日本でも昔から人気のあるスポーツ、バレーボール。
体型のハンデを技術とチームワークで補い、世界の強豪と戦ってきました。
東京2020では惜しくもメダル獲得はなりませんでしたが、今後の活躍も期待が出来そうですよね。
そんなバレーボールをより楽しむためのルール、特に反則についてご紹介します。
基本ルール
オリンピックなどの国際試合で採用されている6人制のルールは国際バレーボール連盟が定めています。
日本国内では9人制のバレーボールも行われていますが、世界的には普及されていません。
6人制では25ポイントを先取したチームに1セットが与えられ、3セットを先に獲得したチームの勝利となる5セットマッチとなっています。
また、最終の第5セットは15ポイント先取で、どちらかのチームが8点先取の時点でコートチェンジが行われます。
1999年よりラリーポイント制が採用されています。
それまでのサーブ権ポイント制で行われていた際は試合時間が安定しない傾向があり、それを改善するための変更です。
プレー中の動作
基本ルールは、ボールは3回以内に相手コートへ返さなくてはいけません。
ですので、レシーブ→トス→アタックというのが攻撃のセオリーとなります。
それゆえ、攻撃側としてはレシーブを崩すサーブやアタック、守備側としてはアタックを防ぐブロックがポイント奪取の鍵となります。
また、原則として同じ選手がボールに触れ続ける事はできません。
ただし、ブロックはカウントされないため、
ボールをブロックした際にコートに落ちた場合は同じ選手がそのまま返しても反則にはなりません。
ポジション
6人制の場合、それぞれ3人の前衛と3人の後衛につきます。
後衛のプレーヤーはアタックラインより前方のフロントエリアでのスパイクやブロックが禁止されています。
ポジションはサーブ権を獲得するごとに時計回りに入れ替わるため、アタックが得意な選手が常に前衛に居られない所に戦略性があります。
また、1998年より低身長の方でも活躍が出来るようにリベロ制が実施されました。
リベロというのは守備専門のポジションで、後衛の選手と何度でも交代することができるのが特徴です。
アタッカーが後衛に回った際に交代してレシーブを担当するのが主な役割となっています。
他の選手と異なる色のユニフォームを着用することが義務付けられています。
反則行為とはどんなもの
ダブル・コンタクト(ドリブル)
同じ選手が連続でボールに触る行為で、ドリブルともいいます。
キャッチ(ホールディング)
ボールを手で掴んだり、挟んだりするなど、動きを止める行為に対しての反則となります。
ボールを打ち返す競技のため、体の一部で保持する行為は反則となります。
オーバーハンドでトスを上げる際に取られやすい反則です。
タッチ・ネット
プレー中に体の一部がアンテナやネットに触れてしまう反則です。
おとりでジャンプした選手、ブロックに飛んだ選手が触れた場合も反則となります。
一方で、ボールに絡む場合にのみ適用となるため、得点後やボールに絡まない場所で触れた場合は反則とはなりません。
オーバーネット
ネットを超えてボールに触るとオーバーネットとなります。
ブロックをする際のオーバーネットは例外として認められています。
フォア・ヒット(オーバータイムス)
ボールを3回で返しきれず、4回触るとフォア・ヒットの反則となります。
ブロックでタッチした回数はカウントされないため、ブロックで弾かれたボールを処理する場合は、
ブロック後のレシーブが1回目とカウントされます。
インター・フェア
ボールをネットの下から手を伸ばして触れる行為に対する反則です。
ボールだけでなく、相手選手に触れることも禁止されています。
ペネトレーション・フォールト(パッシング・ザ・センターライン)
センターラインを越えて、相手のコート入った場合に取られる反則です。
片足の一部でもセンターラインに触れていれば反則にはなりません。
また、得点が決まった後に越えた場合も対象外となります。
アシステッド・ヒット
自分以外の選手や外部の構造物などの力を借りてプレーをする反則です。
味方選手を持ち上げるような動作などが、反則の対象となります。
アウトオブバウンズ
アンテナの内側を通らずに相手コートにボールを返した際に取られる反則です。
バレーボールの場合、レシーブしたボールがコート外に出てしまっても地面に着く前に次のレシーブをすれば有効ですが、
相手コートに返す際はアンテナの内側を通さないと、このアウトオブバウンズが取られます。
ポジション系の反則
ポジショナル・フォールト(アウト・オブ・ポジション)
サーブを打つタイミングに各プレーヤーが規定のポジションについていないとこの反則が取られます。
リベロの交代が正当でない場合にも適用されます。
サーブの反則
主審の指示笛から8秒以内にサーブを打たなかった場合、反則となります。
また、エンドラインを踏み越えてのサーブも反則が取られます。
ジャンプサーブの際に空中でエンドラインを越えている場合については対象外となります。
従来はサーブ時にネットに当たった場合は反則となりましたが、1999年よりネットインが認められるようになりました。
バックプレーヤーの反則
バックプレーヤーの攻撃はアタックラインより後方のバックエリアからのみ許可されているため、
スパイクを打つ際にアタックラインを越えてしまうと反則となります。
ブロックの反則
相手のサーブをブロックすることは禁止されており、反則が取られます。
また、アンテナの外側からブロックした場合、バックプレーヤーがブロックに加わった場合、リベロがブロックを試みた場合なども反則となります。
リベロの反則
守備専門ということで様々な制約があり、
- サーブを打つこと
- フロントエリアでのオーバーハンドによってボールを出すこと
- ネットより高い位置のボールをアタックすること
- ブロックを試みること
などが禁止行為として反則が取られます。
ルールの改正
バレーボールのルール改正は、オリンピック毎に行われていましたが、近年は変更頻度が上がっています。
これらの改正により以前は反則だった行為が許容されたり、その逆で許容されていた行為が反則になったりしています。
大きな変更例を挙げますと、
- 膝から下の打球も許可(1995年)
- サーブのネットイン許可(1999年)
- ネット上での両チームによりボールの押し合いのプレー続行(2007年)
- チャレンジシステム導入(2013年)
膝から下の打球も反則にならなくなったことから、レシーブが間に合わない時に足でレシーブするシーンも見られるようになりました。
とは言っても、手に比べてコントロールが難しいので、基本的には手でのレシーブが主流のままです。
まとめ
バレーボールの反則は他のスポーツに比べ少なく、シンプルで分かりやすいです。
野球やサッカーの方が実は難しいルールが多いかもしれません。
ルールを把握して観戦すると、チームの作戦や相手チームとの駆け引きも理解できるようになり、より一層楽しく観戦できますので、
ぜひ覚えてみてください。
そして、2022年には世界選手権、2024年にはオリンピックが開催されます。
引き続き日本勢の活躍に期待したいですね。