籍しているマイク・トラウト選手の3711万ドル(約39億円)です。
日本最高年俸の田中将大選手の約4倍というとてつもない額の契約をしてます。
ちなみに、メジャーリーグで活躍している日本人選手の最高年俸選手はダルビッシュ有選手で、
2018年にシカゴ・カブスに所属していた時の2500万ドル(約26億2500万円)です。
余談ですが、マイク・トラウト選手と同僚の大谷翔平選手の2021年の年俸は300万ドル(約3億2900万円)ですが、
二刀流と投打に渡っての活躍を続けていけば今後年俸5000万ドル(約54億8000万円)の契約もあるのではないかと言われていました。
とても夢のあるスポーツで、大谷翔平選手が今後どのような大型契約を結ぶのか楽しみですね。
まとめ
あなたはいくつ野球に関する豆知識を知っていましたか。
野球は身近なスポーツですが、意外と知らなかったことが多かったのではないでしょうか。
東京五輪2020では金メダルも獲得し、今後も日本の野球界は盛り上がっていくことが期待されます。
ぜひ、学校や会社での雑談で今回紹介したことを話してみてください。