ドイツサッカーリーグ「ブンデスリーガ」の健全経営の特徴に密着!

ドイツのサッカーリーグ「ブンデスリーガ」。

アイントラハト・フランクフルトに所属する長谷部誠選手や鎌田大地選手を始め、多くの日本人選手がブンデスリーガでプレイしています。

ドイツらしい質実剛健ぶりはサッカー界でも波及しており、FIFAやJリーグなど多くのリーグ主催者が手本としているのも特徴的です。

そんなドイツブンデスリーガにはどんな特徴があって、どんな歴史を歩んできたのか、有名クラブの紹介と共に見ていきましょう。

ブンデスリーガの特徴

ブンデスリーガは、ドイツ国内のプロサッカークラブが集い各カテゴリーでリーグ戦を戦います。

1部はエアステ・ブンデスリーガ、2部はツヴァイテ・ブンデスリーガ、3部はドリッテ・リーガが正式名称です。

1部と2部にそれぞれ18チームずつ、3部は20チームが所属し、ホームアンドアウェイの総当たり戦で年間順位を決めます。

1部の下位2クラブは翌シーズンから2部へ自動降格し、下位から3番目のクラブは、2部の3位とホームアンドアウェイで戦い、勝てば1部残留、負ければ降格となります。

ブンデスリーガの1部と2部はドイツサッカーリーグが主催に対して、

3部はサッカードイツ代表のまとめ役でもあるドイツサッカー連盟が主催となっているのも大きな特徴です。

欧州5大リーグの一つ

ブンデスリーガに所属しているクラブは、

欧州ナンバー1のクラブを決めるUEFAチャンピオンズリーグや各大陸のトップクラブが集うクラブワールドカップでも好成績を収めてきました。

そのため、リーグランキングでも常に上位に位置しており、スペインのラ・リーガサンタンデール、イングランドのプレミアリーグ、

イタリアのセリエA、フランスのリーグアンと並んで欧州5大リーグの一つに数えられています。

更に、地域に根差したクラブ運営で、観客は自分の地域にあるサッカークラブを応援するのが日常となっています。

そのため、観客動員数は世界のリーグでもトップに立っており、

2部でも年間の平均観客動員数が1万人以上という輝かしい実績を持っているのがブンデスリーガの大きな特徴です。

堅実経営が魅力

ドイツのブンデスリーガの魅力的な特徴と言えば、身の丈に合った堅実経営を実践していることです。

ブンデスリーガでは、チームの収入に見合わない高額な選手の獲得を禁止しているため、選手の年俸や移籍金などで経営を圧迫することはまずありません。

1995年のボスマン判決以降、選手の年俸や移籍金が高額になってしまい、選手の移籍がマネーゲーム化してしまいました。

しかし、ブンデスリーガの規定上、年俸や移籍金の高い有名選手が獲得できないため、スター選手不在のブンデスリーガは一時期人気が低迷してしまいます。

しかし、若手選手の育成や将来有望な選手を他のチームから獲得し選手を育て上げ、他のリーグへ高額な移籍金で送り出すビジネスモデルを確立しました。

ブンデスリーガのビジネスモデルは他地域のサッカーリーグが手本にするほどで、

FIFAがブンデスリーガを参考にしたFFP(フィナンシャルフェアプレ-制度)を導入したり、Jリーグでもクラブライセンス制度を導入して経営の安定化を図っています、

ブンデスリーガの有名チーム

ブンデスリーガは、現在1強体制と言われていますが、2位以下のクラブは毎シーズン混戦をきわめています。

ブンデスリーガはどのクラブが上位になり、どのクラブが降格するのか予測が難しいリーグというのが大きな特徴です。

そして、毎シーズン優勝争いを繰り広げている、世界的にも有名なクラブがブンデスリーガにはいくつもあります。

ブンデスリーガの代表的なクラブをいくつか見ていきましょう。

FCバイエルン・ミュンヘン

ブンデスリーガの絶対的王者がFCバイエルン・ミュンヘンです。

2012年~2013年シーズンからリーグを連覇しており、昨シーズン前人未到の9連覇を達成しました。

ドイツのスタープレイヤーも数多く在籍し、日本にゆかりのあるデットマール・クラマー氏やフランツ・ベッケンバウアー氏、

ゲルト・ミュラー氏やローター・マテウス氏など著名な選手が過去に在籍していました。

現役の代表選手も数多く在籍しており、ポーランド代表のロベルト・レヴァンドフスキ選手やフランス代表のキングスレー・コマン選手やコランタン・トリッソ選手、

