サッカーでは「キャプテン翼」や「シュート!」、バスケットボールでは「SLAM DUNK」や「あひるの空」など、
人気のスポーツには代表的なスポーツ漫画が数多くあります。
スポーツ漫画に影響されて競技を始め、スポーツ選手になった人が数多くいます。
サッカーやバスケットボールなどに比べて、競技人口の少ないハンドボールでも、多くの漫画が描かれています。
そのなかで、おすすめのハンドボール漫画を5つ、紹介します。
ハンドボールを描いた漫画おすすめ作品5選
現実に即した作品から、フィクションを多く取り入れた作品まで、様々な作品があるのがハンドボール漫画の特徴です。
送球ボーイズ
Amazon より引用
作者は原作:フウワイ、作画:サカズキ丸です。
コミックスは、2021年10月時点で20巻まで発売されています。
今回紹介する5つのなかで、唯一、連載中の作品です。
志熊栄都は、東京からハンドボールの盛んな富山県氷見市に引っ越してきた高校1年生。
ハンドボール部に入ることを熱望するが、主将の大月雪弥から低身長を理由に断られる。
それでも、必死に食い下がり、入部をかけた1対1の勝負をすることになる。
この勝負で、天性のミラーリング能力を活かしたムササビシュート(プロンジョンシュート)を放ち、勝利する。
入部後、志熊にはミラーリング能力以外では、スタミナなど弱点が多いことが判明する。
すでに入部していた同学年の佐倉凪らと共に、努力を重ねることで、弱点を克服し、成長していく。
ミラーリングとは、動作を記憶し瞬時に再現する志熊の能力の事です。
プロンジョンシュートは、難度は高いもののハンドボールでは一般的なシュートの1つです。
シュートに名前をつけることで、特別な必殺技のようになり、物語の強いアクセントとなっています。
志熊、佐倉の所属する火鼠高校ハンドボール部には、2人以外にも個性的な部員が多くいます。
彼らとの切磋琢磨や日々を描いています。
インターハイ常連の強豪校である蓬莱大附属高校をはじめ、龍玉学園高校や子安高校など、他校ハンドボール部との白熱した試合。
これらは迫力たっぷりに描かれています。
ハンドボールのルールや戦略がわかりやすく描かれていて、非常に見どころの多い作品です。
ちなみに、ハンドボールのことを日本語で送球といいます。
Fly High !〜琉球コラソン物語〜
Amazon より引用
作者は、かぢばあたるです。コミックスは、全2巻です。
主人公の長嶺拓海は、高校1年生。バスケットボール部に所属しているものの、身長が低いことにコンプレックスを持っている。
見かねた父親は、地元のハンドボールチームである「琉球コラソン」の試合観戦に誘う。
その試合を見て、長嶺はハンドボールに興味を持ち始め、やがて選手として加わることになる。
この作品は、実在するハンドボールチーム「琉球コラソン」を題材にしています。
その上で、ハンドボールのルールや戦略を魅力的に描かれています。
コラソン(corazón)とは、スペイン語で心やハート、心臓という意味があります。
明日のない空
Amazon より引用
作者は、堀江夏子です。コミックスは、全3巻です。
堀江夏子は、この作品以外にも、サッカー漫画の「オフサイド」、登山漫画の「おれたちの頂」などを発表しており、
スポーツ青春漫画の盟主とも評されています。
主人公の才谷駿は、工務店を経営していた父が不景気を苦にして、無理心中を図り、父と弟妹を失った。
昼は町工場で働き、夜は定時制に通う、17歳。
仕事と生活に追われ、心を病んだ母に悩まされるが、唯一息抜きできるのがクラブ活動のハンドボールだった。
苦しい境遇の中でも努力を続けることで、強豪校への勝利、ハンドボール日本代表合宿への招集など、
着実に力をつけていく才谷の成長が描かれています。
また才谷の幼馴染で親友の古賀毅。チームメイトでありライバルである2人の関係も見どころです。
青春と涙のハンドボール群像劇といえます。
大好王―ダイスキング―
Amazon より引用
作者は、道元宗紀です。コミックスは、全2巻です。
道元宗紀は、事実上漫画家を引退しているようです。
主人公の阿部恋文は、14歳でメジャーリーガーになるほどの運動能力の持ち主。
「私を甲子園に連れてって!!」という初恋相手の丸井心に、告白することを原動力にしてきた。
15歳になり、阿部は丸井に告白するべく帰国した。
しかしながら、丸井は阿部のことをすっかり忘れており、ハンドボール部の部長に夢中になっていた。
そして、阿部は野球を捨て、ハンドボールに打ち込むことになる。
物語の途中で謎の美人コーチが登場し、ユニークな特訓を課すなど、ラブコメ要素の強い作品です。
HAND’S
Amazon より引用
作者は、板倉雄一です。
コミックスは、全1巻です。
主人公の橘大悟は、小学5年生。元ハンドボール日本代表の父親を持つものの、その父親は借金を残して蒸発。
その為、借金に追われる日々を送ります。
ヒロインの西岡ミズキが、その借金取りにさらわれますが、大悟がなんとかミズキを助け出します。
その縁で、大悟は西岡家に住むことになります。
ミズキの父親は、大悟の父親の友人であり、ハンドボールクラブの監督。
ここから、大悟はハンドボールの道を歩んでいくことになります。
父親つまりハンドボールに嫌悪感をもつ大悟が、ハンドボールに興味を持ち、自らがその選手になっていく姿を描いています。
ハンドボールを描いたアニメについて
残念ながら、今のところハンドボールのアニメは無いようです。
また、アニメ化の予定も無いようです。
アニメ化によって人気が爆発し、多くの人に知られるようになったスポーツも多いです。
今後、今回紹介した漫画がアニメになるか、全く新しいアニメが作られるか、楽しみにしましょう。
現在連載中で、人気も高い送球ボーイズが、アニメ化に1番近いのかもしれません。
まとめ
一口にハンドボール漫画と言っても、いろいろな作品があります。
送球ボーイズ以外は完結してる作品なので、ハマった時でも一気読みできます。
一方の送球ボーイズも、今後の展開から目が離せません。
お気に入りの作品が見つかると思います。