日本には、様々なプロスポーツが存在します。
サッカー、野球などメジャープロスポーツの年収は、話題に挙がることが多いので、知っている人も多いでしょう。
しかし、ダーツに関して、プロダーツプレイヤーの年収を知っている人はいますか?
そもそも、ダーツにプロがあったことさえも、知らない人も多くいるでしょう。
このように、普段の生活で、なかなかスポットライトの当たらないプロダーツプレイヤーの年収について、紹介します。
プロダーツプレイヤーの仕事について
いきなり、彼らの年収を知るよりも前に、彼らがどんな仕事をしているのか見ていきましょう。
いきなり年収を取り上げる前に、まずは、大きな話からしていきたいと思います。
ダーツは今からさかのぼること500年前、戦争に駆り出されたイギリス人兵士が、戦いの合間、
酒樽に弓矢を射って遊んだのがルーツといわれています。
その後、矢(ダーツ)だけを素手で投げる競技へと進化し、徐々に世界各地へと広まっていきました。
それでは、プロダーツ選手の仕事内容に触れてみましょう。
ダーツの大会に出場したり、スポンサーと契約したり、ダーツイベントへ出演したり、レッスン料など、
主にダーツから収入を得ている人を、ダーツプロ、またはプロダーツプレイヤーと呼ばれています。
現在は、麻でできた的に、ポイントと呼ばれる先端部分が金属製のダーツを投げる「ハードダーツ」と、
ハードダーツよりもやや大きめの無数に穴の空いた的に、
チップと呼ばれる先端部分がプラスチック製のダーツを投げる「ソフトダーツ」に分かれています。
日本ではダーツマシンの普及により、ソフトダーツがメインとなっています。
最近では、ダーツマシンの中に、何種類ものゲームが搭載されていて、飽きない仕組みがそこにはあります。
ダーツはテクニックだけでなく、身体の総合的なコントロールや集中力を必要とする競技であり、メンタルもとても重要な要素になります。
ゴルフやアーチェリーのようにメンタルが左右するスポーツと言っても過言ではありません。
ダーツにはさまざまなゲームやルールがありますが、加算形式ではなく減算形式の得点計算がベースとなっていて、
計算力や先を読み戦略を練る力、判断力なども必要になる競技です。
そして、年齢、性別関係なく参加できる競技であり、幅広い年齢層のプロダーツプレイヤーが活躍しています。
プロになるために必要なこと
プロになるために必要なのは、プロのライセンスが必須となります。
日本の中でプロになる為には、発行団体からライセンスを取得する事でプロとして働いていく事が可能となります。
その中には2種類があり、
1つ目が、JAPANです。http://japanprodarts.jp/license.html
一般財団法人J.D.Uが主催のプロトーナメントです。
所属メンバーとしては女子世界一の鈴木未来選手などや男子世界一をとった村松治樹選手らがいます。
2つ目が、パーフェクトです。http://www.prodarts.jp/protest/
この団体は設立が2007年の日本最大級のプロ集団となります。
所属メンバーには浅田斉吾選手や山田勇樹選手らがいます。
日本に、2団体あるのは、ややこしい印象を受けます。
これらの団体の入団試験はそれぞれ、筆記試験と実技試験があり当然受ける場所で内容は違っています。
ちなみに、JAPANのプロ試験の方が難しいと言われています。
男子の場合の実技試験の内容はこちらです。
SHOOT OUT:5,500点以上
701(セパレートブル・マスターアウト):7ラウンド以内に上がる(2回)
クリケットカウントアップ:スタッツ5.1以上(2回)
※SHOOT OUTとは、0点から始めるカウントアップ形式のゲームです。
また、筆記試験に関して、JAPANの筆記試験は、SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN プロ規程という、
JAPANプロとしてのルールを問われます。
内容としては、パーフェクトの筆記試験よりも簡単と言われています。
プロダーツプレイヤーの収入
それでは、この記事の本題である「収入」について、紹介していきましょう。
プロダーツプレイヤーの収入源
日本のプロダーツプレイヤーの収入源は大きくは以下の通りです。
・大会の報酬
・契約メーカーからのスポンサー費
・メディアやイベント出演費
・ダーツバー等を経営している場合のその収入
・その他
トッププレイヤーの場合、プロアスリートとして国内外の大会に入賞して得られる報酬は大きな収入となります。
またメディアへの露出やイベント出演に加え、契約メーカーのスポンサー費などが収入となりえます。
さらにダーツバーなどのオーナーである場合、店の利益も収入となります。
しかし、トッププレイヤーの割合は、全体でみると、ほんの一握りです。
ほとんどのプロダーツプレイヤーは、大会の報酬だけで食べていくことが出来ず、地方のダーツイベントやダーツ教室に出向き、
稼ぐこともあります。
または、ダーツバーやダーツショップを経営して生計を立てているプレイヤーも多いそうです。
大半のプロダーツプレイヤーの年収は、300万円くらいと言われています。
日本の平均給与は、461万(国税庁HPより)とのことなので、それに比べると、決して裕福な暮らしを望めると言えないのが現状です。
日本で最も稼いでいるダーツプレイヤーの収入
大半のプロダーツプレイヤーの収入が意外と低いことに夢も希望も見えないと思って人は多いでしょう。
しかし、実は、トップの人たちの収入は凄いのです!
2019年にパーフェクトでトップとなった浅田斉吾プロの獲得賞金額は、1.699万円と言われています。
また、2019年にJAPANで年間ランキング1位を取った大城正樹プロの獲得賞金額は、1,499万5千円と言われています。
(この数字はトーナメント・年間総合ランキング・パーフェクト賞の賞金の合計額なので、あくまで年収の一部となっています。)
有名になればなるほど、メディア露出、知名度が上がります。
その結果、スポンサーがついて、さらに収入が上がる仕組みなのです。
しかし、まだまだ、選手をサポートする環境が整っていないからなのか遠征費や練習費は選手の自腹なので、出ていくお金もかなり多くなります。
まとめ
このように、「プロ」と言っても、ダーツプレイヤーの収入面は、非常にシビアであることが分かりましたね。
「ダーツが好き!」といったピュアな気持ちだけで、やっていけるほど、人生は楽ではありません。
日本においては、エンターテイメントの延長線上というイメージが強く、
プロスポーツとして、根づいていないため、支援するスポンサーの規模はまだ小さいです。
このあたりの環境を整えてあげると、安心してダーツ一本で生活していく選手が増えてくることでしょう。
そうなると、プロダーツプレイヤーに憧れるファンがさらに増え、日本のダーツマーケットの未来は明るいものになるでしょう。
選手生命が長いスポーツだからこそ、ダーツに集中できる環境さえあれば、さらに今後は盛り上がっていくと思います。