ダーツの王道ゲームと言えば、ゼロワンやカウントアップ、クリケットが挙がりますよね。
特にゼロワンとカウントアップはルールがシンプルで、初めてダーツをプレイした人でも十分に楽しめるゲームです。
今回注目するのは、そんな王道ゲームの中でもゼロワンについて。
ゼロワンに使用される「アレンジ」というルールを中心に、ハードダーツにおけるアレンジの覚え方についてお伝えしていきます。
ダーツの「アレンジ」とは
アレンジとはダーツのゼロワンゲームで使用される用語の1つです。
ゼロワンは「301 」や「501」など、末尾に1の付いた数字を自分の持ち点とし、スタートします。
持ち点からダーツが刺さった際の得点を引いていき、ラウンド終了時までに0にするか、より0に近い数字になった方が勝ちです。
シンプルで分かりやすいことから、誰でも楽しむことができるゲームとして、プロの試合や大会でも採用されています。
ここで言うアレンジとは、ラウンド内でぴったり「0」で終われるように投げ方を考えながらプレイすること。
ダーツには刺さったときに得点が2倍になるダブルリングと3倍になるトリプルリングがあるため、
どのように0にするかはプレイヤーの考え次第です。
例えば、前半はざっくりと数字を削っていき、自分が得意とする数字を中心に点数を調整して0にしていくという具合です。
このように、アレンジとは「いかに綺麗に0で終わらせられるか」を念頭にプレイすることと言えます。
まだゲーム中にアレンジをしたことがないという人は、自分が狙いやすい数字から挑戦していくのがおすすめです。
ハードダーツのアレンジは難しい?
ソフトダーツでゼロワンをプレイする際、便利なのがダーツマシンです。
残りの持ち点が少なくなってくると、マシンがマスを光らせてどこに投げれば0であがれるかを知らせてくれます。
それに対しハードダーツはマシンを使わないため、アレンジを行うのに戸惑う人もいるかもしれません。
しかし、基本的なルールを覚えされすれば、ハードダーツでもゲームメイクがしやすくなるでしょう。
自分が投げたときに狙いやすいポイントを把握しておくことで、ワンランク上のプレイが目指せるはずです。
アレンジの基本ルールと覚え方について
ここからはハードダーツをプレイする際のアレンジについて紹介していきます。
ルールと言っても、そこまで難しいわけではありません。
ソフトダーツとハードダーツと比較したときの大きな違いは、ブルの扱いについてです。
アレンジは3種類あるので、ハードダーツで挑戦してみたい人はぜひ一読して頂ければと思います。
アレンジの種類
ダーツ初心者の人や、まだ技術に自信がないという人でも確実に上がれる一般的なルールです。
一般的なゼロワンゲームでは、最後の1投をシングルに当てて持ち点を0にしてもルール違反とはなりません。
ダーツボードには1から20までの数字のマスがあるので、残った点数に合わせて0になるように狙いましょう。
技術に自信がある人は、あえてシングルアウト縛りにするのも一興です。
シングルとブルだけを狙うため、ゲーム性が高まります。
ハードダーツのアレンジと言えばダブルアウトのルールが主流で、大会やプロの出る試合でも使われています。
0で上がる際に最後の1投(残りの点数によって最後の1投が2投目か3投目に分かれます)をダブルかブルに入れる必要があります。
ここで注目すべきポイントはソフトダーツとハードダーツではブルの扱いに違いがあるということ。
ソフトダーツではブルは2種類に分けられており、外側の円はシングルブル(25点)、内側の小さな円はダブルブル(50点)として扱われています。
ハードダーツではブルの中でも更に小さな円の「ダブルブル」に入れる必要があるのです。
そのため、ハードダーツではダブルブルしかブルとして認められません。
ソフトもハードも、ボードを見るとブルが二重の円になっているので確認してみてください。
中心の一番小さな円がダブルブルです。
マスターの名の通り、上級者をメインに使われているルールで、プロの試合でも採用されています。
マスターアウトは、主にソフトダーツで適用されることがほとんど。
非常に難度が高く、ダーツの技術が求められるルールです。
このルールでは上がる際に最後の1投がシングルに入ってしまうとバースト扱いとなります。
マスターアウトで点数を0にする際はダブルかトリプル、ブルを狙っていく必要があるのです。
ダブルアウトの覚え方
ここからはハードダーツで使用されるダブルアウトのルールを中心に、アレンジの覚え方を紹介していきます。
投げ方の組み合わせは人によって好みがありますので、まずは最低限のルールを覚えていくのがおすすめです。
前述の通り、ダブルアウトではシングルやトリプルで上がることはできません。
しかしながら、1投目からダブルやブルに入れる必要はないのです。
例えば1投目に投げたダーツが狙いを逸れてシングルに入ってしまった場合。
このケースでは、2投目か3投目でダブルやダブルブルに入れて0にすれば上がることができます。
具体例として、残りの持ち点が50のときに1投目でシングルの20に入ったとします。
そうすると残りの持ち点は30となりますが、この場合は15のダブルに入れば点数が0となり、無事に上がることができるというわけです。
ダブルアウトのルールでは、ブルも含めてダブルに刺さらなければいけません。
そのため、3投目(点数によっては2投目)の時点で残り1点となった場合にはバーストとなり、プレイヤーチェンジとなります。
アレンジが成功しやすい点数として、よく32の数字が挙げられます。
理由としては、16のダブルに刺されば1投目で上がることができるということ。
そして、仮に1投目を失敗したとしても残った2投でアレンジを続けやすいからです。
32に限らず、自分が成功しやすい数字を研究しておくと、アレンジの幅が広がります。
まとめ
ここまで、ダブルアウトのルールを中心にハードダーツのアレンジについてお伝えしてきました。
ルールというと覚えるのに身構えてしまいますが、内容は至ってシンプルです。
ハードダーツは点数を自分で計算しなければいけませんが、ダーツ用のアプリが出ていますので、スコア計算用にぜひ活用してみてください。
ダブルアウトとマスターアウトでプレイするとき、一番気を付けたいのが「勝つためにシングルに入れる」ことです。
試合ではもちろん通用しませんし、仲間内のプレイだとしてもルール違反となってしまいます。
ダブルアウトやマスターアウトでプレイする際には、最後までルールを守りましょう。
この記事が楽しいダーツライフを過ごすための参考になれば幸いです。