今回の記事はプロ野球選手が出版している本のおすすめをご紹介していきます。
意外とプロ野球選手の方って本を出版していることが多いですよね。
やっぱり多いとどれから読んでいいのかわからなくなります。
わたくし自身数多くの野球本を読んできたので、野球経験者向けだけでなく未経験の方にも見ていただきたい内容になっております。
それでは参りましょう。
おすすめ野球選手出版本①【イチロー 262のメッセージ】
Amazonより引用
さてまずは先頭バッターからです。
この著書はイチロー選手がメジャーでデビューしてから4年間の間に放たれた格言を本にしているんです。
ここで皆さんに質問です。
さて、こちらの本では262という中途半端な数字がメッセージとしてあげられています。
ではなぜこのような中途半端な数字なのでしょうか⁉︎
皆さん考えてみてください。
格言の数が262個になった⁉︎
いいえ違います。
実はこの数字イチロー選手のある記録をモチーフにしているんです。
その記録とは、2004年イチロー選手がシーズン中に打った安打数。
これがなんとメジャーリーグ史上最高記録‼︎
1920年にジョージ・シスラー選手が達成した257安打という大記録を84年ぶりに更新しました。
当時、メジャーリーグではイチロー選手一色‼︎今でいう大谷翔平選手のような大活躍。
この本の数字「262」にはそんな意味が込められているんです。
また内容1つ1つが本当に濃いので、少しだけ本の中に書かれている格言を紹介しようと思います。
「勝負の場で力の差を見せつけるのが1番です。野球に限らず、なんでも実力の差を見せてしまえばいいのだと思います」
まさに勝負の世界でずっと戦ってきたイチロー選手らしい格言ですね。
モチベーションを上げたい方や、刺激が欲しい方には非常におすすめの本となっております。
おすすめ野球選手出版本②【フルタの方程式 古田敦也】
Amazonより引用
今やスポーツキャスター、野球解説などマルチに活躍されている古田敦也さんの著書「フルタの方程式」のご紹介です。
こちらの本は以前テレビ朝日で放送されていた番組を本にしているんです。
古田さんといえば一時期、監督兼選手として活躍をされていました。
「代打、俺」この言葉は非常に懐かしいですよね。
覚えている方は少なくなってきているかもしれません…
プロ野球界の監督をするぐらいですから野球のことには非常に詳しく、技術も備わっている古田敦也さん。
そんなすごい方の技術的な部分だけじゃなく、メンタルの部分や人との関わり方等も書いてある大変内容の濃ゆい本になっています。
おすすめ野球選手出版本③【采配 落合博満】
amazonより引用
続いては、選手時代に史上初の3冠王を3度取り、監督としては中日の黄金時代を築き上げ53年ぶりの日本1にも導いた名将落合博満さんの著書「采配」です。
内容は大変奥が深く知的な印象を受けました。
野球の技術に関することだけではなく、マネジメントに関することも書いてあるので仕事に活かせることが多く記載されています。
著書には様々な格言が残されているのですが、特にわたくしが心にドスンと響いたのは
「本当の意味でのプロとは、自ら考え責任を持って行動し、積極的に教えを乞い、成長を続けるいわば”自立型”人間である」という部分です。
落合博満さんは、自分のことに責任を持って行動することや他人に迷惑をかけない自立した人間になりなさいと著書で伝えています。
当たり前のようでできている人が少ないような気がする言葉です。わたくし自身もハッとさせられました。
今、仕事関係で悩みがある方、野球経験がない方にもおすすめができる本です。
おすすめ野球選手出版本④【もう一度、プロ野球選手になる。新庄剛志】
Amazonより引用
現役時代数々の伝説を残し、記録だけではなく人々の記憶に残り続けている新庄剛志さんの著書「もう一度、プロ野球選手になる」のご紹介です。
新庄剛志さんといえば、敬遠球をサヨナラヒットにしたり、ホームスチールを決めたりと見る人を魅了し続けてきました。
最近はプロ野球選手になると発言したことでも話題になりました。
また何事も隠さない性格が印象ですが、その常識はずれで規格外な私生活を赤裸々にカミングアウトしたことで、メディアにも引っ張りだこです。
