スピード感溢れるプレーと、攻守がめまぐるしく変わるゲーム展開、そして屈強な男たちが展開する、凄まじい肉弾戦の数々。
そんなプレミアリーグの人気が急上昇しています。
2021-22の開幕戦では、観客席はほぼ満席で、ほんとうにコロナ禍?!と思ったほどです。
過去にも数多くの日本人プレイヤーがプレミアリーグに挑戦したので、我々にとっても親近感のあるリーグではないでしょうか。
そんな、なじみの深いプレミアリーグを注目選手、注目クラブの面から詳しく見ていきましょう!
プレミアムリーグの注目選手・特徴とは?
ソン・フンミン(トッテナム)
プレミア移籍後3年連続二桁ゴールと、ハリー・ケインと並ぶ前線の柱へと成長。
2トップの一角やウイングでも独力で違いを作り出せる、アジア人最高のアタッカーです。
2021-22の開幕戦でいきなりゴールをたたき出したのは記憶に新しいですよね。開幕戦という緊張する場面で、
きっちり結果を残すあたりが、さすがだなぁと思いました。※ソン・フンミンの開幕戦ゴールは下記を参照ください。
プレミアの展開に適応できるだけのスピード、ドリブルテクニック、そして高い決定力とアタッカーに必要な要素を高いレベルで備えていて、
いつの間にか、トッテナムの攻撃をリードする存在になりました。
トッテナムではエースのハリー・ケインに移籍の噂があり、もし彼が移籍すると、ソン・フンミンが絶対的なエースになります。
今後もプレミアリーグに挑戦するアジア人選手は出てくるはずですが、ソン・フンミンを超えるのは当分の間は、難しそうです。
ティモ・ベルナー(チェルシー)
チェルシー所属のFWティモ・ベルナーが自身の市場価値を押し上げたのはブンデスリーガ(ドイツ)でした。
かつて所属したライプツィヒ(2016-2020)ではチームの主役としてゴールを量産。
加入1年目の昨シーズン、チームのCL優勝などに貢献したヴェルナーですが、一方でゴール前でのミスが目立ち、公式戦52試合出場で12得点という結果にとどまりました。
チェルシーは今シーズン、得点力アップのためにクラブ史上最高額でルカクを再獲得しましたが、
異なる特長を持つストライカーとプレーすることで、ヴェルナー自身もRBライプツィヒ時代に見せていたような高い決定力を取り戻すことを期待しましょう。
ドニー・ファン・デ・ベーク(マンチェスター・ユナイテッド)
フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)、マタイス・デ・リフト(ユヴェントス)、
2020年夏にチェルシー入りしたハキム・ツィエクに続き、アヤックスから欧州有数のビッグクラブに羽ばたくことになったのがドニー・ファン・デ・ベークです。
持ち前のテクニックや一瞬の閃きで決定的なラストパスを放てば、ボールの芯を的確に捉えるシュートでネットを揺らします。
ボールコントロールや状況判断に優れ、難しいバウンドのボールを処理する技術も特筆に値するでしょう。
精度の高いダイレクトボレーやワンタッチパスも武器とします。
プレミアムリーグの注目クラブ・特徴
マンチェスター・シティ
マンチェスターを本拠地とするクラブで、Citizens(シチズンズ)の愛称で親しまれています。
2020東京オリンピックで活躍した板倉滉選手、食野亮太郎選手の所属元(レンタル移籍中)でもあります。
1980年代~2000年代中期にかけては低迷期で、ライバル関係にあるマンチェスターユナイテッドに後れをとっていました。
しかし、2008年に投資会社であるアブダビ・グループがオーナーに就任すると、有力な選手を次々と獲得し、2012年には、
ユナイテッドを抜いてプレミアリーグ初優勝を飾ることができました。
2017年、ペップ・グアルディオラが監督に就任。
彼が在籍した4年間では、リーグ優勝が3回(うち1回は勝点100に到達の記録更新)、FAカップ優勝1回、リーグカップ4連覇と輝かしい記録を打ち立てています。
現在、多くのサッカーファンに親しまれているビッグ6の名称は、シティの活躍によって誕生しました
今シーズンの目標は、ファンも悲願のチャンピオンズリーグ優勝です。
昨季2020-21シーズンは決勝まで進出しながらもチェルシーに敗れ、残念ながらタイトル獲得はなりませんでした。
リーグ、国内カップの優勝はもちろん、CL制覇を目指し今季を戦います。
トッテナム
トッテナムはロンドン北部に本拠地を構えるクラブで、同じ地域を拠点とするアーセナルとは激しいライバル関係にあります。
その2クラブが、戦うノースロンドンダービーは有名ですよね。
正式名称のトッテナム・ホットスパーをもじって、Spurs(スパーズ)の愛称で呼ばれることが多いです。
わかりやすい解説でお馴染みの戸田和幸さんがかつて所属していたことのあるチームです。
元々は中堅クラブの1つの過ぎなかったのですが、
2014年に監督になったマウリシオ・ポチェッティーノの元、ハリー・ケインやデレ・アリなど若手選手を次々に起用し、
ハードワークを貫くスタイルでチームは一気に他クラブに追いつくと、
安定した強さを見せつけ、2018−19シーズンのCLでは準決勝では、
アヤックスを相手に2ndレグの後半だけで3点差をひっくり返すなどの快進撃を見せました。
しかし翌シーズンに優勝を逃した失意からかチームは崩壊し、ポチェッティーノは解任され、
新たに就任したジョゼ・モウリーニョも早々にその次の年にはクラブを離れました。
今季はCL圏内の4位以内と、今年から開幕するヨーロッパカンファレンスリーグを含むカップ戦のタイトルが目標となります。
ソン・フンミンのパフォーマンス次第では、十分にCL圏内を狙えるでしょう。
チェルシー
チェルシーはロンドン西部を本拠地とするクラブで、ローカルライバルのフルアムや、トッテナムとのライバル関係が有名です。
そのユニフォームの色からBlues(ブルーズ)の愛称として、認知されています。
莫大な資金力と充実した下部組織を併せ持つ強豪クラブで、昨季は補強資金として、6選手に300億円以上もの投資を行いました。
今季も同等の資金を用意しているとも言われており、資金力だけでいえば欧州全体で見てもトップクラスと言えるでしょう。羨ましいですね!
また、チェルシーは最近、監督交代の多いクラブとしても知られています。
2004年に監督に就き、黄金期を築いたモウリーニョ以降、なんと3年以上務めた監督がいません。
昨年のクラブレジェンドでもあるフランク・ランパード前監督の解任は有名ですが、跡を継いだトーマス・トゥヘル監督はあっという間にチームを立て直し、
率いて約半年でチームをCL王者に導く活躍を見せました。
それでも来季の成績次第では、トゥヘルの地位も安泰ではないでしょう。
リーグ制覇とCL連覇を、自身の首を懸けて戦うトゥヘル監督の手腕にも注目です。
まとめ
今回はプレミアムリーグについてのまとめ、特徴について紹介してきました。
プレミアリーグには、有望な選手、クラブは多く存在します。
攻守の切り替えが速く、選手と選手の当たりが強い、そして何といってもサポーターの熱狂的な応援は、プレミアリーグならではです。
リバプール所属の南野拓実選手が、ブレイクしてくれたら、日本人にとっても、もっと注目度が高まるリーグになるでしょう!
2021-22シーズンは、プレミアリーグに注目してみませんか!?