今回はサッカーファンなら誰もが知っているビッククラブ、スペインの「FCバルセロナ」の歴代10番をご紹介します。
サッカーでは背番号10番は、チームの中心選手やエースストライカーが身に着ける番号で、チームの中で一番上手い選手とされています。
そんなビッククラブ「FCバルセロナ」の歴代10番はどんな選手なのかをこの記事で一挙ご紹介します。
ちなみにバルセロナが所属するスペインリーグ(リーガ・エスパニョーラ)は1995年から固定背番号制を導入したため、
今回はご紹介するのは1995-1996シーズンより後の選手たちです。
1996年〜1999年 「ジオヴァンニ・シウヴァ・ジ・オリヴェイラ」
「ジオヴァンニ・シウヴァ・ジ・オリヴェイラ」は1996〜1999年にバルセロナで10番を付けていました。
現役時代は攻撃的ミットフィールド、またはフォワードとして活躍していました。
長身ながら、しなやかなボール捌きとヘディングやミドルシュートといった様々な形から点のとれるストライカーでした。
ブラジルのサントスFCでの活躍後にバルセロナに入団し、
元ブラジル代表リヴァウドや元ポルトガル代表ルイス・フィーゴらと共に一時代を築きました。
本名 | Giovanni Silva de Oliveira |
ポジション | MF/FW |
代表 | 元ブラジル代表 |
在籍期間 | 1996年〜1999年 |
10番を背負ったシーズン | 1996-1997〜1998-1999 |
10番時代の公式戦成績 | 107試合・35得点・9アシスト |
1999年〜2000年 「ヤリ・リトマンネン」
「ヤリ・リトマンネン」は1999年〜2000年に10番を付けていました。
ポジションは攻撃的ミットフィルダーで、創造性溢れるファンタジスタとして見ている人を魅了するプレーが持ち味でした。
前所属のアヤックスでは「アヤックス史上最高の10番」と呼ばれたフィンランドの英雄です。
アヤックスでの活躍が評価され、バルセロナの10番として入団しましたが、
当時のバルセロナのサッカーにフィットせずあまり思うような結果を残せませんでした。
その結果、わずか1シーズンでチームを去っています。
本名 | Jari Olavi Litmanen |
ポジション | MF/FW |
代表 | 元フィンランド代表 |
在籍期間 | 1999年〜2000年 |
10番を背負ったシーズン | 1999-2000 |
10番時代の公式戦成績 | 32試合・4得点・4アシスト |
2000年〜2002年 「リバウド」
「リバウド」は2000年〜2002年に10番を付けていました。
ポジションは攻撃的ミットフィルダーまたはフォワードとしてプレーしていました。
1997年から1999年までは11番をつけてプレーしていましたが、2000年に10番が空いたことでリバウドが背負うようになりました。
大柄な体格ながら華麗なボール捌き、左足から繰り出される正確なパス、
シュートを兼ね備えた選手で、「レフティーモンスター」「左足の魔術師」と呼ばれていました。
バルセロナ在籍期間にバロンドールの受賞、チャンピオンズリーグ得点王を成し遂げています。
しかしファン・ファール監督との相性が悪く、就任後にACミランへと移籍してしまいました。
本名 | Rivaldo Vítor Borba Ferreira |
ポジション | MF/FW |
代表 | 元ブラジル代表 |
在籍期間 | 1997年〜2002年 |
10番を背負ったシーズン | 2000-2001〜2001-2002 |
10番時代の公式戦成績 | 87試合・53得点・18アシスト |
2002年〜2003年 「ファン・ロマン・リケルメ」
「ファン・ロマン・リケルメ」は2002年〜2003年に10番をつけていました。
ボジションはミットフィールドで、驚異的なキープ力で相手の守備を無効化するプレーと、
視野の広さでゴールを演出するチームの司令塔タイプでした。
「天才」「恐竜」といった愛称で呼ばれていました。
アルゼンチンの名門ボカ・ジュニオールズで圧倒的な活躍を見せ、バルセロナに入団しましたが、
ファン・ハール監督との相性が悪く、わずか1年でバルセロナを去っています。
本名 | Juan Román Riquelme |
ポジション | MF |
代表 | 元アルゼンチン代表 |
在籍期間 | 2002年〜2003年 |
10番を背負ったシーズン | 2002-2003 |
10番時代の公式戦成績 | 42試合・6得点・9アシスト |
2003年〜2008年 「ロナウジーニョ」
「ロナウジーニョ」は2003年〜2008年に10番をつけていました。
ポジションは攻撃的ミットフィルダー、またはフォワードとしてバルセロナの一時代を築いた誰もが知る世界最高峰のファンタジスタです。
予測不能のトリッキーなプレーや華麗なテクニックは見ているものを虜にしていました。
幼少期に飼っていた犬を相手にドリブル練習をしていたとされ、ドリブル技術は他のどの選手よりも高かったです。
また常にサッカーを楽しむ姿勢を忘れず、試合中はいつも笑顔でプレーしていました。
チャンピオンズリーグ優勝や自身のバロンドール受賞など多くのタイトルを獲得しています。
しかしその後は酒に酔った状態で練習に来るなど、素行不良が原因で2008年にACミランに放出させられています。
本名 | Ronaldo de Assís Moreira |
ポジション | MF/FW |
代表 | 元ブラジル代表 |
在籍期間 | 2003年〜2008年 |
10番を背負ったシーズン | 2003-2004〜2007-2008 |
10番時代の公式戦成績 | 207試合・94得点・71アシスト |
2008〜2022年 「リオネル・メッシ」
「リオネル・メッシ」は2008年〜2022年まで10番付けてしました。
歴代最多の6度のバロンドール受賞、4度のゴールデンブーツ賞、5
度のラ・リーガ得点王といった数々の個人タイトルを受賞している人類最高峰プレイヤー。
ドリブル、スピード、決定力はもはや誰にも止められない唯一無二の選手です。
ユースから数えて21年間バルセロナ一筋でプレーしてきましたが、2021−2022年シーズンを最後に退団しています。
現在はフランスのパリサンジェルマンに在籍しています。
本名 | Lionel Andrés Messi Cuccittini |
ポジション | FW |
代表 | アルゼンチン代表 |
在籍期間 | 2004年〜20021年 |
10番を背負ったシーズン | 2008-2009〜2021-2022 |
10番時代の公式戦成績 | 668試合・630得点・200アシスト |
まとめ
今回はスペインの名門ビッククラブ「FCバルセロナ」の歴代10番をご紹介しました。
メッシの10番時代が長かったため、それ以降の10番選手を知らない方も多いはずですが、
どの選手もサッカー界においては、かなりの実績を持つスーパースターばかりでした。
今後はどんな選手がバルセロナの10番として活躍するのか楽しみですね。