次の休みは公園に行ってリフレッシュを!と考えている人も多いでしょう。
そこでおすすめなのが公園遊びの定番バドミントンです。
のんびりとラリーを続けるもよし、本気モードで勝敗を競うもよし。
メンバーの技量や場の雰囲気に合わせていろんな楽しみ方ができるのがバドミントンの魅力です。
ただ、「風がある日はシャトルがまっすぐ飛ばないからつまらない」という声があるのも事実です。
そこで考案された“風が吹いてもできるバドミントン”もあわせて紹介します。
“公園バドミントン”が一押しの理由
禁止の公園は少ない
野球やサッカーといった、ボール遊びが禁止されている公園はたくさんあります。
せっかく道具をそろえて行ったのにできなかった…という経験をした人も多いかもしれません。
でも、シャトルを使うバドミントンはその対象外。限られたスペースでできるので、別グループとの住み分けも容易です。
まわりに気兼ねなく遊べるのは、やはり大きなメリットでしょう。
ただ、夢中でシャトルを追いかけているとまわりが見えなくなるもの。周囲の安全にはくれぐれも注意が必要です。
公園の基本ルール「ほかの利用者や近隣の迷惑にならないこと」をしっかり守って楽しみたいですね。
立て看板で禁止事項のチェックを忘れずに。
初心者でも意外にラリーが楽しめる
トップ選手がスマッシュで放つシャトルは、時速400キロメートルに及ぶといわれます。
ただ、それも相手に届くまでに空気抵抗を受けて大きく減速します。
この急ブレーキがかかるような独特な飛び方が、初心者でも比較的容易にシャトルを打ち返せる要因です。
上手い下手のほかに、年齢差や体格差、男女差があっても、あまりそれを感じることなくラリーを楽しめるはずです。
また、テニスやゴルフと違って、特定のフォームをマスターする必要もありません。
自然な動きの延長で、だれもがスムーズにプレーに参加できます。
老若男女問わず、みんなで一つのシャトルを打ち合えるのが、バドミントンの良いところです。
からだも心も健康に!
ターン、ダッシュ、ジャンプ、スマッシュ…と、休みなく動き回るバドミントンは、消費カロリーの多い全身運動です。
10分でも打ち合えばからだは温まり、運動不足も解消されるでしょう。
強度やプレー時間にもよりますが、継続してやれば筋力アップも期待できます。
※バドミントンの消費カロリーはこちら。
なにより、公園で体を動かして得られる充実感はかけがえのないものです。
共に過ごす、メンバーやパートナーとのコミュニケーションが深まるのは間違いなさそうです。
賢く遊ぶ! バドミントンを楽しむコツ4選
その1・シャトルはナイロン製がベター
シャトルは材質から次の3種類に分けられます。それぞれ特徴が違います。
ガチョウとアヒルの2タイプ。公式戦で使用、屋内向き、安定した飛行
【ナイロン製】
軽量、軟らか、耐久性がある、コントロール性が良い
【プラスチック製】
安価、硬い、変形や割れに注意
屋外で使うので、耐久性の面からナイロン製かプラスチック製が候補に上がります。
飛び方や打ち心地の良さを考えると、ナイロン製がおすすめです。
ほかに、先端のコルクがウレタンボールのものや、光るLEDを組み込んで暗がりでも目立つものなどもあります。
いろんなタイプのシャトルを持って行って、試してみるのも楽しいでしょう。
その2・ラケットは軽くて丈夫なものを
ラケットはヨネックス(YONEX)が出している入門者用がおすすめです。千数百円からと値段も手ごろです。
こだわりがなければ、ホームセンターで売られているレジャー用セットで十分楽しめます。
100均でもそろいますが、安価なものは耐久性も質感も相応なので、その点は覚悟して購入しましょう。
レジャー用ラケットはアルミ製やスチール製がほとんどで、少し重みが増します。
軽さや打ちやすさを考えるならカーボン製(5,000円程度~)がおすすめです。
公園バドミントンの“常連”なら、グレードアップを考えてみてもよいでしょう。
その3・ネットがあれば面白さもアップ
同じラリーをするのでも、間にネットを置くだけで面白さは格段にアップします。
特にグループで盛り上がりたい、ゲームで得点を競い合いたいといった場合、ネットは必携のアイテムといえます。
選ぶときはまず、ネットの幅や高さをチェックしましょう。
公園でのちょっとした遊びなら、公式のネット幅より小さい3メートルほどの簡易タイプが扱いやすく、おすすめです。
設置が簡単か、コンパクトに収納できるか、持ち運びしやすいかなども押さえたいポイントです。
ただ、軽いものはそれだけ風の影響も受けやすいので注意が必要です。
その4・アレンジルールで楽しもう!
そろそろ飽きてきたとかもう少し盛り上がりたいとかいうときは、次のようなルールを加えてみるのはいかがでしょう。
・古今東西…古今東西を順に唱えながら打ち合います。
例/「古今東西、世界の国名!」→「ドイツ」「アメリカ」「ブラジル」…
・三角打ち…3人が三角形に向き合い、それぞれラケットを持ってパスを送るように打ち合います。
ちょっとしたアレンジで、いつものバドミントンが頭を使うエクササイズに早変わりです。
風のある日は「クロスミントン」!?
風が吹く屋外でもバドミントンを楽しみたいという思いから、いろんなシャトルが考案されてきました。
コルク部分を重くしたもの、羽根部分の空気抵抗をなくしたものなどさまざまです。
ただ、いずれも決定打とはいかないようです。
専用のシャトルとラケットを開発
ドイツで生まれたクロスミントンは、シャトルだけでなく専用のラケットも同時に開発したのがポイントです。
風に強いバドミントンを、というのが当初のねらいでしたが、その枠を超え、新しいスポーツとして普及しています。
専用のシャトルは「スピーダー」と呼ばれ、従来より2倍重く、よく弾むのが特徴です。
見た目はバドミントン用とそれほど変わりませんが、飛び方はより重みが感じられます。
ラケットはテニスラケットを短くしたような形状です。
実際のプレーの様子はこちら。
テニスやスカッシュなど、ほかのスポーツの要素も感じられます。
見ているだけで楽しいですね。
ルールはシンプル
クロスミントンはネットなしで、ただラケットを手に向き合います。ルールもとてもシンプルです。
双方が離れた位置にある2つの正方形のコートに分かれ、相手のコートめがけてスピーダーを打ち込みます。
くわしいルールはこちら。
クロスミントンをやってみよう!
専用のシャトルやラケットはインターネットサイトで購入できます。
しっかりしたつくりである分、バドミントンのセットより少し割高になります。
まずは、普段のバドミントンのつもりで打ち合ってみましょう。
最初はバドミントンで、風が吹いてきたらクロスミントンにチェンジという選択もありです。
“どこ吹く風”でラリーを続けたら、周囲の注目を集めるかもしれません‼︎
まとめ
公園バドミントンの楽しみ方は、これ以外にもまだまだあります。
自分たちに合ったスタイルで楽しめるといいですね。
家族のお出かけに、デートに、バーベキューやキャンプなどアウトドアの余興に、ぜひ取り入れてみてください。