ダーツの歴史からプロの収入まで!きっと役に立つダーツの雑学!

ゲームセンターやダーツバーで気軽に楽しめるダーツ。お酒を飲みながら、みんなでワイワイ楽しんだことがある人も多いのではないでしょうか。

某テレビ番組のダーツの旅も、年代問わず根強い人気があります。

そんなダーツの、みんなで行ったときにきっと役に立つ雑学を紹介します。

雑学①ダーツの歴史

まず、ダーツはいつどこで誕生し、どのうようにして広まっていったのでしょう。

ここではダーツの歴史を紹介します。

ダーツの起源

ダーツの起源と言われているのは、今から500年以上前のイギリスです。

酒場に集まった兵士たちが、ワインの樽を狙って武器の「矢」を投げ、その正確性を競って遊んだのが始まりです。

百年戦争(1339~1453年)と言われる戦争の真っただ中だった当時は、ワインの樽も非常に貴重なものでした。

そこで、輪切りにした木が使われるようになり、年輪や、刺さった矢の跡で得点を付けるようになります。

次第に投げる矢が削られて短くなり、現在のダーツの形になったのです。

ルールの確立

現在のような、矢が刺さった場所で点数が加算される競技ルールが確立されたのは、1896年のイギリスです。

的に点数区分を刻んだことから、現在のダーツボードの形が出来上がりました。

また、元々は野外で行われていた競技だったのですが、イギリスの厳しい寒さの影響で徐々に屋内で行われるようになり、

気軽に楽しむことができる今の形に発展したのです。

大会の開催

1910年頃には、ダーツはイギリス人の間でかなり浸透し、多くのクラブチームが設立されました。

初めての大会が開催されたのは1927年のイギリスです。1000人を超える人々が参加し優勝を狙いました。

この大会は、第二次世界大戦(1939年~1945年)の影響を受けて一時は中断されましたが、

1947年以降から現在に至るまで、世界大会として開催され続けています。

日本でのダーツの浸透

1976年には、ロンドンで世界ダーツ連盟が設立され、翌年の1977年には日本もこの連盟に加盟しました。

しかし、この頃の日本ではダーツがあまり広まっていませんでした。

日本でダーツが広まったのは、1980年代にアメリカでたくさんの穴が開いた電子ダーツボードが開発され、

気軽に楽しめる娯楽としてゲームセンターなどに設置され始めてからです。

雑学②ダーツの種類

ダーツにはソフトダーツハードダーツの2種類があります。

ソフトとハードの一番の違いは、ダーツの先端の「ティップ」と呼ばれる針状の部分です。

その先端がプラスチック製なのがソフトダーツ、金属なのがハードダーツと呼ばれます。

世界的にはハードダーツが主流で、世界大会の多くがハードダーツで行われていますが、

日本のゲームセンターやダーツバーなどで見られるのはほとんどがソフトダーツです。

日本ではソフトダーツから始め、プロを目指す段階でハードダーツに移行する方が多いようです。

雑学③ダーツのプロ

今やダーツは世界各国でプレイされ、競技人口は2000万人以上とも言われています。

野球の競技人口が約3000万人、ラグビーが2000万人とされているので、世界的にみるとダーツは非常に人気のスポーツであることがわかります。

一方、日本での競技人口は20万人ほどなので、日本ではまだまだ主流のスポーツとは言えません。

では、プロのダーツプレイヤーにはどのようにすればなれるのでしょう。プロのダーツプレイヤーとは、ダーツの大会に出場したり、

スポンサー契約を結んだり、ダーツイベントの出演料やダーツ教室のレッスン料など、

ダーツをすることによって主な収入を得ている人のことを指します。

そして、彼らはどのくらいの収入を得ているのでしょう。

順番に見ていきます。

プロになる方法

日本でプロになるためには、プロのライセンスを取得する必要があります。

JAPAN」もしくは「パーフェクト」という団体のどちらかでライセンスを取得すると、その団体所属のプロになることができます。

今では、両団体を合わせて約2000人のプロがいると言われています。

もちろんライセンスは簡単に取れるものではなく、ダーツの腕を試される実技試験と、

プロ規定の内容を問われるテストや作文などの筆記試験に合格しなければいけません。

実技試験はJAPANがより難しく、筆記試験はパーフェクトの方が難しいとされています。

ただどちらの団体に所属するにも、ダーツが上手というだけではなく、規定の熟知やプロとしての自覚など、

磨かなければいけないことが多いことがわかります。

プロの収入

では、試験に合格し念願のプロ入りを果たしたあとは、どのくらいの収入を得られるのでしょう。

まず、収入と聞いて一番に思いつくのは、大会の賞金ではないでしょうか。国内では大会によっても異なりますが、

優勝賞金は約50~200万円だそうです。会場までの交通費や宿泊費を考えると、あまり多いとも言えません。

そして、プロのプレイヤー全員が目指しているのが、スポンサー契約を結ぶことです。

スポンサーがつくことで広告収入が入ったり、大会の遠征費やダーツ用品を支給してもらえたりと、至れり尽くせりなのです。

そんなプロの年収は、平均で300万円と言われています。

海外でも活躍するようなトップクラスの選手の中には、年収が数億円になることもありますが、それはほんの一握りです。

ほとんどの選手はダーツプレイヤーとしてだけで生活していけるのではなく、ダーツバーを経営したり、

平日は会社員として働いたりして生計を立てています。

まとめ

歴史からプロの年収まで、ダーツの雑学を紹介しました。

これくらいの多少の知識があると、今後、ダーツをもっと楽しむことができるのではないでしょうか。

 

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