ビリヤード観戦に行かれるのは、練習へ行くのが楽しみになり、さらに上達したいとお考えの方が多いでしょう。
- 始めたばかりだけど、試合観戦に興味が出てきた。
- 他の選手のショットを勉強したい。
- プロの試合を見て刺激を受けたい。
そのような方に、ビリヤードにおける試合観戦の魅力をお伝えします。
ビリヤードのルールを改めて
ビリヤードには、様々な競技があります。
有名なのは、ナインボールやエイトボールなど。
それぞれルールが違いますが、基本的なルールは同じです。
キューと呼ばれる棒で手球を撞き、カラーボールに当てるスポーツです。
以下の禁止ルールを覚えておけばどなたでも観戦を楽しめます。
- 手球をポケットしてはいけない
- 足が床についていない状態でショットしない
- 手球に2度以上触れてはいけない
試合観戦の魅力・注目ポイント
試合観戦の目的は人ドれぞれ。
多くのビリヤード好きが魅力に感じているポイント5点を紹介します。
①初心者こそ観戦に行くべし!!
観戦に行くと、会場の雰囲気だけでなく、選手の雰囲気やオーラを感じることができます。
ビリヤードを始めたばかりだからこそ、自分の好きな選手を探しに行きましょう。
「カッコいいフォームをしている」や「見た目がタイプ!!」など何でも大丈夫です。
今後の練習のモチベーションになるはずです。
②考え抜かれたショットが見れる
競技としてのビリヤードを制するポイントは、頭脳です。
もちろん、練習を重ね技量を上げることは重要です。
しかし、どのコースを狙って球を撞くかをしっかり考えてゲームを勧めていく必要があります。
観戦していると、自身の考えになかったショットが見れるかもしれません。
③展開を先読みする
ビリヤードでは、今のショットだけでなく次のショットも考慮する必要があります。
相手が動きにくくなる配置に持ち込めると勝利が近づきます。
試合上で行われる駆け引きが、自分の予測通りになるかどうかという楽しみもまた、魅力のひとつです。
④華麗な技が生で見れるかも
ショットの可憐な技も魅力のひとつ。
テレビで、ドローショットやジャンプショット、フォローショットなどを見たことがあるかもしれません。
これらの技を使うことで試合を有利に進めることができます。
- ジャンプショット:文字通り、手球をジャンプさせるショット
- フォローショット:手球の上部を撞くことでトップスピンがかかり、スピードが落ちずに前進するショット
- ドローショット:手球の下部を撞いてバックスピンをかけるショット
⑤実力だけでなく運も味方に!!
練習を重ねたベテラン選手であっても、当日何が起こるかはわかりません。
コンディションや少しのタイミングのズレで試合の行方が大きく変わります。
もしかしたら、優勝候補と目されていた選手が驚く何かが起こるかもしれません!!
誰が運を引き寄せられるのかが見どころです。
観戦方法 入手~観戦マナー
①購入方法
日本プロポケットビリヤード連盟主催(JPBA)が主催している試合は、年30大会以上あります。
それぞれの大会でチケットの購入方法が違うので、確認が必要です。
気になるお値段は、数千円~高くても4,500円程度。
購入方法は以下のようになります。
- チケットぴあ
- コンビニ
- プロ団体
- WEBチケット
②観戦の際の服装
観戦する際は、選手への尊敬の念を込めて、ラフな格好はやめましょう。
男性は、スーツでピシッとまでは必要ありませんが、チノパン・ポロシャツ程度を意識しましょう。
短パン・サンダルはNGです。
女性は、カジュアル過ぎなければ許されていることが多いです。
会場は、ビリヤード台のコンディションを保つために空調が効いていることがあります。
特に雨の日や冬は寒いことがあるので、上着などを持参して自身で調整できるようにしましょう。
③観戦マナー
ビリヤード観戦は、台を囲むように立ち見が基本。
試合会場が大きいと椅子が用意されていて、その後ろに立ち見スペースが作られています。
大きい会場では、オペラグラスがあると見やすくなるでしょう。
初めて観戦に行く際には、どの位置がいいかスタッフに聞いてみてください。
丁寧に教えてくれるはずです。
集中力が勝負のスポーツなので、試合が始まったら、私語厳禁。
どうしても声援をおくりたいときは、撞き終わって頭を上げたとき、拍手や「がんばれー」「いいぞー」など声をかけてください。
あくまで応援という意味合いで、次の手のアドバイスにあたる行為は禁止です。
声援や私語は、常識の範囲内で行動しましょう。
憧れのプロ選手を写真撮影したい!サインが欲しい!
会場へ観戦しに行く理由として、目標の選手や憧れの選手の試合を見たいという方もいるでしょう。
試合中に写真を撮る行為は、原則禁止です。
どうしても撮影したい際には、主催者からあらかじめ許可を取っておきましょう。
許可があっても、フラッシュ撮影は迷惑になるので禁止です。
選手との記念撮影は、声をかければ気軽に応じてくれる選手が多いです。
記念撮影だけではなく、サインをしてくれる選手もいます。
ただし、試合前は集中していますので、試合が終わってから声をかけるようにしましょう。
月額の配信TVもあります
生で試合観戦したいけど、遠方なので行きづらいという方には、配信サービスがおすすめです。
ビリヤード専門誌『CUE’S』が会員制で配信している『CBNT』。
月額1,100円でプロの公式戦が見れたり、レッスン動画まで配信しています。
ライブラリには、過去の試合や決勝戦動画もあるので、手軽に伝説試合を見ることができます。
CBNTとは
1998年創刊のビリヤード専門誌『CUE’S』がプロデュースする日本唯一の会員制ビリヤード動画専門チャンネル。日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)、日本プロビリヤード連盟(JPBF)が主催する、ナインボール、テンボールからスリークッションまでの年間40試合以上に及ぶ公式戦決勝戦の独占配信を中心に、トッププロが技術と知識を伝授するハウツー動画、さらにCUE’Sの企画と連動したバラエティ豊富な特別番組など、ビリヤードがわかり、さらに楽しく、上手くなる厳選、高画質動画を毎週随時配信中!
ビリヤード動画専門チャンネル CBNT (CUE’S Billiard Net TV) より引用
もっと手軽に試合観戦を楽しむには?
CBNTだけではなく、YouTubeでも試合観戦をすることができます。
プロの試合はもちろん、アマの試合や国際試合を配信しているチャンネルもあります。
日本プロポケットビリヤード連盟(JAPA)の公式チャンネルでは、実況付きでLIVE中継をしているので、自身のプレーに活かせるでしょう。
YouTubeのメリットは、どこからでも見ることができ、速度が調整できる点です。
なかなか時間が取れないときには倍速再生したり、現地での観戦が難しいときにぜひ活用してください。
もちろん、生で観戦した後、再び自宅でゆっくり観戦するのもおすすめです。
だたし、決勝戦のLIVEは有料チャンネルの権利問題などのため、アーカイブに残らないことがあります。
まとめ
試合へ行って臨場感を感じるのも良し、配信サービスでの観戦で戦略を考えるも良し。
多くの大会が開催されているので、ぜひ一度観戦してみてください。
あこがれの選手を見たり、様々なショットに刺激され、より一層ビリヤード愛が深まるでしょう。
練習では新しい戦法や攻めのショットなどを試して、プレーを楽しんでください。