コロナ禍の影響もあり、運動不足が加速しがちな今、手軽に運動できる自転車にとても注目をが集まってきています。
自転車といっても様々な種類がありますが、なかでもロードバイクでサイクリングを楽しむ方は非常に多いです。
しかし、初心者の方のなかには、よいサイクリングコースが見つからないという方も多いかもしれません。
今回はロードバイクで気持ちよく走れる道の特徴と関東の有名なサイクリングロード5選をご紹介します。
気持ちいい道の特徴
ロードバイクはママチャリやクロスバイク等に比べると少しシビアな走りになるので、
路面の凸凹やハンドリングが多く必要な道は走り辛いと感じます。
自宅から出発するサイクリングの場合、自分で決めたサイクリングコースを進むことになりますが、
サイクリングに適していない道を選ぶと当然ストレスも溜まり、事故の危険性もあるため、コース選びにはぜひ気を使っていただきたいものです。
下記でご紹介する特徴がある道を選ぶことにより、より安全でストレスフリーなサイクリングが楽しめるので、参考にしてみて下さい。
路面が舗装されている
サイクリングを楽しむために、またロードバイクを大切に乗るためにも重要視したい要素はきちんと舗装されている路面を走るということです。
走ったことのない方でも想像できると思いますが、砂利が多く凸凹した道よりもきちんと舗装された道の方が当然スムーズに走行できます。
凸凹した道を走ると、ロードバイクにも振動が伝わることになり、各部品のネジが緩んでしまったり、タイヤがパンクしてしまったりといった、
トラブルが発生する要因にも繋がるため、可能な限り舗装された道を走る様にしましょう。
日本での自動車道はきちんと舗装されている道がほとんどのため、基本は自動車道を取り入れることになります。
信号が少ない
車のドライブでも同じ様に信号が多いコースでは停止する回数も多くなり、気持ちよく走ることはできません。
全国にはサイクリングコースとして整備されている道があり、それらの道は自転車と歩行者が行き来する道のため基本的に信号はありません。
自宅から行ける距離であれば利用してみると良いでしょう。
自宅付近にサイクリングコースがないという人は一般道でも信号までの区間が比較的長い道を探し、コースとして取り入れてみるとよいでしょう。
直線の道が多い
サイクリングをストレスフリーで楽しむためには曲がり角や交差点等が多い道ではなく、直線の道を選びましょう。
峠道のようなワイディングロードとなるとそれはそれで楽しみもあるので話は別ですが、曲がり角や交差点では事故の危険も高まり、
ロードバイクの持ち味であるスピード感を楽しめなくなってしまうので、基本的には避けた方が良いです。
アップダウンが少ない
ロードバイクは多段変速機構を備えている自転車なので、多少の坂道であれば比較的スイスイ進むことができます。
しかし、アップダウンが激しい地帯や山道等を長時間走ることはトレーニング目的には良いかもしれませんが、
楽しむためのサイクリングにはあまり適していないと言えます。
特に初心者の方のなかにはまだあまり筋力が少ない方もいると思うので、気軽なサイクリングには平坦な道を選ぶ方が良いでしょう。
歩行者が少ない
ロードバイクはママチャリやクロスバイク等のシティサイクルに比べてスピードが出やすく、
初心者の方でも30km/h程度の速度に達する事があります。
もしそんな速度で歩行者にぶつかってしまったら相手はもちろん自分も大怪我を引き起こす可能性があるので、
歩行者の多い道では自分の思うようには走れません。
少しでもストレスなくサイクリングを楽しむためには歩行者の少ない比較的大きい一般道やサイクリングロードを選ぶ必要があります。
関東サイクリングロード5選
上記の条件が比較的整っている関東のサイクリングロードを5つご紹介します。
基本的にサイクリングロードは川沿いを走る道が多いですが、全長がサイクリングロードというコースは多くなく、
どこかで一般道も織り交ぜつつ構成されたコースが基本となるため、あらかじめ注意しておきましょう。
荒川サイクリングロード(東京都)
実際にサイクリングロードと定められている道は、さいたま市から始まる「さいたま武蔵丘陵森林公園自転車道線」で、
下流側の河川敷の道路は災害時に緊急用輸送路として使用される「緊急用河川敷道路」を一般に開放される形になっています。
上流側では部分的に一般道を通る場合もありますが、荒川の河口(江東区新砂)から武蔵丘陵森林公園まで行くことができます。
また、森林公園側に進まずに更に北上すれば、熊谷まで走ることができます。
道幅が広く走りやすいですが、遮るものも少ないため風の影響を強く受ける特徴があります。
江戸川サイクリングロード(東京都)
葛西臨海公園(東京都江戸川区)から江戸川と利根川の合流点までを走れる自転車道です。
葛西臨海公園からは車道沿いの狭い道を走りますが、篠崎公園付近からは河川敷に降りたり、土手上を走るようになります。
全体的に道幅は狭く、土手の上を走る区間が多いので、風の影響を直接受けてしまいます。
また新葛飾橋から上流側は他の川と比べ、橋と橋との間隔が非常に長いので、対岸へ移動したいときは橋を間違えない様に気を付けて下さい。
多摩川サイクリングロード(東京都)
土手の上を走る道で、右岸・左岸共に一部途切れる区間はありますが、両岸を上手く行き来すると、舗装路のみを走ることができます。
多摩川河口方面へ向かうと羽田空港へ、また上流へ向かうと尾根幹や浅川サイクリングロード経由で高尾方面へも移動することができます。
ただし、全体的に道幅が狭い割にはランナーや歩行者が多く、スピードを出して走るにはあまり適していない道のため、
そこまで速くなくサイクリングしたい方におすすめです。
手賀沼サイクリングロード(千葉県)
手賀沼サイクリングロードは一周で20kmあります。
20kmというのは、サイクリング初心者の方にとって、ほどよい疲労感を感じることができる距離だと思います。
また、道中の8割程度は舗装されたサイクリングロードで、残り2割は広い一般道となるため、信号で停止したり、
車を気にしながら走るといったストレスがほとんどありません。
ただし、歩行者には気を付けて走行する必要はあります。
手賀沼サイクリングロードは千葉県柏市なので、東京駅から常磐線を40分弱の利用で行くことができ、首都圏からのアクセスも良好です。
境川サイクリングロード(神奈川県)
境川サイクリングロードは一般道も含めて全長24.5kmと程よい距離の道です。
大和市から藤沢市の海岸沿いまでが対象区間となりますが、町田までの「境川ゆっくりロード」も含めると全長30kmほどになります。
首都圏からのアクセスも良く、南へ下れば湘南エリアなので、グルメや観光スポットで1日楽しむこともできます。
サイクリングロードとして整備されている区間は町田駅〜藤沢市大和橋近くまでで、信号もなく、ロードバイクで気持ちよく走れる道があります。
まとめ
これからサイクリングを楽しみたい方、また、現在のサイクリングコースがマンネリしてきてしまった方は
今回の記事を参考にしていただき、走っていて気持ちのいい、ストリスフリーなサイクルライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後までご閲覧いただきありがといございました。