サッカーやラグビーなどのスポーツが好きな人たちは、一度はエスコートキッズになってみたいと思ったことがありませんか?
本物のプロ選手と触れ合えるという経験は非常に貴重です。
かけがえのない思い出になることでしょうし、その後の人生に大きくかかわることもあります。
しかし、エスコートキッズになりたいと思っていても、実際にエスコートキッズについてよく知らないという方も多いでしょう。
そこで今回は、エスコートキッズになる方法や年齢制限、注意点などについてお話します!!
エスコートキッズとは
エスコートキッズとは、主にプロサッカーの国際試合や国内リーグなどで選手と手をつなぎ入場し、国歌斉唱まで付き添う子供のことを指します。
エスコートチルドレンやフェアプレーチルドレン、フェアプレーキッズと呼ばれることもあります。
エスコートキッズが初めて採用されたのは、1998年に開催されたフランスFIFAワールドカップのときです。
また、エスコートキッズは出番が終了した後には、観客席で試合を観戦することが可能です。
そしてこのエスコートキッズには、選手たちが子供たちの前でスポーツマンシップに則りフェアプレーをするという大きな意味が込められています。
サッカーでは、ときには激しい接触によるファウルになるプレーがあります。
そんな時でもフェアプレー精神を忘れることがないようにという意味がこめられ、ともに入場した子供たちに恥ずかしくない、
お手本となるプレーを心掛けなければなりません。
このことからわかるように、エスコートキッズという存在には、大きな役割があるのです。
エスコートキッズになるメリット
エスコートキッズを経験した人たちの中で多くの人はその経験がその後の自分の役に立ったと回答しています。
大勢の観客がスタジアムにはひしめき、テレビ中継まである大舞台に出るということで、よほどのことでなければ緊張せずにリラックスできるといいます。
これは生きていくうえで大変大きなメリットであり、エスコートキッズをやる理由として十分に足るものです。
またこのほかにも、単純にあこがれのプロ選手と触れ合うことができることで、一生心に刻まれる思い出に残るというメリットもあります。
この思い出を糧に、プロ選手を目指そうと決める人も多くいるようで、実際に現在プロとして活躍されている選手には、
過去にエスコートキッズをしたことがある人が大勢います。
エスコートキッズという経験を通じて、心身ともに成長できるわけです。
他にも、大きなメリットとして、仕事を終えたら観客席から試合観戦ができるというものもあります。
お子様にはこちらのメリットのほうがしっくりくるかもしれません。
エスコートキッズになるには?
エスコートキッズになるためにまずやらなければならないことは、募集をチェックして応募することです。
募集は主に公式ホームページにて確認ができます。「チーム名 エスコートキッズ」などで検索をかければ簡単に見つかります。
また、応募の条件は大会やクラブによって異なります。
保護者同伴が可能で、年齢条件をクリアしていれば誰でも応募ができる者もあれば、クラブのファンクラブの会員でなければ応募ができないという、
特殊な条件が必要なこともあります。
このエスコートキッズに選ばれるかはあくまでも抽選であり、非常に倍率が高いです。
そのため、ただエスコートキッズを経験したいということであれば、募集している特殊条件のないものに片っ端から応募するのも一つの手です。
最終的には抽選ですべてが決まるので、絶対に特定のチームのエスコートキッズをやりたい!!という強い希望があれば、
少しでも競争率を落とすためにも、ファンクラブに入会するのもいいかもしれません。
そうすることでライバルの数は自然と減り、倍率も条件なしでの募集のものよりは圧倒的に低くなります。
エスコートキッズに年齢制限はあるの?
結論から言うと、エスコートキッズに年齢制限はあります。
もちろんキッズでなければいけないわけですから、大人の方はなることができません。
では、エスコートキッズの年齢制限はどのくらいなのでしょうか。
数多く存在するエスコートキッズの募集を調べて確認したところ、基本的には6~10歳での募集が多かったです。
大会や競技によっても異なりますが、あくまでもエスコートキッズは小学生が対象ということです。
実例を挙げると、東京オリンピック2020の応募条件が小学1~6年生でした。
大会や競技によっては、10歳を超えてしまうと小学生でも応募することができない場合がありますので、
お子様がエスコートキッズに興味を持ったら早めに応募し、挑戦することをおすすめします。
エスコートキッズになるときの注意点
エスコートキッズになるということは、プロのスポーツ選手と接するということです。
その中にはもちろん海外から来た選手もいます。
この場合、コミュニケーションが取れるか否かがキーとなってきます。
当たり前のことですが、海外の人に日本の文化が通用しない場合もあります。
選手に喜んでもらおうと思って放った言葉やジェスチャーで、その選手が不快な気持ちになってしまうこともあります。
そのため、エスコートキッズになることが決まり、その相手が海外の選手であるということがわかったら、事前に言葉やジェスチャーについて学んでおくことが大切です。
また、その選手の母国語で応援する言葉や励ます言葉が伝えられたら最高です。
きっとそれはその選手もとても喜ぶことと思います。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
ここまでお読みになって、エスコートキッズというものがどういうものであるのかわかっていただけたでしょうか。
このエスコートキッズというものを知ることで、スポーツと触れ合う機会が、スポーツを行ったり観戦するだけではないとわかっていただけたかと思います。
選ばれるためには高倍率の抽選を潜り抜けなければならないという大きな壁が立ちはだかっています。
しかし、それを超えてエスコートキッズになることで、非常に貴重な経験ができます!!
心身ともに成長できるエスコートキッズに挑戦し、経験と思い出をつかみ取りましょう!