【表?裏?粒高?】卓球ラバーで回転をかけやすいのは?

卓球は回転のスポーツです。

ピン球の回転を操ることが上達の秘訣ですが、どうやって思い通りの回転をかけているのでしょうか?

実は、ラケットに貼ってあるラバー(ゴム製のシート)に秘密があるんです。

ここでは、卓球ラバーの種類とその特性に関して解説していきます。

卓球ラバーの種類にはどんなものがあるか?

皆さんは、卓球ラバーの種類をいくつご存知でしょうか?
レジャー用で売られているラケットを見ると、表面が粒々しているもの、逆にツルツルしているもの…。
2種類はご覧になったことがあるのではないでしょうか?
ラバーには、「裏・表・粒高・一枚」と主に4種類があります。
更に裏ラバーには、粘着ラバー(中国ラバーとも呼ばれる)という分類があったりと、細かく分けるとかなりの種類があるんです。
卓球を始めようと思ったけど、ラバーにそんなに種類があるなんて難しそう…。
そう思ったあなた、次の章では初心者さんにおすすめのラバーを紹介します!

初心者が選ぶべき卓球ラバーとは?

前述の通り、卓球は回転のスポーツ。
卓球を始める人が、まず知らなければならないのが、回転という要素なのです。
そして、その回転がかけやすい初心者向けのラバーが裏ソフトラバーです。
ちょっと卓球をかじったことのある人であれば、単純に「裏」、もしくは「裏ラバー」なんて表現したりします。
次の章では、裏ソフトラバーに関して詳しく解説していきます。

【やっぱり王道!】回転の王様・裏ソフトラバー

裏ラバーとは、見たことがある人が多いとは思うのですが、表面は粒がなくツルツルのものです。
回転をかけるのに邪魔な要素である粒がないので、プレーヤーの思い通りの回転をかけることができます。
初心者も扱いやすく、思った通りの回転が繰り出せる…。
それって最強じゃないの?と思われるかもしれませんが、裏ソフトラバーはその分、相手のかけた回転の影響をバッチリ受けてしまいます…。
表面に何もないので、回転を遮るものがない=ピン球がラバーに触れても一切回転が軽減しないんですね。
相手の打ってきた球の回転が強い場合、そのままラケットに当てるだけでは球は思った方向に飛んでいってくれません。
じゃあどうすれば良いの?ということなんですが、球をコントロールするための方法は次の2つ。
  1. 相手よりも強い回転をかける(回転の上書き)
  2. 相手の回転に合わせる(面でコントロール)

ここでは、それぞれの方法について詳しくは書きませんが、どちらがだけが優れていたり、

1つの方法だけ習得していれば良い、というものではありません。

自分で回転をかけれるようになれば、卓球台の上でピン球が自分の方に返ってきたりして面白いですよ!

また、卓球のラバーは多くの場合2枚貼ります。

多くの場合、片面には裏ソフトラバーを貼り、もう片面にこれから説明する異質ラバーを貼ります。

【ナックルを操る】表ソフトラバー

さて、お次は表ソフトラバーについてです。

先ほど裏ソフトラバーについて説明しましたので、イメージ的には表と裏ということで、ちょうど反対ですね。

お察しの通り、表面が粒々のものが表ソフトラバーです。

それなら見たことあるよ!という方が多いのではないでしょうか。

表ソフトラバーは粒々の面を駆使してナックルボールを操ります。

ナックルという言葉は野球などでよく使われますので、皆さん聞かれたことがあるのではないでしょうか。

表面に粒があるので、回転をかけることには適していません。

全く回転がかけられないというわけではないのですが、裏ソフトラバーほどの回転数を繰り出すことは難しいとされています。

しかし、逆に相手がかけてきた回転を打ち消すことができるのです。

粒の形状にも色々あって、粒の太いもの、細いもの、台形のもの…。

ラバーの種類によって、ナックルの出しやすさや、回転のかけやすさが変わってきます。

表ソフトラバーを使う選手の特徴として、あまり台から離れず、スピード感重視の試合運びをしていることが多いようです。

【回転を真逆にする】粒高ラバー

次に、粒高ラバーについて見ていきましょう。

粒高ラバーとは、表ソフトラバーの一種であり、名前の通り粒がとても高いものを指します。

見た目はイソギンチャクに近いかもしれません。

一度、想像してみてください。ピン球がイソギンチャクに当たるとどうなるか…。

そう、吸収されてしまいますよね。

少なくとも、裏ソフトラバーのようにピン球がラバーに当たって跳ね返る、ということはなさそうです。

そうすると、何が起きるでしょうか?

実は、粒高ラバーは相手の回転をただ打ち消すだけではなく、回転を真逆にして相手にリターンすることができるのです。

卓球の回転には大きく分けて上回転(トップスピン)、下回転(バックスピン)があります。

勝手に前に進もうとするのが上回転、逆に後ろに進むのが下回転ですね。

それらを真逆にしてしまうのです。

卓球をある程度プレーしてきた人にはお馴染みのラバーなのですが、初めて粒高ラバーのプレーヤーと対戦する人は頭が混乱してしまいますよね。

さっき自分が上回転をかけたから、来たボールは下回転…、などとプレー中に考えなければいけません。

そんなことから、粒高ラバーは「初見殺しのラバー」とも呼ばれています。

【異質】一枚ラバー

最近では見ることは少なくなりましたが、平成に入る前までは一枚ラバーを使っている選手は多かったようです。

一枚ラバーとは、その名の通り「一枚」であること、つまりゴム製シートの裏にスポンジが貼られていないラバーを指します。

先ほど紹介した裏ソフトラバーなどの、「ソフト」とは、スポンジ部分を指す言葉なのですね。

スポンジがないと、ピン球が飛んできても食い込みませんよね。

そこで何が起こるかというと、来た球を全てナックルで返すことができるのです。

じゃあ、表ソフトラバーみたいなもの?という質問が聞こえてきそうですが、思い出してみてください。

表ソフトラバーは、多少自分で回転をかけることはできました。

しかし、一枚ラバーは全く回転をかけることはできません。

まさに異質中の異質と言えるかもしれませんね。

それに、スポンジがないことから見た目はシールのような感じで、何より値段が安いです。

近頃では使っている選手をほとんど見ないため、うまく扱うことができれば、あなたの勝率を上げることができるかもしれませんよ。

【まとめ】自分に合った卓球ラバーの選び方

ここまで4種類の卓球ラバーを見てきました。

結局何が良いの?ということなのですが、おすすめはやはり裏ソフトラバーです。

少なくとも、2面あるうちの1面には裏ソフトラバーを貼っている選手が多いようです。

中には両面とも表ソフトラバーを貼っている、という選手もいますが、多くの人は両面ともに裏ソフトラバー、

または片面だけ裏ソフトラバーを使っています。

卓球を長くプレーする中で、自分のプレースタイルの幅に悩んだりすることがあるでしょう。

ラバーの種類を変えることで悩みの全てが解決するわけではないですが、今までできなかったプレーができるようになることもあります。

今はフリマサイトなどで、中古のラバーを安く買うことができるようになりました。

是非、いろいろなラバーを試してご自分にベストフィットする一枚を探してみて下さい。

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