野球で、ピッチャーの爪をよく観察してもらうとわかると思うのですが、爪がピカピカになっていると感じるでしょう。
ピッチャーの中には爪にマニキュアを塗っている選手がいます。
もしかして、そのピッチャーはオネエ系なのか!?と思われてしまうかもしれませんが、決してオネエ系ではありません。
野球でピッチャーが爪にマニキュアを塗っているのには、とある理由があるのです。
ピッチャーの突然のトラブルには爪も関係している場合がある!?
野球でピッチャーのボールが、突然乱れた後にキャッチャーがピッチャーに駆け寄るシーンがあると思います。
それと同時に、ベンチからコーチが出てきた場合には、ピッチャーに何らかのトラブルを抱えてしまったことになるのです。
ピッチャーがトラブルを抱えた問題としてかんがえられるのが下記の3点になります。
- 肘または肩に違和感がある。
- 指先にできた、マメがつぶれてしまった。
- 指先の爪が割れてしまった。
事が考えられます。
この3つのトラブルの中で、爪にトラブルを抱えたのは、爪が割れてしまった場合です。
爪が割れてしまった場合には、痛みで投げることが出来ないためにピッチャー交代になってしまうのです。
この3つのトラブルのうちで、状況によってはトラブルを回避できる可能性があるのが、爪割れのトラブルになります。
ピッチャーの爪割れを防ぐにはどうするのか?
ピッチャーの爪が割れると、血が出ることになり、ボールにも血の跡がついてしまう事で、
キャッチャーにも爪割れかマメがつぶれたのかのどちらと判断することになるのです。
マメが潰れることは、ピッチャー自身でもいつ潰れてしまうかはわからないのが現状でしょう。
爪割れの場合には、ある程度爪に対して気を遣う事で、爪割れを防ぐことが可能なのです。
爪のケアをすることで、ピッチャーの爪割れは防ぐことが出来るようになります。
ピッチャーの爪割れを防ぐケアとして使われるのが、マニキュアなのです。
マニキュアを付けることで、爪の強度を上げることが出来るために投球中にピッチャーが爪を割る確率が減ることになります。
ピッチャーが爪にマニキュアを塗るのはなぜ?
ピッチャーが爪を割らないようにするためにマニキュアを付けるピッチャーが多くいます。
ピッチャーの爪が割れる原因には、下記の事が考えられるのです。
- 爪のケアをせずに、爪がある程度伸びた状態。
- 爪のケアをするときに、普通の爪切りを使っている。
この2点を行っている場合には、ピッチャーがボールを投げる瞬間に、爪が割れてしまうのです。
これは、硬球・軟球に関わらず、爪のケアを怠っていたり、気を使っていないと爪割れが起こってしまいます。
爪割れが、起こるのにはピッチャーが投球でボールをリリース(離す瞬間)に最後に力を入れるために、爪のケアによって割れてしまうのです。
- 爪をある程度伸ばしていると、リリースした瞬間に伸びた爪にボールがかかり、割れてしまいます。
- 普通の爪切りを使っている場合には、切った断面が細かいギザギザになってしまいそのギザギザの弱い部分がリリースした瞬間にヒビが入ってしまうのです。
- 普通の爪切りでは、深爪をしてしまう可能性もあるために、今度はリリースした瞬間に力がこめられないとう状況を作りだしてしまうのです。
ピッチャーの方は、爪のケアをするときに普通の爪切りを使用しないのがベストになるのです。
ピッチャーは爪のケアするときに何を使用するのがいいのか?
ピッチャーの方は、爪のケアで細心の注意をする必要があります。
普通の爪切りを使って爪を切れないという事ですから、どうやって伸びた爪をケアしなければならないのか?という事になります。
ピッチャーの方は、投げる方の手の爪に関しては、爪のケアについては、爪やすりを使用して爪を切るのではなく、やすりで凹凸なくキレイに削ることをします。
これだけでも、爪がボールをリリースした瞬間に割れることが少なくなりますが、これだけでは、完ぺきではありません。
爪の強度を出すために、マニキュアを爪に塗ることで爪の強度が上がり、リリースした瞬間に割れることが非常に少なくなるのです。
スポーツ用のマニキュアをしてもいいですし、ネイル用のトップコートのマニキュアを使用しても問題はないでしょう。
美容のマニキュアのトップコートをする場合には、トップコートは紫外線を当てて固めるものがありますから、
その場合には、トップコートを塗る前に水絆創膏を爪に塗っておくのがベストになります。
爪にマニキュアやトップコートを付けたままにしてしまうと、爪本体が弱くなってしまうので、
試合が終わった段階でマニキュアやトップコートを外す必要があるのです。
マニキュア以外でピッチャーの爪を保護する方法とは?
ピッチャーがマニキュアやトップコートをする理由が何となくわかってもらえたでしょうか。
普段の練習時にはマニキュアやトップコートは必要なのか?という疑問が出てきますよね。
そこまで、気にしていないよ!という方もいるでしょうが、硬式野球のピッチャーの場合には、練習時でもマニキュアやトップコートを使用することがベストです。
なぜなら投球練習中でも爪が割れる可能性があるかになります。
マニキュアやトップコートを付ける他にも練習中には、もう少しピッチャーは爪に気を使うようにしなければなりません。
明日試合に登板にも関わらず、前日に爪が割れてしまったなんてことになったら、自分だけではなく、チーム全体に迷惑をかけることになるからです。
出来れば、練習中にもマニキュアやトップコートを付けておきましょう。
野球の練習中にはマニキュアやトップコート以外でも爪を保護する!
ピッチャーになるとここまで、シビアーに爪の管理をしなければならないのか?と思われた方も多いことでしょう。
実際プロ野球などでは、ほぼ常識的感覚になるのですが、最近では高校野球でもピッチャーはプロと同じように爪のケアについて悩んでいたりするのです。
それだけ、気を使わなければならないことになります。
練習中には、一応マニキュアやトップコートはつけているが、それでも心配!というピッチャー当然いるのです。
この場合には、マニキュアやトップコートを施した爪の上から、さらにテーピングを爪の形に切り取り爪に張り付けることで、更に爪を保護することが可能になります。
ただし、この爪テーピングは試合では、使用することが出来ません。
それは、野球の規定に書かれており、ピッチャーは投げる手には何も付けてはいけないという事が書かれています。
試合では、マニキュアやトップコートはつけているのではなく、塗っているので問題はないのですが、
テーピングは爪に張り付けていることから禁止事項になっているのです。
微妙な気もしますが、テーピングの場合はつけていることになりますし、指の腹にテーピングを張られてしまうと、
ボールの変化に大きな影響が出るからと考えられるからです。
試合時には、マニキュアやトップコートで対応して爪の保護を図るのがいいでしょう。
まとめ
ピッチャーがマニキュアを塗ることについて紹介してきました。
- ピッチャーは投球時に爪のケアをしていないとリリース時に爪が割れてしまう
- 爪のケアは爪切りではなく、やすりを使ってケアをする
- ピッチャー爪のケア以外に爪の補強をするためにマニキュアやトップコートを塗る
- 練習時にもできれば、ピッチャーは爪のコーティングをして更にテーピングを爪の形にして張り付ける
- テーピングは、練習時は問題ないが、試合時には使用することが出来ない。
ということになります。
自分が野球をしていた時は、マニキュアやトップコートを塗ることはなかったですが、プロとなれば1球1球が査定になりますから、
体を大きくするだけでなく、繊細な爪の部分までケアをする必要があるのでしょうね。