2021年の7月に放送を開始した水球アニメ「RE-MAIN」。
脚本に西田征史さんが選ばれ、話題になっています。
描くことの難しいと言われている「水」を使ったアニメ作品になっていますので、どのようなアニメ作品になっているのか気になりますよね。
そこで気になるのは、「水球とはどういった競技なのか?」「水球アニメはどんな物語になっているか?」といったことではないでしょうか。
今回は、水球アニメや水球について紹介してきます。
水球とは
水球とは、プール上で行われる球技で、水泳競技の一種として知られています。
1チーム7人で構成され、相手も入れるとプールの上で14人の選手が、ゴールにボールを入れるために競う形、
男子は、30メートル×20メートル、女子が25メートル×17メートルの範囲で、8分1ピリオドの4ピリオドの試合です。
第2ピリオド終了時に、3分間の休憩が行われ、コートチェンジもします。
同点の場合は、第4ピリオド終了時に、各5名のシューターとゴールキーパーを指名し、
シューアウトを行いますので、サッカーとバスケットボールを組み合わせたようなスポーツになっているでしょう。
試合時間の間に、攻撃時間が各チームには、チャンスが設けられていて、その時間は30秒以内にシュートをしなければならないのです。
ゲーム中は常に泳ぎ続け続けなければならないのと片手しか使えないルールになっています。
さらに立ち泳ぎを続けなければならないので、泳ぎ続ける運動量が必要なので、「水上の格闘技」と呼ばれることが多いです。
水球の帽子
色によってどちらのチームなのかを判別しますが、ゴールキーパーだけは必ず「赤」を着用することが決められています。
帽子のサイドには、プラスティック製の耳当てが入っていて、鼓膜が潰れないように対策されているようです。
巻き足
水球は立ち泳ぎを基本にしなければならないのと常に戦況が変わるので、
泳ぎ方は、足で円を描くイメージで、右足は右回転、左足は左回転といった動きをしないといけません。
プールの底に足がついてはいけませんので、かなり足には応える動きになりそうですね。
水球のポジション
- フローター 相手のゴール前のポジションで、攻撃の要です。
- ドライバー パス回しでボールをゴール前に運ぶ役割で、自らシュートをすることもあります。
- フローターバック 相手の邪魔をするチームのディフェンスの要です。
- ゴールキーパー 相手のシュートを防ぐ最後の砦になっています。
水球のファウル
水球のファウルには、2種類あり軽いファウルの「オーディナリーファール」、重いファウルの「パーソナルファウル」に分けられています。
オーディナリーファウル
- ゴールキーパー以外が両手でボールを持つ。
- ボールを握り拳で持つ。
- ボールをプールに入れる。
- 攻撃の間の30秒以内にシュートまでいけない場合。
- ボールを持っていない相手選手を押す行為。
- 相手のペナルティーエリアでフリースローを直接した時。
- オフサイド(相手のゴールから2メートル以内にボールよりも先に入った場合。)
パーソナルファウル
パーソナルファウルの中にも2種類、「エクスクルージョンファウル」と「ペナルティーファウル」あります。
もしファウルになってしまった選手は、一定時間退場処分となり、
プールの端の「退水ゾーンと呼ばれるところで「20秒間」いなければならない。
同じ選手がファウルを3回取られると、その試合に出場することができないようになります。
エクスクルージョンファウル
- ボールを持っていない相手選手を捕まえる、沈めるなどの行為。
- 相手選手を殴るなどの意図的な行為。
- フリースローなどのプレーを妨害したとき。
- ペナルティーエリア外で相手のシュートを両手で防いだ時。
- ゴールラインを触る。
- 審判の許可なく、プールの外に出たりする行為。
ペナルティーファウル
- 自陣のペナルティーエリア内で、相手のシュートやパスを両手で防ぐ行為。
- 相手のシュートを反則で防ぐ行為。
- ゴールを沈めて相手のシュートを防ぐ行為。
