アイスホッケーの歴史、盛んな国、日本の現状からその魅力に迫る!

『氷上の格闘技』とも呼ばれるアイスホッケー。

その歴史、盛んな国、日本の現状を見ることで、魅力に迫ります。

この記事ではその理由についてまとめていきます。

アイスホッケーの歴史

『氷上の格闘技』とも呼ばれるアイスホッケー。その起源はどこにあるのでしょう。

実は、起源説については数多く存在しており、発祥地として名乗りを上げている国々はいくつもあるようです。

有名なものでは、16世紀のオランダで描かれた絵画の光景がホッケーの起源とする説です。

また、スコットランドが発祥のシンティ、アイルランドが発祥のハーリング、

ネイティブアメリカンのチペア族のバケタウェイなどのスポーツとする説。

他にも、イングランドのバンディ、カナダのシニーやリケット、アメリカのアイス・ポロなども起源と言われています。

競技としてルールが定められたのは1877年で、カナダのモントリオールにあるマギル大学の学生らによって考案されました。

ルールを整備することで、当時は乱雑だった試合が洗礼され、これにより人気が高まったとのことです。

その後ヨーロッパにも広まり、1908年に国際アイスホッケー連盟が設立

当初はフランス、イギリス、スイス、ベルギーの4ヶ国の加盟でしたが、2021年現在では81の国と地域が加盟しています。

また、オリンピック競技としては1920年のアントワープ大会にて初めて実施されています。

この時は冬季オリンピックが開催されておらず、夏季オリンピックでの実施でした。

1924年のシャモニー大会から冬季オリンピックの種目となり、現在もなおメイン競技の一つとして挙げられています。

アイスホッケーの盛んな国

さて、アイスホッケーが盛んな国はどこでしょうか。

世界的に人気のスポーツですが、

特にカナダ、アメリカ、ロシア、スウェーデン、フィンランド、チェコ、スイスなどの国では盛んに行われています

特に北米ではNHLと呼ばれるナショナルホッケーリーグが開催されており、北米4大プロスポーツリーグとされています。

近年のアメリカでは人気低迷気味とのことですが、カナダでは最も人気のあるプロスポーツリーグとされています。

このNHLにおいては国際連盟とは異なる独自ルールが採用されており、そういう点も北米らしくていいですね。

日本におけるアイスホッケーの歴史

日本では1915年に長野県の諏訪湖で初めてプレーされたとされています。

そして、1930年に初めて世界選手権に出場し、1936年にガルミッシュ・パルテンキルヘン大会にてオリンピック初出場をしています。

その後、しばらく世界大会への参加はなく、再び出場したのは1957年の世界選手権でした。

1960年から1980年までは6大会連続で冬季オリンピックへ出場していますが、それ以降は出場権が得られておらず、

1998年の長野オリンピックの開催国枠での出場のみとなっています。

世界選手権では1970年からはプールB(2部)に定着。1978年にプールA(トップディビジョン)昇格のチャンスがありましたが、

惜しくも昇格に至らず、その後は逆にプールCに降格するなど苦戦を強いられています。

1998年から2004年まではアジア枠でプールAに参戦していましたが、成績は振るいませんでした。

日本国内では1966年に日本アイスホッケーリーグが開催され、日本初のウインタースポーツリーグとなります。

また、2003年には北米のNHLのアジア版とも言えるアジアリーグアイスホッケーが開催されました。

これはアジア各国の競合チームを集結させた大会を目指し発足されています。

初年度は日本リーグの間に開催という形を取られていましたが、

2004年度からは加盟チームが増え規模が拡大されたことにより、日本リーグは休止となりアジアリーグに一本化されています。

アジアリーグアイスホッケー参加チーム

2021年時点で加盟しているチームをご紹介します

2020-2021シーズンは新型コロナウイルスの影響で開催は中止

代わりにアジアリーグジャパンカップとして、アジアリーグに加盟する日本の5チームによって行われています。

2021-2022シーズンもジャパンカップとして開催予定。

アニャンハルラ

1994年に韓国内のアイスホッケーの人気を高めるために結成されたチームで、アジアリーグには初年度の2003-2004シーズンより参加。

2009-2010シーズンに韓国チームとして初のアジアリーグチャンピオンに輝いています。

その後も、2015-2016シーズンから3連覇を達成しており、アジアリーグにおいて強豪チームとなっています。

H.C.栃木日光アイスバックス

1999年の日本リーグから参戦しているチームで、20011-2012シーズンでの準優勝がチーム最高成績。

今シーズンは日本人初のNHLプレーヤーとなった福藤豊選手をキャプテンに迎え、初のチャンピオンを目指しています。

ひがし北海道クレインズ

長年活躍してきた日本製紙クレインズの廃部に伴い、引き継がれる形で設立されたチーム。

本拠地を釧路に移し、「ひがし北海道」のブランド化推進を担うチームとなっています。

レッドイーグルス北海道

2020-2021のアジアリーグジャパンカップ優勝で95年の歴史に幕を下ろした「王子イーグルス」を受け継ぎ、

企業チームからクラブチーム化したのが「レッドイーグルス北海道」です。

国内社会人チーム最多の53タイトルを獲得しているチームですので、クラブチーム化して更なる活躍に注目です。

サハリン

2013年に創設されたロシアのチーム。2014-2015シーズンよりアジアリーグに参入し、初年度よりプレーオフに出場するなど、

常に上位の成績を収めている強豪チームです。

2018-2019にアジアリーグチャンピオンに輝いています。

東北フリーブレイズ

2008年にアジアリーグ参入を目指し誕生したチーム。当初は実力面を理由に参入は見送られていましたが、

西武プリンス ラビッツ廃部に伴い、2009-2010シーズン参入の合意がされました。

2010-2011には、プレーオフ決勝が中止となり同順位ではありますが初優勝を果たしています。

その後も2度優勝する実力チームとなっていますが、ここ数年は苦戦が続き下位に甘んじています。

横浜グリッツ

2019年に慶應義塾大学アイスホッケー部OBにより発足された新興チーム。

プロ選手でありながら会社勤務も並行する「デュアルキャリア」を前面に出し、

アスリートのセカンドキャリアにおける課題解決のロールモデルを目指しています。

西武以来の関東圏拠点のチームとなり、ホームグラウンドも新横浜駅徒歩5分の立地であり、気軽に集まれる新たな熱戦の拠点として期待されます。

まとめ

アイスホッケーの歴史を辿ると、古くから世界で人気のスポーツであることが分かります。

氷上での競技であるため、そのスピード感は迫力満点であり、それもアイスホッケーの魅力の一つです。

日本では北海道を中心に盛んに行われてきましたが、野球、サッカーと比べるとまだまだ人気はありません。

新型コロナウイルスの影響でアジアリーグが中止になっているのは残念ですが、

ジャパンカップとして開催されているので盛り上がって欲しいですね。

また、2022年の冬には冬季オリンピックが開催されます。

女子チームは出場が決定されていますが、男子チームはまだ決まっていません。

ぜひ長野オリンピック以来の出場権を獲得してアイスホッケー人気に火をつけて欲しいと思います。

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