著書の内容は、
新庄剛志さんがなぜ47歳になってからまたプロ野球選手になろうと決意したのか、
現役復帰の真相や選手時代多くの人々に夢と希望を与えてきたからこそ語れる”夢の叶え方”についても記載されています。
考え方だけではなく、常識にとらわれない新庄流の野球テクニックも載っています。
何かこれから夢を叶えたい方やポジティブシンキングになりたい方、新庄流の野球テクニックが知りたい方は非常におすすめです。
おすすめ野球選手出版本⑤【逆境を笑え 川崎宗則】
Amazonより引用
続いてご紹介するのはこの著書、川崎宗則さんの「逆境を笑え」です。
川崎宗則さんといえば、ホークスの黄金時代を支えた遊撃手でWBCでも世界1位に大きく貢献しました。
また、飾らない正直な性格なので多くの人から愛されるキャラでお馴染みです。
著書の内容はとにかくポジティブシンキングな川崎宗則さんの物事の考え方や挫折を味わったときにどう対処していくかがおもに書かれています。
モットーは「恥ずかしくても前に出る、失敗しても恐れずに前に出ること」
今の現代人に非常に足りていない部分であると個人的には思っていますし、川崎宗則さんの考え方は勉強になり必ず真似をしようと感じさせてくれました。
今もなお野球を続けており、かなりの成功者に見えますが順風満帆だったわけではないようです。
鹿児島の野球では無名の高校、鹿児島工業高校を卒業したのちにプロ野球選手になりましたが、
新しい挑戦をするたびに大きな挫折を味わっていたと著書で語っています。
そんな川崎宗則さんの人生経験をもとに書かれているので非常に説得力があります。
是非、いまの小学生、中学生に見てもらいたい1冊となっています。
おすすめ野球選手出版本⑥【奇跡のバックホーム 横田慎太郎】
Amazonより引用
最後にご紹介するのは、元阪神タイガースの横田慎太郎さんの著書「奇跡のバックホーム」です。
この本の主人公横田慎太郎さんは現在26歳とまだまだ野球選手としてこれからという年齢です。
しかし2019年をもって引退をしているんです。
理由はただの実力不足であればまだ良かったのですが、持病が悪化したことで野球ができなくなってしまいました。
現役時代は一時期、1軍でも活躍し2016年には開幕スタメンも勝ち取っております。当時は糸井2世として注目を集めました。
そんな順風満帆だった彼に、まさかの出来事が訪れます。
それはプロ4年目のこと。
原因不明の頭痛が長引いたため、病院を訪れたところなんと脳腫瘍の宣告を受けたのです。
苦しい闘病生活からやっと抜け出すことができ、驚くことに2軍に戻ってくるまでの回復ぶり。
誰もが横田選手に1軍にまた戻ってきて欲しいと願っていました。
ただ、現実はそこまで甘くありませんでした。
手術の後遺症により視力低下が悪化してしまい、残念ながら引退を決意。
阪神サイドも異例の引退試合を実施。
引退試合当日、その日は横田選手にとって1096日ぶりとなる実戦でした。
タイガースがリードして迎えた8回表2アウト2塁の場面で横田選手にセンターに入れと指示がありました。
その時はもうほとんどボールが見えてなかったようです。
そんな彼のもとになんと打球が飛んできてしまいます。
誰もが諦めていたその時ボールをキャッチしたことも驚きましたが、矢のような送球がキャッチャーミットに届き2塁ランナーを刺すという大ファインプレー。
ベンチ裏でみていた鳥谷敬選手も横田選手に「野球の神様って本当にいるんだな」と声をかけたそうです。
この出来事はすぐマスコミでも報じられ、この著書にもなったというわけなんです。
著書では横田慎太郎さんの人間らしい色んな部分が見えて大変勉強になります。
大きな挫折を経験をしたからこそいえる説得力のある言葉が胸に染みます。
この著書は本当に多くの方に手に取ってみていただきたいです。
まとめ
まだまだご紹介したい本はありますが、この辺にしておきます。
今回の著書は比較的様々なジャンルの方、年齢問わずいろんな方がみて面白い!ためになる!と感じていただけるはずです。
人生は簡単に大きく変えることもできます。
毎日をポジティブに大きな壁が立ちはだかっても笑って乗り越えていきましょう!