ちょっとした隙間時間でも遊べるスポーツである、ダーツ。
デートや遊びに行くときなど、ふらっとダーツ場に寄るという人も多いのではないでしょうか。
最近ではネットカフェにダーツ場が併設されていたり、ゲームセンターにダーツマシンが設置されていたりと、
気軽にプレイできるようになりました。
ところが、シンプルな動作が多いからなのか「ダーツを趣味にするにはダサい」と思う人もいるようです。
ダーツがダサいと思われてしまうことは、ダーツ好きにとってはこの上なく残念なことです。
そこで今回は、初心者の人でも楽しみながら長く続けられるコツをお伝えしていきたいと思います。
日本におけるダーツの歴史
的に狙いを定め、投げるだけでゲームが成立するダーツは、誰でも行える親しみやすいスポーツです。
そんな親みやすいダーツではありますが、歴史は意外と古く、起源は500年以上前に遡ります。
1945年のバラ戦争(イギリスで起こった内乱)に出征した、当時のイギリス軍兵士の余興によって誕生しました。
諸説あるようですが、武器である矢を素手で投げ、腕を競い合ったことが始まりとも言われています。
当時はワインの樽や木を的にして競っていたようです。
そして時は流れ、現代。今ではダーツマシンを使ったダーツが主流ですね。
最初のダーツマシンは1980年代にアメリカで開発されました。
当時は日本の競技人口はそれほど多くはありませんでしたが、ダーツマシンによる演出は画期的でした。
バーやアミューズメント施設で設置されたことで注目を集め、徐々にダーツの人気が高まっていったのです。
そのため、ダーツ自体の起源は古いものの、日本におけるダーツの歴史はまだまだ浅いと言えます。
なぜダーツが趣味だとダサいのか
前述のように日本での歴史は浅いものの、気軽に始められるとして人気の高いダーツ。
その親しみやすさ故なのか、たまに聞こえてくるのが「ダーツが趣味だとダサい」という声です。
その理由を敢えて挙げるとするならば
- 地道な練習が続くから
- 動きがシンプルだから
- 手軽に始められはするが、上達するのに時間がかかる
ということが考えられます。
しかし、ダーツに限らずスポーツは地味な練習の連続です。
シンプルな動作なだけに、的を狙い続けるというのは至難の技なのです。
ある程度慣れた人でも、場所や靴が変わるだけで普段と同じように投げられなくなることもあります。
誰でも始めやすいスポーツだけに、すぐ技術的な壁にぶつかる人が多いことも理由の1つなのではないでしょうか。
心が折れかけてしまったら
ずっと練習しているのになかなか上達しないというのは、誰だって苦しいものです。
せっかく好きで始めた趣味が苦痛になってしまっては、もったいないですよね。
ここからは、心を折らずにダーツを楽しむためのコツをお伝えしていきます。
フォームを指導してくれる店員がいるダーツバーに通ってみる
よく聞くのが「同じ時期に始めた友人にレートを越された」「いくら練習してもレートが上がらない」といった声です。
せっかく練習しているのに上達しない時期が続いたら、煮詰まってしまいますよね。
そんな状況を打破するための手段として、ダーツバーの利用がおすすめです。
ダーツバーと聞くと身構えてしまう人もいるかもしれませんが、全てが敷居の高い場所という訳ではありません。
バーによっては初心者向けのイベントを開催していたり、店員さんがフォームの指導をしてくれるお店もあります。
1人で行くのが不安な場合は、気になるダーツバーに友人と一緒に行くと安心感が増すのではないでしょうか。
バーと言っても、基本的にはダーツ好きな人たちが集まる場所です。
居心地のいいお店を見つけられれば、練習場所として、息抜きできる場所として通い続けることができます。
専門店に行って自分に合うダーツを見繕ってもらう
ダーツ初心者にとって、マイダーツを揃えることは憧れの1つですよね。
専門店で買う人もいれば、ネットカフェやアミューズメント施設にあるダーツショップで買う人もいるかと思います。
どちらで買うにせよ、ショーケースに飾られたダーツを見ると、つい飛びついてしまうことがあるのではないでしょうか。
しかしながら、見た目だけに囚われてしまうのは要注意です。
実際に使い続けたときに違和感があったり、練習を続けてもフォームが安定しない…なんてことがあるからです。
そうは言っても、自分に合うダーツがどんなタイプのものかを判断するのは難しいところ。
そんなとき、おすすめなのがダーツ専門店に足を運んでみることです。
ダーツに詳しい店員さんがいることが多いので、相談しながら選ぶことできます。
自分専用のダーツをカスタマイズすることができるのは最大のメリットです。
カッコイイだけで選んだものよリもパーツ1つ1つにこだわって選んだダーツの方が、思い入れも違ってくるのではないかと思います。
他にも、一目惚れしたこのパーツだけは絶対に譲れない!ということがあれば、事前に相談しておくのも1つの手です。
家にダーツボードを設置する
先ほど、ダーツの趣味がダサいと思われてしまう理由の1つに「地道な練習が続くから」だとお伝えしました。
ダーツマシンには1人で練習を行えるプラクティスモードがあるので、日々練習に励む人もいるかと思います。
ただ、ダーツ場では練習している姿を他人に見られるというデメリットがあります。
このデメリットについては、ジムのトレーニングを例にすると分かりやすいかもしれません。
例えば、1人で黙々とトレーニングを行うことでやる気が続く人と、誰かに見られていることでトレーニングのやる気が起きる人。
前者のようなタイプの人は人前の練習だと緊張してしまい、実力が出し切れないケースもあるのです。
とはいえ、上達するには練習は欠かせませんよね。
練習はしたいけど人の目が気になってしまうという場合は、自宅にダーツボードを設置するのがおすすめです。
1万円以内で購入できるシンプルなものから、LEDライトが付いた本格的なボードまで、種類も値段もピンキリです。
家だと騒音が気になるという人には静音に特化したダーツボードもあります。
このように、落ち着いた環境の中でじっくり練習できるというのがダーツボードの最大の魅力です。
技術が安定してきたらゲームセンターなどのダーツ場に足を運び、
マシンを使ってレートの確認を行うというのが上達への近道の1つと言えるかと思います。
まとめ
どのスポーツにも言えることですが、上達するためには地道な練習を積み重ねていくのが基本です。
そんな中でも、特にシンプルな動作が多いダーツ。
趣味にするにはダサいと感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし、自分が狙った場所にダーツが刺さった時の喜びや、ブルに入った時の嬉しさは他のスポーツにも負けず劣らずです。
ダーツマシンの改良も進み、レートの確認やプレイ自体も快適さを増すばかりです。
音や映像の演出も、ますます豪華になっていくのではないでしょうか。
地道な練習が少しでも楽しい時間となるよう、皆さんもぜひお気に入りのダーツを見つけてもらえればと思います。