クリケットは野球やサッカー、バスケットやバレーボールのように身近なスポーツというイメージなスポーツとは言えません。
まだ日本でもクリケットを知らない方も多いのではないでしょうか?
でも世界では、20億人ファンがいるとされています。かなりの人数ですね。
世界で競技人口が多いのが第1位のバレーボールです。第2位がバスケットボール、その次に卓球となります。
第4位がクリケット!競技人口が3億人いるとされています。世界的には、かなり人気が高いスポーツになります。
そんなクリケットのことを日本でももっとたくさんの方が知っていただくためにクリケットの豆知識をまとめてみました!
クリケット豆知識
- クリケットの発祥地はイギリスイギリスではクリケットが国技(伝説的な競技)となっています。何世紀も前からクリケットは行われてきた競技になのです。
- イギリスでは、1試合最長なんと!!5日間もかかって行われた試合があった。近年ではクリケットの知名度や観客数などを増やすため、ルールとして1試合おいて数時間程度で終了することが決められました。さすが5日間も試合が続くと体力的に大変そうですね…。
- よく耳にする「スポーツマンシップ」という言葉は、クリケットから生まれたものと考えられています。クリケットはルールを守り、相手選手への尊重を忘れずに行われるスポーツとしてスポーツマンシップという競技にふさわしいスポーツになります。
- クリケットの由来はバットでボールを打ったときに発せられる音が、コオロギの鳴き声に似ているからクリケット(cricket)と名前がついたそうです。実はもう一つ説があり、各地の松葉杖「crutch」や棒切れ「krick」を表す言葉が元になったと言われています。
- クリケットのルールは、1835年、世界最古のスポーツクラブ、マリラボーン・クリケット・クラブが制定されたと言われています。他のスポーツは、何度もルールを見直しながら行われてきましたが、クリケットだけは、ルールを変えずにずっと変わらずに同じルールで今まで行われいます。
クリケットの歴史
クリケットとは、野球の原型になったとも言われています。
クリケットは13世紀に羊飼いの遊びとして始まったとされています。
羊飼いが使っているステック、棒のようなもので自分達のゲートに投げ込まれないようにボールを阻止するというものでした。
そんな遊び進化していき、17世紀以降にイギリスからオーストラリア、南アフリカ、インドなど、イギリスの植民地化にクリケットを広げていきました。
1970一年からW杯(ワールドカップ)が開催されクリケットの人気が広がっていき年々競技人口も増えていくようになり知名度も上がっていきました。
現在では球技としての競技人口はかなり増え、世界でも人気のスポーツとして特に南アジアなどでは圧倒的なスポーツとして人気があります。
クリケットと野球の違い(豆知識)
野球と似ているクリケットですが野球とクリケットの違いを比べてみましょう。
道具
競技名 | バット | ボール |
クリケット |
ボートのオールのような形 長さ96.5cm以下 幅10.8以下
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コルクの芯+ウール(野球より固め) 重量155.9〜163g
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野球 |
筒のような形 長さ64〜68cm |
コルク+ゴム芯+羊毛+綿糸 重量141.7〜148.8g
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チーム人数
野球とクリケットは同じように2チームで分かれて競います。野球は、1チーム9人制でクリケットは、1チーム11人制になります。
⚾️野球は、守りとして各ポジションにいき、選手は必ずグローブを装着します。
🏏クリケットは、グローブを装着するのは、捕手だけです。その他の選手は素手でボールを取ります。
クリケットのルールを知ろう!
クリケットは試合開始前に先攻、後攻をコイントスで決めてから試合開始します。
- 守備側(守る側)チームはポウラー選手が1名、捕手(ボウラーを受ける役目)のウィケットキーパーが1名、フィールダー9名(フィールド守る)の合計11名になります。
- 攻撃する側のチームは、1番から11番まで打つ順番を決め、順番ずつ打っていきます。1番と2番はポジションにつき、それ以外は、ベンチで順番がくるまで待機します。
- 攻撃側の選手は順番になると、打者はボールを打つことをメインですがアウトにならないようにボールをあえて打たずに見送ることも可能です。
クリケットと野球のルールの違い
《投者編》
- 野球は、プレートの上に足がついていないと投げてはいけない。クリケットは、助走をつけ投げてもよいとされています。
- 野球ではワンボールはストライクと認められませんが、クリケットはワンボールもストライクと認められます。
- クリケットの場合、投者は肘を曲げて投げてはいけません。
《打者編》
クリケットはファールゾーンがない。
下の図のように円形になっています。円の中央にPitchと呼ばれる場所で投者と打者が対決します。
japanjournalsより引用
デットボールがない
野球の場合は体にボールが当たるとデットボールはなり、一塁に進むことができます。
クリケットの場合は、デットボールがないので体に当たってもボールが野手の間を抜けて打者が走れば得点の対象となります。
《野手編》
野球と違い、ボールを素手で受けます。ボールの受け方にもコツが必要です。
クリケットの珍しいルール
クリケットには、他のスポーツにはないルールがあります。実は、ティータイムという時間があります。
なぜティータイムがあるのでしょうか?その理由は、イギリス発祥であり18世紀から大切にしてきた文化になります。
イギリスには、アフターヌーン以外に1日何度もティータイムをします。
①試合が中にバテないように体調管理を考えてティータイムをします。
紅茶の成分には、ポリフェノールが含まれいるので脂肪を燃焼してくれる働きがあります。
グリコーゲンは、必要なエネルギー消費を抑える効果があります。
②敵や味方など関係なく、参加者との交流を深めることも目的としています。ティータイムの時間にコミュニケーションをとります。
(紅茶以外にもケーキやサンドイッチもあります。)
まとめ
クリケットの豆知識や野球との違いを解説させていただきましたが、野球とイメージが違い、イギリス発祥地ということからコミュニケーションを大切にするスポーツです。
ティータイムなどもあったりしてとても楽しいそうですね。クリケットのイメージが変わり日本でももっと広がるといいですね!