誰しも一度はバドミントンをしたことがあるかと思いますが、テレビなどでバドミントンの試合が放送されるのはオリンピックくらいです。
近年は桃田賢斗選手のように世界で戦える選手も多く国内で誕生し、人気が高くなっているスポーツです。
実際に競技を見るとスピード感のあるスポーツで、
シャトルの打球は最速初速で493km/hと世界最速のスポーツとしてギネス記録にも認定されているほどで、見ごたえのあるスポーツです。
そんな、バドミントンの選手の年俸は平均でどのくらいなのか。
今回、バドミントンの平均年俸やトップ選手の年俸まで紹介していきます。
バドミントン選手の平均年俸はいくら?
野球選手やサッカー選手などの年俸はよくメディアでも取り上げられていますので、
多い選手でどのくらいの年俸をもらっているのかは何となくわかるかと思います。
しかし、バドミントンの年俸はほとんどメディアでは取り上げられません。
結論から言うと国内のバドミントン選手の平均年俸は約500万円ほどだと言われています。
年俸500万円という金額は、一般人に置き換えると40代~50代の平均年収と同じくらいになりますので、
20代選手が主流のバドミントンにおいては決して低い数字ではありません。
ただ、選手として引退してしまうとその年俸も大きく変わりますので、
バドミントン選手としての生涯収入を考えると引退後に楽に過ごせるくらいのお金は残らないかと思います。
バドミントン選手の収入の内訳
バドミントン選手は主に実業団に所属していますので、プロ契約をしている選手は国内では僅かです。
プロ契約している選手でも契約金は僅かだそうで、野球やサッカーのように何千万円という金額の契約金は貰えないのが現状です。
収入源は基本的には大会での賞金で、有名選手になるとスポンサー料などが含まれます。
テニスやゴルフなどと収入の内訳はほとんど同じですね。
ただ、テニスやゴルフのように優勝賞金数億円という大会はなく、世界選手権でも優勝賞金は約1300万円となります。
日本トッププレイヤー桃田賢斗の年俸
桃田賢斗選手とはバドミントン世界ランキング1位で、2019年には出場したほとんどの大会で優勝をしている言わずと知れたトッププレイヤーです。
名前 | 桃田 賢斗(ももた けんと) |
生年月日 | 1994年9月1日 |
出身地 | 香川県 |
身長 | 175㎝ |
血液型 | A型 |
利き腕 | 左 |
種目 | シングルス |
所属 | NTT東日本 |
桃田賢斗選手は2020年・2021年は新型コロナウィルス感染拡大の為、世界大会がいくつも中止になってしまったので
大会での賞金獲得が例年に比べると少なかったのですが、2018年・2019年のコロナ禍前には出場したほとんどの大会で優勝をしていましたので、
2018年・2019年に優勝した主な大会とその賞金をご紹介します。
2018年に桃田賢斗選手が獲得した賞金は約2900万円で内訳はこちらです。
中国オープン | 49,000ドル(約540万円) |
デンマークオープン | 54,250ドル(約600万円) |
ダイハツヨネックスジャパンオープン | 49,000ドル(約540万円) |
インドネシアオープン | 87,500ドル(約960万円) |
アジア選手権 | 26,250ドル(約290万円) |
2019年に桃田賢斗選手が獲得した賞金は約5600万円で内訳はこちらです。
世界選手権 | 120,000ドル(約1300万円) |
アジア選手機縁 | 30,000ドル(約330万円) |
福州中国オープン | 49,000ドル(約530万円) |
デンマークオープン | 52,500ドル(約570万円) |
韓国オープン | 30,000ドル(約330万円) |
中国オープン | 70,000ドル(約770万円) |
ダイハツヨネックスジャパンオープン | 49,000ドル(約540万円) |
シンガポールオープン | 26,625ドル(約300万円) |
全英オープン | 70,000ドル(約770万円) |
ドイツオープン | 11,250ドル(約120万円) |
世界選手権にもなると賞金は約1300万円にまでのぼりますが、他は基本的に1000万円以下の賞金となります。
2019年の賞金総額約5600万円は決して低い金額ではありませんが、
世界ランキング1位の選手の収入と考えると他の競技と比べるとまだまだ、低いように感じますね。
因みにテニス世界ランキング1位にもなったロジャー・フェデラー選手の2018年の獲得賞金は約8億2400万円です。
メジャースポーツのテニスと比較すると大きな差があるのが現状です。
桃田賢斗選手は大会での賞金以外にスポンサー料も入ってくると思われますので、
諸々合計したら2019年度に関しては1億円近い年俸だったのではないかと言われています。
しかし、2020年の場合はコロナ禍で大会が追い次いで中止になってしまったので獲得賞金は約290万円でした。
なので、大幅に年俸も下がり1000万円~2000万円くらいだったのではないかと言われていました。
バドミントンのように大会での賞金が主な収入になるスポーツはコロナの影響もかなりあったようですね。
バドミントンの競技人口と他のスポーツとの比較
バドミントンの賞金が他のメジャーなスポーツと比較して少ない理由ですが、競技人口が影響していると言われています。
理由ですが、競技人口=人気と言われているからです。
人気のあるスポーツは競技する人数も多いですし、それに比例して観戦する人数も増えます。
観戦する人数が多いと企業などがスポンサー料を大会運営などに出資するので、必然的に選手の収入にも影響するという流れになります。
そんなバトミントンの全世界の競技人口ですが、約5000万人います。
この数字は多いのか少ないのか、他のスポーツと比較してみてください。
バレーボール | 約5億人 |
バスケットボール | 約4億5000万人 |
卓球 | 約3億人 |
クリケット | 約3憶人 |
サッカー | 約2憶6000万人 |
テニス | 約1億人 |
ゴルフ | 約7000万人 |
野球 | 約3000万人 |
競技人口が憶を超えているスポーツはやはり、選手の年俸も平均的に高く世界的に人気のあるスポーツです。
野球が意外にも世界の競技人口では約3000万人とバドミントンよりも少ないですが、
日本国内での人気が野球はあるので選手の年俸も高くなっています。
クリケットですが、日本ではあまり馴染みがありませんが、人口が多いインドで人気を集めており、
トップ選手になると年俸20億円を超えてきます。
まとめ
今回、バドミントン選手の年俸について紹介しました。
バドミントン選手の国内のバドミントン選手の平均年俸は約500万円でした。
トップ選手の桃田賢斗選手までになると、大会の成績によって額は変わってきますが、
2019年はスポンサー料も含め1億円を超えたのではないかと思われます。
競技人口と選手の年俸が比例する傾向にあるので、どんどん人気選手が出て、
競技をする人口が増えるとバドミントの人気も上がり、スポンサー料も増え、選手の年俸も高くなっていきます。
今後、桃田賢斗選手のような人気選手がどんどん出てきてバドミントンの人気が上がっていくことを期待したいですね。