小学校の体育館にも備え付けられているので、バスケットをしたことがない人でも馴染みがあるバスケットゴール。
「バスケットゴール」と聞くと、なんとなく「高いもの」と想像すると思います。
では、私たちが無意識のうちに高いと思っているバスケットゴールの実際の高さは、どれくらいなのでしょうか?
今回はバスケットゴールの高さについて解説します。
実はたったの2種類
バスケットゴールの高さとは、床の設置面からリングまでの距離のことを指します。
ゴールの高さは
・ミニバスケット(小学生以下)
・中学生〜大人
実はたったの、この2つで分けられています。
ミニバスケット(小学生以下)
12歳以下の小学生が行う、ミニバスケットでのバスケットゴールの高さは260cmです。
中学生〜一般に比べて45cmほど低く設定されています。男女でゴールの高さに違いはありません。
ちなみに、令和元年度「学校保健統計」の調査での小学6年生の日本人の平均身長は以下の通りです。
・11歳男子 145.2cm
・11歳女子 146.6cm
一般社団法人日本スポーツ栄養協会 スポーツ栄養web より引用
平均的な身長から見ると、ゴールの高さまで身長+約120cmありますね。
成長途中の小学生にとっては、260cmもあるゴールはとても高く見えることでしょう。
ダンクシュートをしてみたい!
きっと、バスケットをしている人なら誰でも憧れるのがダンクシュートです。
実際には腕を上げた状態でシュートをするのですが、高身長でない限り、
相当なジャンプ力があっても小学生でのダンクシュートは難しいかもしれません。
もし、ダンクシュートを目標とするならまずは反発力のあるシューズを試してみることも一つの手です。
また、リングまで届くようにジャンプ力をあげるトレーニングを取り入れてみるのも良いでしょう。
動画のトレーニング方法も参考にしてみてください。
中学生〜大人
中学生から大人は同じ高さの305cmです、ここでも男女でゴールの高さに違いはありません。
なぜ、305cmという中途半端な数字なのでしょうか?わかりやすく300cmなどでもいいのに…と思ってしまいますよね。
バスケットボールを考案したのはアメリカで体育教師をしていたジェームス・ネイスミスという男性です。
簡単にはボールが入らないようにと、ゴールを上へ、とにかく高い位置にしようとした結果こんなにも高くなってしまったそうです。
一見、中途半端な数字ですが、305cmは発祥の地アメリカでは「10フィート」に該当します。
1フィート=0.3048m(30.48cm)
これをcmに直して計算すると、30.48×10=304.8
四捨五入して305cmとなります。
中途半端な数字ではなく、アメリカの単位で計算されていたのですね。
日本では馴染みがない単位なので、違和感があるのかもしれません。
中学生もプロも規格は同じ
ちなみに、プロバスケットもゴールの高さは305cmと規定されています。中学生もプロも同じ高さを使用するのですね。
高校生は体格もしっかり出来上がってくる年齢なので大人と大差ないかと思いますが、まだ成長途中の中学生まで同じ枠とは驚きです。
特に中学1年生にとっては、ミニバスケットの規定である260cmの高さに慣れているので、いきなりのゴールの高さに最初は苦戦しがちです。
ミニバスケットとの高さの差が45cmと聞くと「そんなに変わらないのでは?」と思いがちですが、約ボール約2個分高さが違うことになります。
その分、シュートの距離も高さも必要になってくるので、フォームの修正や体の基礎作りにも目を向けると良いでしょう。
もし可能ならば、前もってゴールの高さに慣れておくとスムーズに練習や試合に挑むことが出来るのでオススメです。
女子は伸び悩む時期
令和元年度「学校保健統計調査」でのそれぞれの平均身長は以下の通りです。
14歳男子 165.4cm
14歳女子 156.5cm
17歳男子 170.6cm
17歳女子 157.9cm
一般社団法人日本スポーツ栄養協会 スポーツ健康webより引用
表でみるとわかるように、身長がグッと伸びる男子と比べて女子は緩やかになります。
どうしても身長が伸び悩んでしまう時期になるので、
ゴールの高さに対応する為にもボールの飛距離を伸ばすトレーニングを取り入れると良いでしょう。
身長が低いからといってゴールに届かないことはありません。
自分の身長や、体格に合わせてフォームを修正したり、トレーニングを変えてみたりすると段々と自分に合った打ち方が見つかりますよ。
リングとボードの大きさは?
それでは、リングやその後ろについているボードの大きさはどうでしょう。
ゴールの高さと同じように、ミニバスケットと中学生以上で大きさが分かれているのでしょうか?
リング
いくつか規格があるように思えるリングの大きさですが、実はミニバスも一般も規格は全て同じ45cmで統一されています。
バスケットボールのサイズ表
サイズ |
直径(cm) | 周囲(cm) | 重量(g) | 対象 |
5号 | 22 | 69〜71 | 470〜500 | ミニバスケット(小学生男女) |
6号 |
23.2 | 72.4〜73.7 | 510〜567 | 中学生〜一般の女子 |
7号 |
24.5 | 74.9〜78 | 567〜650 | 中学生〜一般の男子 |
ボールの大きさと比べてみると、なんとミニバスケットで使用される5号ボールでは、ボールが2個も入ることになります。
遠くからみると小さく見えて、ボールがギリギリ入るくらいかな?と思えますが、数字として見比べてみると意外に余裕はありそうです。
バックボード
リングの後ろについているボードの正式名称は「バックボード」といいます。
このバックボードですが、ボールが跳ね返ってゴールに入りやすくするためにあるようにも思えますが実は驚きの他の理由があります。
ズバリそれは、観客に邪魔をされないためです。
バスケットが考案された初期の頃はリングがひとつしかなく、リングボードも存在しませんでした。
しかも、昔の観客は今よりも高いゴールに近い位置で観戦や応援をしていたとされています。
するとどうでしょう?観客はシュートされたボールに手が届いてしまうため、邪魔し放題だったのです!
このような状態では試合にならず、選手も呆れて困り果てていた時に登場したのが「バックボード」です。
これがついたことによって、観客からの妨害を阻止することができたのですね。
現代ではゴール付近と観客席は遠く離れているので邪魔をされる心配はないのですが、
昔の名残でバックボードがついた状態がスタンダードとなりました。
さて、この意外な役割があったバックボードのサイズですが以下のサイズで公式に規定されています。
・水平方向1800mm(公差30mm以内)
・垂直方向1500mm(公差20mm以内)
こちらもリングと同じように、ミニバスケット〜一般まで同じサイズで統一されています。
まとめ
特に中学生はゴールの高さが低いと思われがちですが、実は大人と同じ高さです。
ただ漠然と「高いなあ」と思っていたバスケットゴールですが、その高さやサイズを明確に認識しておくことで自分の中の意識が変わってきますよ。