テニス界の名言6選!「この一球は絶対無二の一球なり」最近の名言

テニス界の名言としてテニスプレーヤーの間で最も有名なのは、福田雅之助氏によるこの一球は絶対無二の一球なりでしょう。

松岡修造さんが1995年のウインブルドン大会で叫んだこの台詞は、テニスファンならずとも知っている人が多いかもしれません。

今回は、テニス界のレジェンドたちが残した名言についてご紹介します。

人生にも通じるテニス界の名言3選を紹介!

まずは人生にも通じるテニス界の名言について3つご紹介します。

「この一球は絶対無二の一球なり」by 福田雅之介

日本のテニスプレーヤーの間でよく知られている名言として有名なのは、

早稲田大学庭球部OBの福田雅之助氏による「この一球は絶対無二の一球なり」ではないでしょうか。

「この一球は絶対無二の一球なり」の全文はこちらです。

この一球は絶対無二の一球なり
されば身心を挙げて一打すべし
この一球一打に技を磨き体力を鍛へ
精神力を養ふべきなり
この一打に今の自己を発揮すべし
これを庭球する心といふ

福田雅之助は1919年に早稲田大学を卒業し、1922年には第一回全日本選手権大会で優勝。

日本代表であるデ杯選手となったほか、1924年にはウィンブルドン大会とオリンピック・パリ大会に出場したテニスプレーヤーです。

著書も多数残し、日本のテニスの発展に大きく貢献した日本のテニス界のレジェンドです。

テニスプレーヤーの間であまりにも有名なこの名言は福田雅之助が部に贈ったものとして、

現在も部室には額にいれた直筆の全文が飾られているそうです。

早稲田の選手のみならず幾多のテニスプレーヤーがこの言葉に感銘を受け勇気付けられました。

1995年に、当時日本人初の4大大会ベスト8を決めた松岡修造選手もその一人といえるでしょう。

松岡選手は勝利を決定づける大事なポイントの前に気合を入れるために、「この一球は絶対無二の一球なり!」と叫び、

そして勝利を呼び込みました。

この出来事が、「この一球」という名言が一般に広く知れ渡ったきっかけともいわれています。

また、1973年から1975年および1978年から1980年まで「週刊マーガレット」に連載された山本鈴美香によるスポ根漫画である

「エースをねらえ!」は、アニメ化、テレビドラマ化などもされ、当時の少年少女たちにテニスブームを起こした漫画としても知られています。

そんな人気作品「エースをねらえ!」の中でも、主人公岡ひろみが「この一球は絶対無二の一球なり」の全文を、

ライバルと試合を戦っている中で唱えられ、その読者にも大きな影響を与えた名言といえるでしょう。

「負けた時に学ぶことが重要だ」by ジョン・マッケンロー

The important thing is to learn a lesson every time you lose. Life is a learning process and you have to try to learn what’s best for you. Let me tell you, life is not fun when you’re banging your head against a brick wall all the time.

負けた時に学ぶことが重要だ。人生は学びのプロセスで、自分にとって何がベストなのか学ばなければいけない。いつもいつも頭をブロックにぶつけてばかりでは人生は楽しくないよ。

試合の時に、負けはじめると審判に文句をつけるなどして大暴れしていたマッケンロー選手も、深い名言を残しています。

テニスに限らず、人生が学びのプロセスそのものであり、常に負けた時にそこから何を学べるかが重要であると、

人生そのものに通じる言葉を残しています。

「勝った時も、負けた時も落ち着いていた」by ラファエル・ナダル

You have to accept both losing and winning well. I’ve stayed calm when I’m winning and I’ve stayed calm when I’ve lost.

負けも勝ちもうまく受け入れないといけない。私は勝った時も落ち着いていたし、負けた時も落ち着いていた。

長い間トップ選手に君臨するナダル選手は、気分の乱高下のあまりしない選手として知られていますが、

その背景にはこのような心持があったようです。

試合の勝ち負けに関係なく、心を落ち着かせるというのは、人生のいい時も悪い時も、浮かれたり悪い態度をとるなど

態度を変化させることなく落ち着いた気持ちでいることが大切だといっています。

とにかく負けず嫌い!名言3選

人生にも通ずる名言がある一方、トップスポーツ選手ならでは、絶対に負けたくない!という気持ちを表した名言も多々あります。

「2位になるのは最低だよ」by アンドレ・アガシ

Being number two sucks.

2位になるのは最低だよ。

1980年代から1990年代にかけて活躍したアガシ選手。30年ぶり史上5人目のキャリア・グランドスラムを達成した選手でもあります。

レンドル、サンプラス、チャンなどそうそうたるライバルが多かった時代において、トップの中でしのぎを削っていました。

「前を見るの」by シュテッフィ・グラフ

I never look back, I look forward.

私は振り返らない。前を見るの。

世界ランキング1位の在位記録は通算377週という、男女を通じて史上最長記録を持つ、

年間ゴールデン・スラムを達成した史上唯一のテニスプレーヤーでもあります。

そして、アガシ選手と結婚したことでも有名です。

夫婦ともに、常に勝利を意識していたことがうかがえますね。

「私はすべての試合で勝つわ」byマルチナ・ヒンギス

What’s rivalry? I win all the matches.

競走って何?私はすべての試合で勝つわ。

2000年前後に活躍したヒンギス選手は、その言葉のとおり、現役時代は本当に圧巻の勝ちっぷりでした。

平気で「私は負けない」ことを公言しており、ライジングショットの早い展開でパワーテニスを手玉に取り、

生意気との言葉もまったく気にしませんでした。

テニス選手の名言まとめ

トップの選手ならではの、人生にも通ずる名言がある一方、トップに君臨するための負けん気の強さがあらわれた名言もありました。

それを内に秘めるか、外に出すかという違いがありますが、コート上で1人で戦わざるを得ないテニスというスポーツの特性上、

トップで居続けるためには、負けず嫌いであるのは当たり前であるといえるでしょう。

テニス選手の名言を、テニスのプレーの参考にしていただくだけでなく、ぜひ人生においても参考にしていただければと思います。

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