【アツすぎる】勇気をもらえる卓球選手の名言を集めてみました

スポーツや学問、どんな世界にも第一線で活躍する人の言葉には力があります。

スポーツ選手も、数多くの名言を残していますが、卓球の名言は?と言われて、即座に答えることのできる人は少ないのではないでしょうか。

しかし、卓球選手の言葉には、卓球という競技の真髄を表した名言が数多く存在します。

ここでは、そんな一般的にはあまり知られていない、卓球にまつわる名言を紹介していきます。

卓球選手の名言4選

ここでは、現代の卓球選手から、往年の名プレーヤーまで合計4選手の名言を紹介していきます。

どの名言からも、その選手が卓球と真摯に向き合っていることが感じられるでしょう。

木原美悠選手の名言

みなさんは、卓球界の若きホープ・木原美悠(きはらみゆう)選手をご存知でしょうか。

木原選手は兵庫県出身で、卓球教室を営む家庭に誕生し、小さい頃から天才的な才能を見せて、エリートアカデミーに入所し、

その後も全日本選手権の女子シングルスで2位に輝くなどの活躍を見せています。

そんな木原選手の名言がこちらです。

「何千本って多球練習をしたけど、自分からは絶対に休憩しなかった」

Rallysより引用

前述の通り、木原選手の実家はALLSTARという卓球教室を営んでいますが、

この教室の持ち味の1つとして、「多球練習が多いこと」が挙げられます。

多球練習とは、卓球の練習法の1つで、制限時間を設けて、実際の試合で球が来るより早いピッチで次々と球を打ち返す練習法です。

通常のシステム練習やゲーム形式の練習だと、選手間のレベルに差異がある場合、お互いに練習にならないということがあります。

しかし、多球練習は球出しのスキルさえあれば選手間の実力差はあまり問題にならないので、とても効率の良い練習法なのです。

ALLSTARでは、選手がみんな球出しをする多球練習を取り入れています。

そして、この多球練習ですが、実際の試合より早いピッチで返球しなければならないので、

かなりキツい練習であることも卓球界では広く知られています。

筆者も、プレーヤー時代は多球練習を毎日行っていましたが、何度も行っていると次第に脚が動かなくなってきて、

自分から休憩の催促をすることもしばしばでした。

しかし、木原選手は何千本もの多球練習に耐えた、という名言があります。

現代社会の風潮として、「無理しすぎるな」とか、「スポ根なんて古い」という考え方が広まっていますが、

木原選手のような一流選手は、やはりどこかストイックな面を持っています。

そのまま真似すればすぐに強くなれる、というものではありませんが、見習うべき点はあるように感じられます。

普段はポーカーフェイスな木原選手ですが、内に秘めた闘志はかなり熱いようです。

そんな所も、木原選手の魅力の1つかもしれません。

荻村伊智朗選手の名言

荻村伊智朗(おぎむらいちろう)選手は、昭和を代表する卓球選手の1人です。

1994年にお亡くなりになっているので、知らない方も多いかもしれません。

かつて、日本が「卓球王国」と呼ばれていた時代に、世界選手権やアジア選手権で数々の金メダルを獲得した実績があります。

数々の功績から、つけられた異名が「ミスター卓球」。

そんな荻村選手が残した名言がこちらです。

「卓球は100m走をしながらチェスをするようなスポーツ」

リンの卓球物語より引用

この名言は卓球に関する記事によく出てきます。

卓球がテーマの人気漫画である、「少年ラケット」でも度々紹介されていた言葉なので、そこで知った方も多いでしょう。

卓球に打ち込んだことのある方なら、経験としてご存知とは思いますが、卓球というスポーツは戦略が全てです。

しかも、一説には「世界最速のスポーツ」と言われ、ネット上をものすごいスピードで球が飛び交っている中で、戦略を練らなければなりません。

そんな相反する2つの側面を、荻村選手はとても上手く表現しています。

身体的反応は、限りなく反射に近づける必要があり、頭脳は限りなくクールである必要があります。

想像していただければ、この2つを両立することが、とても難しいとお分かりいただけるのではないでしょうか。

しかし、それこそが卓球の魅力でもあるのです。

どうしてもプレーに没頭すると、自分のことを第三者的な視点で見ることが難しくなります。

そんな時こそ、名プレーヤーが残した金言に、耳を傾けてはいかがでしょうか。

水谷隼選手の名言

水谷隼選手は、2021年の東京オリンピックでの活躍もあり、「卓球と言えば水谷選手」と捉えている方も多いのではないでしょうか。

水谷選手はSNSなど外部メディアでの発信や、本の執筆活動を通じて、自分のマインドを世に広く公開されています。

もちろん、そこには名言が多く存在しています。

その中のいくつかを今回は紹介したいと思います。

周りは私のことを「異常」だというが、「異常」だからこそ私は試合で勝てる

水谷選手はことあるごとに、自分は「異常」であると言及しています。

もっとも、それは自分で言い出したことではなく、勝利を追求していったら、周囲からは「異常である」と評価されるようになったという経緯です。

歴史上の人物を見ても、飛び抜けた結果を収める人は、どこか「異常」であることが多いように感じられます。

例えば、相対性理論で有名なアインシュタインも、学生時代の成績は振るわず、いわゆる「正常」にバランスの取れた人物ではありませんでした。

水谷選手も、現役時代はいわれのない中傷などに苦しんだ時期もあったといいます。

ただただ、卓球界でトップに立つ努力を重ねているだけなのに、「皆と同じでならなければならない」という、

日本の固定観念が、「彼は異常である」という結果を導き出したのでしょう。

しかし、なんと言われようと文句のない成績を収め、自らも「異常である」と豪語する水谷選手は、我々に勇気を与えてくれます。

また、水谷選手は次のような名言も残しています。

私は生まれながら勝つための異常性を持っていたのではなく、勝つために「異常性」を備えたと思っている。
異常にならないと世界のトップ、日本のテッペンには行けない

自分の「異常性」は後天的に備えたものである、と言われています。

彼自身、歴史などを広く学んでいく中で、

「普通にバランス良く行動しているだけでは突き抜けた実力を備えることはできない」と感じ取っていたようです。

水谷選手は、個々の技術力もさることながら、そのメンタルの強さが取り沙汰されることが多いです。

勝利のために、自ら好んで「異常」になりきれるメンタルの強さに、学ぶべき点は多くあるのではないでしょうか。

福原愛選手の名言

福原愛選手は、現在は引退されていますが、小さい頃からテレビで見かけることの多かったスター選手の1人です。

現在、成人されている方の中では、知らない人の方が少ないのではないでしょうか。

福原選手は、間違いなく日本の卓球を盛り上げた立役者です。

そんな福原選手の名言がこちらです。

「私自身の成長に関して言えば、心で思うことと頭で考えることとを、最近は分けられるようになってきました」

MOTIVより引用

先の荻村選手の名言と通じるところがあるのではないでしょうか。

卓球は、かなり知的なスポーツです。

感情に支配されているのでは、良い結果を残すことは難しいでしょう。

そんな卓球の一面を如実に表した一言です。

まとめ

ここまで、4選手の名言を紹介してきましたが、如何でしたでしょうか。

各選手の名言を聞いただけでも、卓球というスポーツの難しさだったり、奥深さが感じ取れるようです。

ここで紹介したもの以外にも、卓球界にはさまざまな名言があります。

卓球というスポーツの表面的な部分だけではなく、他の分野にも応用できそうなものも数多く見つかることでしょう。

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