ダーツには、ソフトダーツとハードダーツの2種類があります。
日本では、アミューズメント施設やネットカフェで気軽にダーツを楽しむことができますが、
これらの施設でできるダーツはほとんどソフトダーツです。
そのようなこともあり日本では、ソフトダーツが主流となっています。
しかし、実はソフトダーツが主流なのは日本くらいで、海外ではハードダーツが主流となっています。
ダーツを趣味としている人は、ハードダーツがあると知り、ハードダーツをしようと考える人も多いと思います。
では、ソフトダーツとハードダーツにはどのような違いがあるのでしょうか。
ルールの違いは調べればすぐにわかりますが、実際に別種類のダーツをすると、どのような感覚の違いを感じるのか気になると思います。
そこで、今回は、2種類のダーツの感覚に違いについて、
普段ソフトダーツしている方がハードダーツを経験した場合を中心のに、どのようなことがあるのか調べてみました。
ソフトダートとハードダーツのルールによる感覚の違い
ソフトダーツとハードダーツのルールの違いは、多くあります。
違いと言っても、同じダーツなので、基本的なルールに違いはありません。
ここでは、感覚の違いに変わってくる、僅かなルールの違いでについて紹介していきます。
スローラインの違い
まずは、ダーツを投げる位置であるスローラインからボードまでの距離の違いです。
- ソフトダーツ 244cm
- ハードダーツ 237cm
7cmの差があります。
スマートフォンの横幅ほどの小さな差ですが、ソフトダーツを長年してフォームも固まり、
体と的までの距離を一定に保つことができる人にとっては、大きな差と感じると思います。
的の大きさ
ソフトダーツとハードダーツの違いは、ダーツという競技の結果が表れるボードにもあります。
- ソフトダーツ 15.5インチ(39.37cm)
- ハードダーツ 13.2インチ(33.528cm)
ハードダーツの方が約6cm小さいです。
この違いも、小さな差ですが、非常に大きな感覚の差を感じるはずです。
小さなボードを狙うスポーツで、そのボードがさらに小さくなるので、単純に難易度が上がってくると思います。
どちらも小さな差ではありますが、ダーツというスポーツの根本の部分に違いがあります。
感覚に直結するルールの違いになると思います。
スローラインの違いと合わさって、距離感も変わってくる方もいるかもしれません。
ソフトダーツとハードダーツでダーツを投げる時の感覚
ダーツは、指先の繊細な感覚のスポーツです。
ダーツを投げる時は、指先に全神経を集中している状態になっています。
この指先の感覚が違ってくると、それは大きな違いになってきます。
次は、その繊細な指先の感覚に関わってくる違いについて紹介していきます。
重さ
ダーツの重さに関しては、ソフトダーツとハードダーツで、最もすぐにわかる感覚の違いだと思います。
- ソフトダーツ 16g~20g
- ハードダーツ 20g~25g
4~9gの重さの差があります。
素材もソフトダーツの先端はプラスチック製で、ハードダーツは金属製の違いがあります。
ダーツを持った時の指先の違和感、投げた時の手首の違和感など、数グラムの重さの違いだけで、多くの場面で違和感を感じると思います。
さらに、重さの違いによってボードに到達するまでの軌道が変わってきます。
重い物と軽い物を投げた場合、重い物の方が早く地面に到達することは、誰もが経験したことがあると思います。
これと同じで、ダーツが重いハードダーツは、ソフトダーツより早く落ちていきます。
ソフトダーツでブルを狙うときは、ダーツをどの程度の力加減で投げたら良いか、感覚があると思います。
しかし、同じ感覚でハードダーツのダーツを投げるとブルの下の方へ、ダーツが刺さってしまいます。
音
ここは意外と感じる方がいるかもしれませんが、ゲーム中の音に関しても感覚が変わってくることがあります。
この音の違いに関しては、ボードの素材の違いが関係してきます。
ソフトダーツは、ボードがプラスチック製、ハードダーツは麻製がほとんどです。
ソフトダーツは、ダーツがボードに刺さった際の音は、比較的に乾いた大きな音がします。
対照的に、ハードダーツは湿った小さな音です。
この音による違いによって、ダーツを投げる感覚が変わってきます。
特に普段ソフトダーツしている人がハードダーツをした時が、感覚の違いが顕著になります。
それは、ソフトダートをしている時より、ハードダーツは音が小さいため、ダーツを投げる力が弱かったのかと勘違いしてしまいます。
そこから、いつもより強くダーツを投げるようにしてしまったりして、フォームを崩してしまうこともあります。
ソフトダートとハードダーツの意外な感覚の違い
これまでは、ハードダーツを始める前から感覚の違いが想像できそうなものでした。
次からは、ハードダーツをしてみて初めて気づくような、意外な場面での感覚の違いを紹介していきます。
点数計算
点数計算にも大きな違いがあります。
ソフトダーツは機械が自動で点数を計算しますが、ハードダーツは、自分で計算しなければなりません。
ソフトダーツでも、あまり経験が深くない人は、計算をほとんど機械に任せて、自分の頭で考えて計算しないことがあると思います。
そのような方にとっては、ダーツをしている最中に、普段しないことなので集中力が乱れてしまうかもしれません。
このようにソフトダーツとハードダーツの違いは、体の感覚の違いだけでなく、頭の感覚の違いもあります。
この意外な頭の感覚の違いということが、集中力という面で影響し、それが体の感覚に影響してくるようになります。
ボードへの刺さり方
こちらも、ボードの違いが関係してきます。
ソフトダーツは、プラスチック製のボードに穴があいており、ハードダーツは麻製で穴はあいていません。
ソフトダーツは、ボードに無数の穴があいており、その穴にダーツが刺さるので、ボードに対してダーツが真っすぐ刺さります。
それに対してハードダーツは、ボードに穴が空いておらず、麻の生地にダーツが刺さります。
そのため、ボードに対してダーツが、斜めに刺さったりすることもあります。
ボードは、結果が表れる場所なので、ダーツの刺さり方は、必ず見ることになります。
この刺さったダーツを見て、自分の投げ方が悪いのではないかと考えてしまい、
フォームを崩して、感覚が狂ってしまうこともあるようです。
まとめ
日本でダーツをしている人は、ソフトダーツをしている人が多いと思いますが、世界的にはハードダーツが主流です。
この事実を知って、ハードダーツを始めてみたいと考えている人もいると思います。
感覚が違うことと、ハードハーツの方が本格的な印象があるので、始めることを躊躇する人もいるはずです。
しかし、実はハードダーツは始めやすいスポーツなのです。
ハードダーツ用品もネットショップで簡単に揃えることができますし、
ダーツが的に刺さったときの音が静かと言う点で、アパートやマンションでも音を気にせず気軽に始めることができます。
また、感覚の違いについては、違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ソフトダーツ、ハードダーツのそれぞれの良さが見えてきて、もっとダーツを好きになれると思います。
さらに、実はハードダーツの方が自分には合っているかもしれないと、新しい発見ができるかもしれません。