- 攻撃の最中でないチームがタイムアウトをとった場合。
- 退水選手が妨害などの行為を行なった時。
水球の見どころ
水球の見どころは、スピーディーな攻めとチームワークを生かしたパス回し、
強烈なシュートを見ることができ、水泳選手のミク大尾を見ることができるのもこの水球のいどころになっています。
知名度はかなり低いのかもしれませんが、アニメの放送などで大きく注目されるでしょう。
水球アニメ「RE-MAIN」について
水球を本格的に取り上げたアニメ「RE-MAIN(リメイン)」がテレビ朝日で放送されています。
大ヒットアニメ「TIGER & BUNNY」の脚本を務めた西田征史さんが原作・総監督・シリーズ構成・全話の脚本・音響監督を担当、
「呪術廻戦」などの話題のアニメを生み出している制作会社MAPPAと手を組んだ作品になっています。
この水球アニメのあらすじは、中学3年生の冬に、ある出来事のせいで水球を辞めることになってしまった主人公の清水みなとが、
進学した山南高校で出会った仲間たちと再び水球を始めることなりました。
#re_main 第1話 感想
事故で中学の記憶がなくなった少年が高校で水球を始める(であろう)話。
「声は高校生なのに中身は小6な主人公」の演技がとても上手く、芯の通った声の中に無邪気さがあった。1話観ただけでキャラに愛情が湧くような、素晴らしい第1話だったと思う。#リメイン— uneasy (@uneasy_anime) July 3, 2021
弱小高の水球部に起こるさまざまな困難が待ち受けていて、
アニメでしか表現のできない迫力のある水球の試合のシーンを見ることのできる唯一無二のアニメ作品になっています。
水球アニメの声優と監督の想い
水球から一度離れた主人公のみなと役には、上村祐翔が務めるほかにも、みなとの中学時代の後輩で、
みなとに憧れて山南高校に入学することになる岡栄太郎役を務める西山宏太朗さんが担当します。
山南高校水球部のキャプテン・城島譲役を務めることになった木村昴さん、
唯一主人公のみなとの過去を知る有名な水球選手の川窪ちぬ役を務めるLynnさんが演じることになりました。
監督の西田征史さんは、この水球アニメ作品に対して、40歳を過ぎたときに、人生を振り返って、
中学生の頃に励んでいた水球と水泳の時間が、自分の人生観を作っていると気づいたそうです。
アニメで、中高生を熱くする作品を作りたいという気持ちからできたアニメ作品になっています。
「RE-MAIN」キャラクター
主人公・清水みなとは、中学3年生の頃に事故で記憶をなくしてしまった、元水球選手。
岡栄太郎、みなとの中学時代の後輩で、みなとの過去を知る唯一の人物。
城島譲、みなとが入学した山南高校水球部キャプテン、みなとを水球部に勧誘する。
川窪ちぬ、メディアにも取り上げられる有名な水球選手、みなとの過去を知る人物。
「RE-MAIN」の監督はどんな人?
今回アニメ水球RE-MAINの監督を務めることになった西田征史さんは、もともとお笑い芸人をして活動をしていましたが、解散をしました。
解散後は、脚本家、演出家、役者として」活躍の幅を広げています。
脚本家としてのデビュー作は、ネットドラマの「キキコミ」です。
2008年 | ガチ☆ボーイ |
2009年 | おっぱいバレー |
2010年 | 怪物くん |
2011年 | 妖怪人間ベム |
2011年 | TIGER & BUNNY |
まとめ
今回は、水球についてや水球アニメの紹介をしていきました。
水球がなぜ「水上の格闘技」と呼ばれているのか、水の上でしか競えない上に、
足をついていけないルールや細かいルールが存在しているからこそ、並の精神力でできるスポーツではありません。
西田征史さんと呪術廻戦などの、有名作品を輩出したMAPPAとの共同制作によって、誕生した水球アニメ「RE-MAIN」は、
水球に対するリアルで緊迫のある映像作品であること間違いないでしょう。
この水球アニメが、きっかけとなって水球に興味を示すかたもいるのかもしれませんね。