卓球でカットマンに向いている人は?徹底分析してみました

今、世間を騒がせている卓球。

かつては卓球王国と呼ばれた日本ですが、そのときの勢い以上の強さを見せていると言えるのではないでしょうか。

さて、卓球には戦型と呼ばれる考え方が存在します。

戦型は「せんがた」または「せんけい」と読み、どのようなプレースタイルの選手であるかを表す言葉です。

ざっと、有名な戦型をみてみましょう。

まず、「前陣速攻型」。

こちらは読んで字のごとく、台からあまり離れずに速攻をかけて、スピードで勝負していくスタイルです。

攻撃型で、昔であればペンホルダーの選手に多い印象でした。

次に、「両ハンドドライブ型」。

こちらは、フォアハンド・バックハンドともにドライブを繰り出していくスタイルです。

現代卓球では、台からあまり離れないことが多いですが、戦況によっては少し離れて中陣〜後陣で戦う場合もあります。

カットマンとは?

最後に紹介するのが「カット主戦型」。

今回、話題にしているカットマンの戦型がこちらです。

通常、台から離れて中陣〜後陣で、敵から放たれた攻撃を全て自分のバックスピンで上書きして、強烈な回転で返すという戦い方です。

卓球の戦型の中でも特殊なもののうちの1つであり、特にドライブマン対カットマンの試合は見応えがあるため、人気の戦型の1つでもあります。

ここでは、カットマンに向いている人の特徴を挙げていこうと思います。

カットマンに向いている人の特徴①粘り強い

カットマンに向いている人の特徴として、真っ先に挙げられるのが「粘り強い性格である」という点です。

カットマンは、基本的に自分から攻撃を仕掛けるのではなく、相手の攻撃を全て防御し、相手のミスを待つ戦型です。

絶好のチャンスボールが来たときは、自分からスマッシュを打つこともありますが、

基本は「耐えて、耐えて、耐えまくる」という戦い方なんですね。

いわば、対戦相手をイラつかせて自滅に導くのが基本筋であるため、自分が忍耐強くなければ務まりません。

そのため、普段から我慢強い性格である人が向いています。

もちろん、卓球以外のことでは我慢強くある必要はなく、

卓球のプレーのときだけ忍耐の必要なカットマンとして活躍する…というような選択肢もあります。

ただ、人間はどうしても勝負がかかると、本当の自分が出てしまうもの。

その時の状況によって、人格を変えることができれば最強なのでしょうが、それは非常に難しいと言わざるを得ません。

よって、もともと粘り強い人がカットマンに向いている、と結論づけることができます。

カットマンに向いている人の特徴②技術力が高い

特徴の2つ目として挙げられるのが、「卓球の全ての技術力が高い」ということです。

実は、「カットマン」という名称にもかかわらず、カットマンが試合でできないといけない技術はカットだけ、というわけではありません。

ドライブマンなど、攻撃型選手が基本的に身に付けている技術、すなわち、ドライブ、ミート、スマッシュ、ツッツキ、ブロックに加え、

カット、ロビングも操る必要があります。

攻撃型選手であれば、比較的台に近いところに陣取り、ピッチ速く決着をつけに行くことが多いので、

カットやロビングなど後陣で必要とされる技術は必須ではありませんし、これらを習得している選手は稀です。

しかし、カットマンはサーブ直後は台にくっついていて、レシーブをしたあとは基本位置が中陣〜後陣となるので、

前陣・中陣・後陣と全ての領域で戦うことができなければなりません。

そのため、通常の攻撃型選手より多くの技術、卓球で使われるほぼ全ての技術を網羅できている必要があります。

ここまで読んで、「じゃあ、初心者がいきなりカットマンになるのは無理なの?」と疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。

結論から言うと、不可能ではありませんが攻撃型選手として一人前になるよりは、かなり多くの時間がかかることを覚悟しておいてください。

まずは、ドライブ、ミート打法などの基本的な技術を習得した上で、少しずつカットの練習も入れていくというイメージです。

それじゃ、いつまで経っても勝てないじゃないか、と思われるかもしれません。

確かに、一人前のカットマンになるには、ドライブマンになるより時間はかかります。

しかし、カットマンの総数は決して多くありません。

特に、現代卓球では大半の人が攻撃マンです。

なので、攻撃型選手はカットマン慣れしていないため、カットマンとしてのそれなりの技術力をつけることができれば、

試合での勝率をグンと上げることができます。

道が険しく、難しい技術であることは確かですが、練習量に見合うだけの成果が見込めるのもカットマンの魅力の1つです。

特に、卓球を始める段階から、将来的にカットマンになることを意識するのと、しないのとでは大きな差が生まれます。

思い立ったら、毎日ほんの少しずつでも良いので、カットやロビングなどの練習も入れてみてくださいね。

カットマンに向いている人の特徴③攻守の切り替えが素早くできる

カットマンに向いている人の特徴その3は、攻守の切り替えの早さです。

通常の攻撃型選手でも、防御から攻撃、または攻撃から防御へ転じる場面はあるでしょう。

しかし、どちらかと言えば、攻撃型選手が防御をするときは、相手に押されている場合が多いです。

そして、防御に入ってしまうと、防御一辺倒になってしまい、なかなかそこから攻撃に転じることが難しくもあります。

しかし、カットマンは基本的に防御のみを行なっています。

防御時は台から離れてカットをしているので、そこから攻撃に転じる場合は台の近くまでダッシュすることもしばしばです。

そして、攻撃型選手と比べて、防御から攻撃に転じる機会が多いと、カットマンの試合をみていても感じるのではないでしょうか。

このように、カットマンは普段は防御一辺倒であるからこそ、少しの隙ができたときに瞬時に攻撃に転じることのできる、

肉体的な瞬発力と、頭の回路を攻撃用にスイッチングする、思考の瞬発力両方が必要となるのです。

カットマンに向いている人の特徴④とにかく持久力がある

カットマンには、とにかく持久力が必要です。

試合が始まる瞬間はサーブとレシーブがあるので、台に接近した状態からプレーを始めますが、もしもレシーブ側で、

相手のサーブがロングサーブだと判断するや否や、台から離れてカットに転じる必要があります。

そして、基本的に相手の攻撃は全てカットで返していくのですが、

相手はカットマンの体力を奪おうとしてくるので前後左右に必ず揺さぶってきます。

これらは当然の前提として、カットマンは通常の練習のときから、台にくっついたり、離れたり、というメニューを必ず組み込んでいます。

とにかく、持久力がないと厳しい戦型なので、

もし体力に自信はないがカットマン志望という方はランニングなどから始めてみるのも良いかもしれません。

まとめ

カットマンに向いている人の特徴を挙げてみました。

カットマン対攻撃マンの試合は、とかく長くなりがちなのですが、それだけにかなり見応えがあります。

攻撃マン同士の戦いも見ていて白熱しますが、片方がカットマンである場合は尚更熱い試合内容になることが多いです。

どれだけ攻撃を受けても、全ての球を拾いまくるカットマンを見ていると胸にこみ上げてくるものがありますよ。

カットマンには、一朝一夕でなれるものではありませんが、上記の特徴に当てはまった方は、

基本的な技術ができるようになったら徐々にカットの練習を入れていくと、卓球の幅が広がり楽しめるでしょう。

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