ダーツと言えばお酒やバーを連想し、大人なイメージやかっこいい印象を持っている人が多いのではないでしょうか。
学校教育やリハビリ、ストレス発散と幅広く用いられているダーツですが、
ドラマや映画の中でダーツをしている大人がかっこよく見えたりしますね。
そこで今回は、ダーツのかっこいいダーツ用語や珍しい用語を集めてみました!
初心者やダーツを始めてみたい方は、用語やルールを知るところからスタートするといいでしょう。
かっこいいダーツ用語
映画やドラマでかっこいい大人の演出としてダーツやビリヤードがありますね。
日本テレビのドラマ『あなたの番です』や、韓国ドラマ『わかっていても』、そのほか海外のドラマや映画でもダーツのシーンが出てきます。
普段ダーツにあまり馴染みのない人は、ダーツ中に発せられる用語を聞いてよく意味は分からないけどかっこいい、と思う人もいるかと思います。
そんなかっこいい用語をいくつか厳選してご紹介していきます!
ブル
まず、一番わかりやすく頻出する用語が「ブル」です。
ドラマ『あなたの番です』で頻出した重要なワード、ということで「ブル」という用語を知った人も多いのではないでしょうか。
ブルとは、ダーツボード(的)の真ん中の部分のことで、当てると高得点の50点のポイントを獲得できます。
ブルにはインナーブルとアウターブルがあり、最も中心部分をインナーブル、ブルの中でも外側の枠内をアウターブルと呼びます。
ダーツの的の中心部分に当てるには相当な練習をしなければなりませんし、センスやスキルが求められます。
ブルに当てることができたらとてもかっこいいですね!
「ブル」の語源は「ブルズアイ」と言われています。
ブルとは闘牛のことで、その牛の血走った目のことをブルズアイと言います。
ダーツボードの中心部分は赤と黒で塗られているものがおおいので、闘牛の血眼のように見えますね。
ハットトリック
ハットトリックとは1ラウンドで3本ともブルに入ることです。
3本ともインナーブルに入った場合「スリーインザブラック」と呼びます。
3回連続ブルに入れるのは、相当難易度が高いのでヒーロー扱いされるくらいかっこいいですね!
ダーツにはカウントアップ、ゼロワン、クリケットと3つのゲーム方式がありますが、
そのうちカウントアップでは8ラウンドでの合計得点で競います。
1ラウンドにつき3本ダーツを投げ、最終8ラウンドまで行います。
その中で1ラウンド3本中3本ともブルに入ることを「ハットトリック」と言います。
サッカーの場合1試合で1人で3点得点を決めることをハットトリックと言いますが、それと同じでダーツの用語でもあるのです。
はイギリスの国技でもあり競技人口が世界2位であるスポーツ、クリケットが始まりと言われています。
ピッチャーがバッターを3連続アウトにしたら帽子が贈呈された、ということから「ハットトリック」と呼ばれるようになったのだとか。
スリーインザベッド
1ラウンドで同じナンバーのダブル、もしくはトリプルに3本とも刺さることを「スリーインザベッド」と言います。
略して「ベッド」という場合もあります。
ダーツボードには外側からダブル、トリプルととても細い枠が作られています。
外側の細い枠をダブル、内側の細い枠をトリプル、中心部分がブル、それ以外の部分がすべてシングルという振り分けになっています。
その中で3回とも同じナンバーのダブル、もしくはトリプルに命中させることを「スリーインザベッド」と言い
「スリーインザブラック」と同じくらい難易度が高いです。
3回ともブルに入れるのも、3回とも同じトリプルに入れるのも至難の業なので入ったらそれはそれはかっこいいですね!
グルーピング
グルーピングとは投げた3本を近い場所に刺すテクニックのことです。
3本ともブルに刺さったり、ダブルやトリプルに刺さったりするほど難易度は高くありませんが、難易度は高くコントロールの精度が試されます。
たまたまグルーピングとなることもありますが、こちらもかっこいい技の1つです。
トンエイティ
トンエイティとは1ラウンドで最高得点の180点を獲得することです。
ダーツボードには1~20までそれぞれ数字が振られており、それぞれの数字にダブルやトリプルのゾーンがあります。
一番大きい数字の20の中のトリプルに3回命中させた場合、20×3=60点を3本なので合計180点得ることができますね。
トンとは、101点以上をスコアした際に使われる言葉で、101点~150点までを「ロウトン」、151点以上を「ハイトン」と呼びます。
トンエイティは「TON80」と表記されます。
ハイトンやロウトンも高得点でかっこいいですが、最高得点のトンエイティを決めたときは思わずガッツポーズをしてしまいそうですね!
一風変わったダーツ用語
ここまでかっこいい用語をご紹介しましたが、ダーツ用語はそれだけではありません。
闘牛を意味する「ブル」のように、ダーツ特有の変わった用語もあるので、ご紹介します!
ホワイトホース
ホワイトホースとはクリケットで出すことのできるアワードです。
3本すべてを別々の数字のトリプルに入れると出現します。
クリケットは「15、16、17、18、19、20、ブル」のいわゆる「クリケナンバー」のみしか使えないルールなので、
ホワイトホースを出すには15~20のトリプルに入れる必要があります。
「15、15、20」や「18、20、18」のように同じ数字に入ってしまったらカウントされないので、
すべて違う数字のトリプルに入れるというところが肝となってきます。
ホワイトホースはあまり狙うことがないので、少しレアなアワードなのだとか。
ホワイトホースは「白馬」と訳されますが、ダーツのアワードとして使われるホワイトホースの由来は遊園地のメリーゴーランドなのだとか。
3つの数字のトリプルリングの上を、馬が円を描いてパカパカ走るのがメリーゴーランドのようで「ホワイトホース」と呼ぶようになったという説があります。
シャンハイ
シャンハイは3本がすべて同じ数字のシングル、ダブル、トリプルに刺さることを言います。
シャンハイとはダーツゲーム方式であり、1~20もしくはブルの中で指定された数字に順番に当てていくゲームです。
その際同じ数字のシングル、ダブル、トリプルに入れることができればそこで終了となります。
シャンハイも狙い通りに的を射る必要があるため、難易度が高く決まった時はとてもかっこいいですね!
ミッキーマウス
カウントアップ、ゼロワン、クリケットとあるうちのクリケットの別名を「ミッキーマウス」といいます。
なぜクリケットのことを「ミッキーマウス」と呼ぶのかは不明ですが、ミッキーマウス・マーチの中に『ピノキオ』に登場するキャラクター、
ジミニー・クリケット(コオロギ)が登場しています。
まとめ
ダーツの用語にはかっこいいものがたくさんあります。
「トンエイティ」や「ハットトリック」など高得点が出せる、努力の賜物ともいえる技もいくつかありましたね。
ダーツは雰囲気を楽しむかっこいい遊びと思われがちですが、
実はとても奥深くて練習に練習を重ねてかっこよく競技ができるというスポーツでもあるのです。
最近では中学生や高校生の精神力・運動機能・自律神経・集中力・計算力を鍛えるために、学校教育として取り入れるところも増えてきました。
リハビリや認知症の予防としてもダーツが取り入れられているので、
練習する機会があればぜひ難易度の高い「トンエイティ」などを目指して頑張ってみてください!