【ハンドボール】各ポジションの役割や身長別適正ポジションを解説

ハンドボールといえば、投げて走って跳んでとコートを縦横無尽に走り回り、体力のいる激しいスポーツのイメージがあります。

しかしその分、プレーにはいろんな要素が詰まっていて、見どころがたくさんあり、魅力のあるスポーツとして人気があります。

今回はハンドボールのポジションにスポットをあて、各ポジションの紹介や、ポジションの役割、身長別で向いているポジションなどを解説します

【ハンドボール】基礎知識とルール

ポジションの解説に入る前に、まずはハンドボールの基本と主なルールを紹介します。

  • コートの大きさは、縦40m×横20mです。
  • ゴールから6mの位置にゴールエリアラインがあります。このエリア内はゴールキーパー以外、守備側攻撃側どちらの選手も入ってはいけません。
  • ゴールから9mの位置にフリースローラインがあります。ゴールから7mの位置には7mスローとよばれるラインがひかれています。
  • 試合出場人数は1チーム7人で、コートプレーヤー6人ゴールキーパー1人となります。控え選手を含めて14人までベンチ入り可能です。
  • 選手交代はどのタイミングでも何度でも交代可能です。ただし必ず交代で退く選手がコートを出たあとに、新たにプレーする選手がコートに入らないと反則になります。
  • 試合時間は前後半各30分で行います。10分間のハーフタイムがあります。小学生は前後半各15分、中学生は前後半各20分で行われます。
  • 試合開始はコイントスで、ボールコートサイドを決めて、ボールを選んだ側のスローオフで始まります。

スローオフとは攻撃側選手1人がセンターラインを片足で踏み、レフェリーの笛から3秒以内にボールを投げることをいいます。

初心者には特に覚えてほしいルール

以下3点は、プレーするにも、観戦するにも、最初に覚えておきたいルールです。

  • ボールの扱い方として、ボールに触れてよいのは膝から上の部分になります。
  • 1人のプレーヤーがボールを保持できる時間は3秒までです。※ドリブルしていれば3秒ルールは適用されません。
  • ボールを保持したまま動けるのは3歩までです。

【ハンドボール】ポジションと役割

1チーム7人からなる各ポジションと、その役割を解説していきます。

  • ゴールキーパー(GK)

最後の砦として、相手のシュートを体を張って死守する守護神です。また守りだけではなく、

攻撃の起点となるパスも重要で、7人目のコートプレーヤーとしても欠かせません。

  • センターバック(CB)

ゲームを組み立てる司令塔の役割をします。敵味方の動きや試合の流れを見て的確に指示を出し自らもチャンスを逃さず得点も狙います。

冷静さと判断力、戦術眼が求められす。

  • レフトバック(LB)

ハンドボールではチームのエースがつくポジションです。ロングシュートやフェイントから相手をかわしてのシュートなど、

とにかく攻撃力と得点力が求められます。

  • ライトバック(RB)

こちらも得点を求められるポジションです。左利きの選手が入れば有利なポジションで、良い選手がいるチームは左右からの攻撃が迫力を増し、

相手チームには脅威となります。

  • ピボット(PV)

縁の下の力持ちといわれ、ポストともよばれるポジションです。相手をブロックし、パスを出し、時にはシュートも打つなど、

ハンドボールを熟知した選手が任されます。

  • 左サイド(LW)

攻守にわたりサイドを走り切る体力や俊敏性が求められます。

速攻のタイミングや相手との駆け引きも重要です。

一瞬のスキをついてのシュートも武器になります。

  • 右サイド(RW)

こちらのサイドも体力と瞬発力、速さが求められます。攻守の切替えの判断や、両サイドのバランスを考えてプレーします。

内側へ切れ込んでのジャンプシュートは見せ場です。

身長別で向いているポジションは?

リオオリンピックのハンドボールの選手データでは、平均身長は男子は191.5cm、女子で176.0cmとなっています。

日本選手の平均身長は男子185.5cm、女子が166.8cmです。

このデータからも、ハンドボールは平均身長が高く、身長は高いにこしたことはないようです。

特にゴールキーパーや、攻撃の中心となるレフトバックライトバックは高さが求められるプレーが多く、背の高い選手には有利なポジションです。

センターバッグも司令塔という役割もあり、高い位置からコート全体を見渡すのにも、背の高さはアドバンテージになります。

逆に左右のサイドポジションは、素早さや俊敏性が求められるので、身長が平均より低い選手の方が活躍しやすいポジションです。

ピボットも攻守にわたり、機敏に動けるスピードと体力が必要なポジションで、大きい選手よりも、比較的小柄な選手の活躍が目立ちます。

【ハンドボール】知っておきたい反則

基本的な反則を一覧で紹介します。

オーバータイム 3秒を超えてボールを保持すること。ただしドリブル中は適用されません。
オーバーステップ ボールを保持したまま、4歩以上移動すると反則です。ただしドリブル中は適用されず、歩数はリセットされます。
ジャッグル プレーヤーが投げたボールを、同じ選手が再び触れると反則になります。キャッチミスや故意でない場合は適用されません。
ダブルドリブル ボールをドリブルして一度手で持ち、再びドリブルするとダブルドリブルの反則です。
チャージング 攻撃側の選手が守備側の選手に対し、突破しようと体当たりするプレーです。ユニフォームをつかんで押したり、引っ張るのも反則となります。
トリッピング 故意に足をひっかけ、相手選手を倒したり、倒そうとすると、トリッピングの反則をとられます。
ホールディング 相手の動きを抑えるため、体に抱きついたり、捕まえて動きをとめる反則です。
ハッキング 相手選手の手や腕をはたいてプレーをとめたり、遅らせる反則です。特にシュートを防ぐときなどに、手や腕をはたいてしまうことが多い反則です。
キック ゴールキーパー以外、足でボールをプレーすることはできません。故意はもちろんのこと偶然にでも足にボールが当たるとキックの反則をとられます。
パッシングプレー 攻撃側が攻めない消極的プレーを続けると反則です。この時レフェリーは反則をとる合図を出します。それでも消極的プレーが続くと反則をとります。

プレー再開の仕方

反則があった後の再開の仕方です。

  • スローイン:ボールがサイドラインを割った場合、ボールが出た位置からスローインで再開します。
  • ゴールキーパースロー:攻撃側がゴールラインにボールを出した場合、ゴールキーパースローでゲームを再開します。
  • フリースロー:フリースローライン内で守備側が反則をした場合、攻撃側にフリースローが与えられます。

それ以外の場所で反則があった場合は、その地点からフリースロー再開します。

  • 7mスロー:攻撃側がシュート態勢の時に反則をした場合や、ゴールエリア内に入って守備をすると、相手チームに7mスローが与えられます。

まとめ

得点機会が多く、スピーディーで派手なプレーや激しいプレーが随所に見られるハンドボール

観るのも、プレーするのもお勧めのスポーツです。

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