水球は水中で行う球技であり、パワフルなスポーツの一つとされていて、ヨーロッパではメジャーなスポーツとして扱われています。
日本ではまだまだマイナーなスポーツであるため、子供のうちから水球を始めたいと、自発的に思う子はなかなかいないのが現状です。
しかし最近では、東京五輪での出場もあり、少しずつ水球というスポーツが日本でも認知されてきました。
子供の習い事や、身体を鍛えたいと思われてる方は、水球を始めてみるのも一つかもしれませんね。
さて、そんな水球は何歳から、どのようなきっかけで始めるのか、気になるところであります。
競技人口の少ないスポーツですが、水球日本代表選手から調査していきたいと思います。
【年代別】水球を始める年齢は何歳から?
水球を始める年齢は、何歳からなのでしょうか?
3歳前後から中学卒業あたりまでが、運動神経の成長がもっとも期待できる年代です。
そのなかで、3段階に分けられるゴールデンエイジと呼ばれる時期があります。
水球日本代表選手からゴールデンエイジ別に、調査しました。
プレ・ゴールデンエイジから始めた水球代表選手
基本的な運動能力を身につけるのに適している、年齢は3〜8歳までが大事とされています。
神経系がもっとも発達されるという、プレ・ゴールデンエイジの時期ですね。
この時期から、水球始めた日本代表選手をご紹介します。
水球を6〜7歳で始めた選手「稲場悠介選手」
稲場兄弟で話題の稲場悠介選手ですが、小学1年生のときに水球を始めています。
先に始めていた、日本代表である兄の航平選手の影響で、水球を始めたようです。
兄である航平選手も、弟と同じ年齢で水球を始めたとのこと。
水球を7~8歳で始めた「有馬優美選手」
もともと水泳を習っていた有馬優美選手ですが、小学生2年生のときに、水球に転向しました。
水球に転向したきっかけとは、元水球選手である父の影響とのこと。
水球の指導もしていくれていた、父からは常にチームワークの大切さを教えられたようです。
ゴールデンエイジから始めた水球代表選手
9〜12歳から、自分の思う通りに身体を動かせるようになる年代です。
この年代は、大きく成長が見込めると期待されています。「一生に一度の黄金期」ともされているゴールデンエイジと呼ばれる時期ですね。
この時期から、水球始めた日本代表選手をご紹介します。
水球を8~9歳で始めた「荒井陸選手」
水球を小学3年生のときに始めた、荒井陸選手。幼少期からスポーツが大好きで、運動能力抜群だったようです。
しかし、水球の練習に参加した際に何もできなかったこと。先に水球を始めていた、兄にからかわれたこと。
この悔しさをきっかけに水球を始めました。
水球を8~9歳で始めた稲場朱里選手
水球代表の航平・悠介選手と兄弟である、稲場朱里選手。兄弟の影響で、小学3年生から水球クラブに入ります。
水球を9~10歳で始めた荒木健太選手
幼稚園のときから水泳を習っていた荒木健太選手ですか、この頃から周りと比べて体格が大きかったとのこと。
現在は186cmと、高身長の選手の一人です。小学4年生のときに、水泳のコーチに誘われ水球に転向したようです。
ポストゴールデンエイジから始めた水球代表選手
13~15歳までは、神経系の成長が徐々に落ち着いてきて、身体がしっかりと作られる時期と言われています。
新しい技術を習得するにはあまり適していないようですが、骨格や筋力の発達を見込め、速さや力が備わってきます。
成長の個人差が大きいとされている、ポストゴールデンエイジの時期ですね。
この時期から、水球始めた日本代表選手をご紹介します。
水球を13歳~14歳から始めた志水祐介選手
中学2年生のときに、友達から誘われ水球を始めた志水祐介選手。
もともとはJリーガーなることが夢でしたが、ケガにより水球を始めたようです。
ちなみに中学、高校の教員免許を持っているとのこと。
水球を14~15歳で始めた大川慶悟選手
中学3年生で、友達から誘われ水球を始めた大川慶吾選手。
もともと中学時代に水泳をやっていたため、スピード力もあり豪快なプレーをします。2019年の世界選手権ではキャプテンを務めました。
水球を15から16歳で始めた小出未来選手
ポストゴールデンエイジ時期からは、少しズレがありますが、小出未来選手は高校1年生のときに水球を始めたとのこと。
水球代表選手と比べると、やや遅めの年齢から始めています。
もともとは水泳をされていたのですが、隣のプールで水球を楽しそうにやっているのを見て転向しました。
高校生から始めても日本代表選手に選ばれるには遅くないということが証明されますね。
水球を始めるメリットとは
日本では水球ができる水泳場が限られているため、なかなか競技人口も上がりません。
しかし、水球というスポーツはたくさんのメリットがあります。
それでは、水球を始めることでどんなメリットがあるのでしょうか。
- 全身が鍛えられる
- 体力がつく
- 心肺機能が強くなる
- 経験をされてる方が少ないため、経験者は重宝される
- 競泳の力がつく
- 自律神経のバランスが整う
- メンタルが鍛えられる
- 習い事の月謝が比較的に安い
- スポーツ用品代があまりかからない
などです。メリットは、多いにありますね。
水球を始めてから、風邪をひきにくくなった、水球を始めてから、身体も心も強くなったという声はよく聞きます。
水球を始めることで、健康な身体や、ちょっとやそっとじゃ折れない心を手に入れられるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
水球は何歳から始めるものか、どのようなきっかけで始めるものか、日本代表選手でまとめさせてもらいました。
3~8歳のプレ・ゴールデンエイジ時期から始める選手は少ない印象ですが、小・中学生から始める方が有利とされているようです。
中学や高校生のときに始める方でも、水泳の経験をされてる方が多いように思います。
そして、水球を始めるきっかけは、家族や周りの影響が多かったですね。
競技人口が少ないことあり、水球ができる場所は限られますが、子供の習い事には適したスポーツなのかもしれません。
また、身体を鍛えたいと思われている方でしたら、大学生や大人でも水球を始めることに遅いことはないと考えます。