ヨーロッパを中心に大人気のスポーツがハンドボールです。
日本でも中高生を中心に競技人口が増えています。
ハンドボールには7つのポジションがありますが、その中にはチームを引っ張る大事なポジションがあります。
今回はチームの中心となるハンドボールの花形ポジションについてまとめます。
ハンドボールの7つのポジション
ハンドボールには7つのポジションがあります。
以下がそのポジションです。
- 左サイド
- レフトバック(左45)
- センター
- ライトバック(右45)
- 右サイド
- ポスト
- ゴールキーパー
ゴールキーパーは文字通り、ゴールを守る選手です。
そのため、攻撃に参加する機会はほとんどないです。
それ以外の6人はコートプレーヤーと呼ばれ、攻撃、守備どちらも行う選手です。
左サイド、左45はコートの左側を動き、右サイド、右45はコートの右側を動きます。
センターは文字通り、コートの中心でプレーする選手です。
ポストは相手のディフェンスラインの間に位置して、攻撃を組み立てます。
ハンドボールの花形ポジションは?
ハンドボールの7つのポジションの中で、花形となるのはどのポジションでしょうか。
チームの攻撃の組み立ての中心はセンタースリー
チームの中心となるのはセンタースリーとも呼ばれる3つのポジションです。センタースリーは、左45、センター、右45です。
左右のサイドの選手はコートの端の方に位置し、ポストはディフェンスの間にいます。
そのため、攻撃を組み立てるのは左45、センター、右45が中心です。
そこで、この3人をセンタースリーと呼びます。センタースリーはボール回しの中心となります。
また、それだけでなく、ロングシュートやステップで相手をかわしてシュートを打つ機会が多いです。
センタースリーはパス回しの中でポジションを変えて攻撃してくることもあります。
そのため、ハンドボールでエースと呼ばれる選手はセンタースリーの3ポジションの選手の場合がほとんどです。
レフトバック(左45)がチームのエースポジション
センタースリーの中でも一番のエースポジションで、点取り屋となるのがレフトバック(左45)です。強いチームほど左45が得点を稼ぎます。
ハンドボールで得点を奪うには、まず力強いシュートを打つ必要があります。左45には速くて正確なシュート力が不可欠です。
それ以外に、相手を交わすテクニックも重要になります。
加えて、相手ディフェンスを崩していくには、9mラインの外側から打つロングシュートが大切です。
ロングシュートはディフェンスの上からシュートを打つので、身長の高い選手が有利です。
また、左45はエースポジションなので、当然相手ディフェンスのマークも厳しくなります。
ハンドボールはコートや動きがバスケットに似ていますが、バスケと比べ、身体接触が多いです。
体をぶつけることが認められているスポーツがハンドボールです。
そのため、相手との接触に負けないフィジカルの強さも求められます。
このように背が高く、シュートの強さや正確さだけでなく、テクニックや体の強さも求められます。
身体能力抜群なプレーヤーが左45の選手です。
チームで最も運動能力があり、パワフルな選手が任されるため、ハンドボールの一番の花形ポジションでしょう。
花形選手として一番上手くて、パワーのある選手が左45のポジションを任されます。
センターはチームの司令塔的な存在
左45がチームのエースなのに対し、センターはチームの司令塔の存在です。センターは攻撃の組み立てを求められます。
パス回しを考える、自らロングシュートを狙う、ポストにパスをするなど攻撃の選択肢を考え、実行していく能力が必要です。
パスの速さやタイミング、フェイント能力などテクニックがある選手がセンターを任せられます。
もちろん、テクニックだけでなく、自らシュートする必要もありますし、相手ディフェンスに負けない体格も必要です。
チームの中で最もテクニックがあり、状況を確認しながら、オールラウンドに活躍できる選手がセンターとなります。
ですので、センターは身体能力だけでなく、周囲の状況を冷静に判断する力が必要です。
自分だけで動くのではなく、周りを活かせるプレーヤーでなければなりません。
身体能力だけでなく、状況判断能力や冷静さが必要なのがセンターです。
チームの司令塔なので、左45と同じくらい人気も高く、花形ポジションと言えるでしょう。
ライトバック(右45)はサウスポーエース
右45は左45と同じくチームのエースとしてシュート力が求められるポジションです。
右45と異なり、左45は攻撃の際に、グラウンドの右側に位置することになります。
そのため、右手でシュートを打つより、左手で打つ方が投げやすいです。
右45は左利きの選手の方が有利です。左利きの右45がいると、両45から強力なシュートを狙うことができるのでかなり有利になります。
左利きで体が大きく、強いシュートを打つことができる選手がいれば、右45がチームの花形ポジションとなるでしょう。
また、右45は対面する選手が相手の左45です。よって、相手のエースがトイメンに立つことになります。
強力なディフェンスができれば、相手のエースの攻撃を潰すことができます。
また、攻撃で圧倒すれば、相手に大きくダメージを与えます。
相手のエースと対決するので、相手の左45を圧倒すれば一気に勝利が近づいてきます。
左45が強いチームはチーム全体が強くなりますね。
チームを影で動かすポスト
ここまでセンタースリーのポジションを紹介しました。
ただハンドボールにはもっと難しいポジションがあります。
それがポストです。
ポストプレーヤーは他の選手と異なり、唯一攻撃時に、相手ディフェンスラインの間に入ります。
他のプレーヤーがシュートを狙うとき、ポストプレーヤーが相手ディフェンスをブロックしたり、
シュートフェイントからパスをもらえるように位置取りをします。
センタースリーの選手が動きやすいように支えているのがポストです。
また、ポストはディフェンスラインの間にいるため、ボールをもらったら捕まる前に素早くシュートを打ちます。
体勢が崩れていてもシュートを打ち、決めるのが大事です。
なので体幹の強さだけでなく、相手に捕まらずにピボットする能力が必要でしょう。
他のコートプレーヤーとは大きく動きが異なるため、最も難しいポジションと言われます。ただ、その分最も重要なプレーヤーでもあります。強いチームには良いポストがいます。
相手ディフェンスの邪魔をし、センタースリーが自由に動けるようにします。加えて、自らもパスをもらって得点できるように動きます。
このように影の司令塔的存在がポストです。連携がうまいチームはポストが機能しているチームです。
ハンドボールに詳しい人ほど、ポストこそが一番の花形プレーヤーだという人が多いですね。
まとめ
ハンドボールはポジションによって役割が異なります。
強いセンタースリーがいるとチームも強くなります。ポストが良いとチームがうまく機能します。
ハンドボールの花形となるポジションの選手にぜひ注目してください。