カナダ代表のアルフォンソ・デイビス選手などサッカーファンにはたまらない夢の競演を見ることができます。

FCバイエルン・ミュンヘンに在籍している選手は、ハリウッドスターもビックリなスキャンダルを度々起こすため、ミスターハリウッドと呼ばれていることで有名です。

バイエル04レバークーゼン

ブンデスリーガの強豪と言えば、バイエル04レバークーゼンの名前が一番に挙がるでしょう。

アスピリンを開発したバイエル薬品がオーナーのサッカークラブとして有名です。

ブンデスリーガでは、オーナー企業の名前をクラブ名に使用することが禁止されていますが、バイエル04レバークーゼンだけは特例で認められています。

多くの代表選手やスタープレイヤーを輩出してきましたが、優勝はDFBポカールとUEFAヨーロッパリーグの前身であるUEFAカップのみで、

リーグ、UEFAチャンピオンズリーグ、ドイツカップの最高成績が全て2位という不運を持ったクラブです。

そのため、シルバーコレクターやネバークーゼンと揶揄されることもありますが、今シーズンこそはと気迫のこもったプレイをしているのが特徴的なクラブです。

ボルシア・ドルトムント

日本サッカーファンに馴染みがあるブンデスリーガのクラブと言えばボルシア・ドルトムントでしょう。

元日本代表の香川真司選手がブレイクしたクラブで、現在タイプレミアリーグのBGパトゥム・ユナイテッドFCに所属する丸岡満選手も所属していました。

1996年~1997年シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たしますが、成績維持のため高額な選手を獲得しすぎたため経営が悪化、

ついには破綻寸前まで追い込まれます。

FCバイエルン・ミュンヘンなどの助力によって経営破綻を免れ、チームの経営を若手育成路線へと舵を切ったボルシア・ドルトムントは見事に復活します。

香川真司選手を始め、マンチェスターシティのイルカイ・ギュンドアン選手、

アーセナルFC所属のピエール=エメリク・オーバメヤンなど多くの有名選手を育て上げました。

実は意外!?かつての強豪クラブが2部リーグに在籍

ブンデスリーガは、FCバイエルン・ミュンヘンの1強体制を言われていますが、2位から下位のクラブは毎シーズン混戦しており

どのクラブが降格するのか全く予想ができないリーグとなっています。

そのため、ブンデスリーガで優勝経験があるクラブでも2部に降格することがあり、かつて栄華を誇ったチームが1部で観られない事態も度々起こります。

かつて強豪と謳われたクラブ、現在2部ですが来シーズン1部へ昇格を目指す有名クラブを一緒に見ていきましょう。

FCシャルケ04

サッカー元日本代表の内田篤人氏が在籍していたクラブで、数多くの代表選手を輩出してきたクラブがFCシャルケ04です。

ブンデスリーガでは常に上位に顔を出し、UEFAチャンピオンズリーグでも最高成績ベスト4という輝かしい実績を誇っていましたが、

オーナーのスキャンダルが勃発したのを皮切りにチームは内部崩壊してしまいます。

シャルケ04の黄金期を支えた元オランダ代表のクラース=ヤン・フンテラール選手がチームに戻って体制を立て直そうとしますが、

狂った歯車を戻すことができず、2020年~2021年シーズンのブンデスリーガで1勝もできずに2部へと降格してしまいました。

ハンブルガーSV

ブンデスリーガを3回制覇し、UEFAチャンピオンズリーグの優勝経験もある名門クラブがハンブルガーSVです。

サッカーの有名漫画キャプテン翼の天才ゴールキーパー若林源三が所属しているクラブで、多くの有名選手が在籍していました。

2010年以降成績が低迷し、残留争いに度々顔を出すようになり、2017年~2018年シーズンにクラブ史上初の2部降格が決定してしまいました。

まとめ

ブンデスリーガは、ドイツの国民性でもある真正面から1対1でぶつかるという伝統が大きな特徴です。

そのため、複数人数で囲ってボールを奪うことはあまりなく、攻守に渡ってスリリングな1対1を観ることができます。

現在はFCバイエルン・ミュンヘンが最強のブンデスリーガですが、必ず牙城を崩すクラブが出てきます。

最強クラブを倒し、一喜一憂するブンデスリーガを、今シーズンもどうぞお楽しみください。

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