ハンドボールはヨーロッパを中心に人気のスポーツです。
球技としての要素と、体をぶつけ合うのでフィジカル面も強くないといけないスポーツです。
今回は、ハンドボールが上手い人の特徴をまとめてみます。
ハンドボールが上手い人の特徴① シュートが速くて上手
ハンドボールは相手ゴールにシュートを放ち、その得点を競います。
ゴールキーパーがいるため、遅いシュートでは止められてしまいます。
なので、速いシュートが必要です。
得点をたくさん奪うためには速いシュートが打てることが重要になります。
助走をつけて打つ
速いシュートを打つためには、止まって投げるよりも助走をつけて打つのが大事です。
ハンドボールでは3歩まで歩けるので、そこで勢いをつけてから投げることでスピードがアップします。
体のひねりを利用する
速いシュートを打つには、勢いだけでなく全身を利用する必要があります。
右利きの人の場合、通常、左足でジャンプをします。
その後、体の左部分を前にしてゴールに向かって半身と体勢を空中で作ります。
そして左半身をゴールに正面となるように動かしていきます。右半身がゴールに向かっていく形になります。
この体のひねりを利用して、シュートしていきます。
ひねりを利用することで、以前よりも勢いのあるボールを投げることができます。
相手のタイミングをずらして打つ
速いシュートは魅力的ですが、試合中何度もシュートを打つと相手チームもそのスピードに慣れてきます。
そこで、シュートの速さだけでなく、タイミングをずらすことが大事になります。
たとえば、ハンドボールは通常3歩まで歩けますが、あえて2歩でシュートを打ちます。
キーパーからすると、いつもとタイミングが異なるため、準備が遅れます。
そこでシュートを打つと、決まりやすくなります。
また、キーパーだけでなく、相手ディフェンスもジャンプするタイミングが遅れます。
そのため、ディフェンスの手が邪魔にならず、シュートを打つことができます。
毎回同じタイミングでシュートするのではなく、ずらすことで相手を惑わせて、シュートの成功率を上げることができます。
キーパーとの駆け引きがうまい
シュートのタイミングと同じく、ハンドボールが上手な選手はゴールキーパーとの駆け引きが得意です。
相手キーパーが前に出ている場合は、ループシュートを狙います。
また、サイドシュートやポストからのシュートなどで、スペースがないときにキーパーの足の間にシュートを打ちます。
キーパーとの駆け引きがうまい選手ほどシュート成功率が上がりますね。
ハンドボールが上手い人の特徴② ジャンプ力がある
ハンドボールではジャンプシュートする場面が多いです。
ジャンプが高いほど、相手ディフェンスにさえぎられることなく、シュートを打てます。
そのため、ジャンプ力があればあるほど、ハンドボールでは有利になります。
また、ハンドボールでは6mラインの中にフィールドプレーヤーは入ってプレーはできません。
ただ空中はセーフなので、ジャンプすることでゴールとの距離を短くできます。
サイドシュートの場合はジャンプして中央に近づけば、角度が広がり、シュートコースが広くなります。
ジャンプ力が高い選手ほどハンドボールが上手な選手が多いですね。
ハンドボールが上手い人の特徴③ 体が大きく、体幹が強い
ハンドボールでは身体接触がかなり許されています。そのため、体が大きく体幹が強い選手が必要です。
背が高い方が有利だが、体幹の強さが重要
ハンドボールは上からシュートを打つ機会が多いので、背が高い方が有利です。
ただ背が低いから下手だというわけではありません。背が低くてもサイドプレーヤーはあまり関係ないです。
また、ジャンプ力があれば、背の高さもカバーできます。
背の高さよりも相手に負けない体幹の強さの方が重要です。
ハンドボールは接触プレーが多い
ハンドボールでは相手との接触が認められています。
ボールを持っている選手に対して、ディフェンスが体をぶつけて止めにいきます。
もし、そこで止められてしまうと、良い攻撃につながりません。
そのため、ハンドボールでは相手と接触しながらも当たり負けずにプレーを継続する必要があります。
なので、相手に当たり負けないフィジカルの強さが求められます。
また、ディフェンスの際は、攻撃時よりさらにフィジカルの強さが必要です。
相手の攻撃を止めるためには体をぶつけて相手の動きを止めなければいけません。
ぶつかっても倒れずにしっかり止めるフィジカルが重要になりますね。
ぶつかりながらもシュートまで持っていく体幹の強さ
接触が許されているハンドボールは常に綺麗な体勢でシュートが打てるわけではありません。
体勢が崩されながらもシュートを打つ機会がたくさんあります。
そのため、体幹が強い方が良いです。
また、ハンドボールではシュートしている選手にぶつかることはできません。
その場合、相手に警告が与えられたり、7mスローのチャンスが与えられます。
なので、上手な選手は相手にぶつかりながらでも無理やりシュートを打ちます。
上手な選手は簡単には倒れず、どんな体勢からもシュートを打つことができるのです。
ハンドボールが上手い人の特徴④ 視野が広く、周囲が見えている
ハンドボールは、プレー中に一瞬で判断しないといけない場面がたくさんあります。
攻撃しているときに、1対1で目の前の相手をかわしたとします。
そこで、シュートしようとするも隣のディフェンスの選手が寄ってきてシュートコースを防ぎにきました。
このときに味方のポストプレーヤーが余ることがあります。
または、ディフェンスが1人寄ったことで、味方にパスをしてその選手がフリーでシュートを打てる場合もあります。
もちろん自らシュートしようとするのは大事ですが、味方の選手を活かしたプレーができるのも上手な選手の特徴です。
そのためには、常に周囲の状況を確認できる視野の広さを持つことが大事ですね。
ハンドボールが上手い人の特徴⑤ 頭が良く、ずる賢い
ハンドボールが上手くなるには、頭を使うことも重要です。
ハンドボールではサインプレーも多く使います。
サインプレーをする場合は、狙い通りに正しく動かなければなりません。
そのプレーの意図や考え方、なぜその動きをするのかというのを理解する必要があります。
上手な選手ほどずる賢い
また、単純な頭の良さだけでなく、ずる賢さも必要になります。
たとえば、相手ディフェンスをブロックする際に、手を使ってはいけません。
ただ、上手な選手はレフリーに気づかれないように手を使うことがあります。
ファウルかどうかは審判が判断します。そのため、上手な選手ほど、反則ギリギリのプレーを選択します。
攻撃中には相手の反則を誘い出すのも上手い選手の特徴です。
ぶつかった際にそれほど強く当たってなくても、あえて大きく倒されたように見せます。
また、声を出して、ぶつかったことをアピールすることもあります。
その動きや声に惑わされてレフリーが反則を取る場合も出てきます。
ずる賢くプレーすることで、チームを有利な状況に導くのも大切ですね。
まとめ
今回はハンドボールの上手な選手の特徴をまとめてみました。
ハンドボールが上手くなるためには大切なポイントをおさえて練習や試合に挑むようにしましょう。