タオルを使ったシャドーピッチングで投球フォームを安定させる!!

公園や家の前で野球少年たちがタオルを振りかぶっているのをよく見かけます。

あのトレーニングにはいったいどういう効果があるのか。

どういう能力を伸ばすトレーニングなのか。

ボールを投げるのとは何が違うのか。

その謎を解説いたします。

タオルを使ったシャドーピッチングとは?

シャドーピッチングとは?

シャドーピッチングとはボールではなくタオル等を持ち、実際の投球フォームの動作を繰り返し行うことです。

シャドーピッチングには専用の器具もございますが、

今回は一般的でより手軽に誰でもすぐ実践可能なタオルを使ったトレーニングをご紹介いたします。

タオルシャドーピッチングのメリット

シャドーピッチングのメリット

シャドーピッチングは、普通の投げ込みよりどういうメリットがあるのかを紹介いたします。

ピッチングフォームの安定

ピッチングフォームを安定させるのに非常に効果的です。

ピッチングフォームの安定はピッチャーには何よりも大切です。

コントロールやからだの体重移動、リリースポイントなども安定しピッチングの向上には欠かせないです。

しかしボールを使った投球練習ではどうしても肩に負担がかかり、

数をこなすことは難しいです。

無理をすれば怪我にもつながります。

そうなれば元も子もないです。

しかしタオルを使ったシャドーピッチングなら肩や肘への負担をかなり減らせるので、繰り返し反復練習をしやすいです。

なのでピッチングフォームを安定させることを通常の投げ込み練習より早くできます。

怪我のリスク

先程も説明いたしましたが、実際にボールを投球しない分怪我のリスクが少ないので、

他のトレーニングに比べて数多く反復してトレーニングすることが可能です。

怪我は選手にとっては絶対に避けたいものですので、リスクが少ないシャドーピッチングはそういった面でもありがたいトレーニングです。

トレーニングしやすい

タオルを使ったシャドーピッチングは、ボールを使うこともないので基本的には場所を選びません。

部屋の中でもできるので雨などの天候にも左右されることはありません。

どんな時、どんな場所でもタオル一枚あればすぐにできる手軽さもシャドーピッチングの大きな魅力の一つです。

タオルシャドーピッチングのやり方

それではシャドーピッチングの一般的なやり方を紹介していきます。

シャドーピッチングのメリット

タオルを握る

まずはタオルを握るところからです。

タオルの真ん中を実際にボールを握るように

  1. 人差し指と中指の上にタオルを乗せる。
  2. 人差し指と中指と親指でタオルを包むように握る。

タオルの握り心地によっては自分で結び目を作って握りやすくするとやりやすいです。

実際の投球フォームと同じ動作を繰り返します

実際の自分の投球フォームをタオルを振って実際に繰り返します。

この時できれば全身がうつる鏡の前でやるようにします。

鏡を使用しなくてもシャドーピッチングはできますが、自分を客観的に見ることができないので効果が薄れてしまいます。

しっかりと自分のピッチングをフォームやリリースのポイントなどを客観的に見ることが重要です。

ただやみくもにやり続けるだけではトレーニングの効率はよくありません。

タオルシャドーピッチングの際に意識すること

トレーニングの際に意識すること

それでは実際にトレーニングをする際に注意すべき点をいくつか紹介します。

からだをリラックスして、しっかりと投球フォームを意識する。

シャドーピッチングの目的はボールを強く投げることではありません。

しっかりと投球フォームを安定させることが目的です。

そのため全身に力が入ってしまうと自分のフォームのチェックが効率的にできません。

からだは常にリラックスして自分の投球フォームの流れをしっかりとチェックして最後に腕を強く振るように心がけます。

下半身主導でからだ全身の体重移動を行う意識をする。

ピッチャーにとって体重移動はボールに力をしっかりと伝えるためにはとても大切な動作です。

しっかりと下半身を意識して体重移動を行うことで、肩が早く開くのを抑えることができ、

自然なからだの力の流れで腕を振ることができるようになります。

そのため腕に余計な力を入れることなくしっかりと強いボールを投げることができるようになります。

腕を振るときは、しならせるイメージ

投球時に腕を振るときに、鞭がしなるように腕を振れると力がしっかりとボールに伝わり球速が上がります。

しかし腕先に余計な力が入っていると鞭のようにしなやかに腕を振ることはできません。

ボールを実際に持たないシャドーピッチングでは腕先の力をしっかりと抜くイメージがしやすいです。

タオルを握るときにはしっかりと力を入れて握るのではなく、軽く握ることを意識します。

軽く握ってしっかりと腕を振ることができるようになれば、

実際の投球時にもボールを軽く握り無駄な力が抜けた状態でしっかりと腕をしならせて投球することができるようになります。

実際の試合の状況をイメージする

実際の試合ではいつも同じ投球フォームで投げ続けることはほとんどできません。

ランナーを背負えば基本的にセットポジションの体勢からの投球となります。

そういった試合の状況に合わせたトレーニングも必要になってきます。

バランスを崩しフォームが乱れやすいクイックモーションでシャドーピッチングを行うことで、

しっかりと問題点が見つかりそこを重点的に意識してトレーニングすることで改善することができます。

他にも・・・

これまで紹介した点以外にもリリースポイントを前にする意識や、

肘が下がらないように意識するなど人によっても色々と意識する部分やポイントが変わってきます。

周りの人の意見も取り入れながら自分に一番適した形でトレーニングするのが望ましいです。

調子が悪い時にはシャドーピッチングでしっかりと自分を見つめ直すことが大切です。

投手にとっての基礎トレーニング

投手にとって基礎トレーニング

投手にとってシャドーピッチングは基礎トレーニングです。

野手の選手でいう素振りのようなものです。

投手の基礎を作り上げるシャドーピッチングですが、

基礎練習というのはいくらすごい投球ができるようになってもトレーニングメニューとして欠かせません。

基礎は積み上げていく必要があります。基礎の積み上げはどんな偉大な選手でも欠かせません。

プロ野球選手となり活躍している選手たちもこのシャドーピッチングでしっかりとピッチングの基礎を築き上げて来たからこそ活躍できるのです。

しかし肩や肘への負担は少ないとはいえ無いわけでありませんので、しっかりと自分のからだを管理し、

やりすぎてオーバーワークにならないようにうまく調節しながら継続して行っていきましょう。

まとめ

まとめ

ここまでシャドーピッチングのやり方や注意点などをご紹介してきました。

ボールを使うこともなくタオルを振るという一見地味なトレーニングで、ボールを投げた方が練習になると思ってしまうかもしれませんが、

投球の基礎となる絶対に欠かせないトレーニングです。

野球というスポーツにおいて、一番花形で試合で誰よりも注目を集める投手というポジション。

チームの勝敗を一番左右するポジションとも言えます。

そんな重要な役割もしっかりと全うするためにもピッチングの基礎をしっかりと固めることを心がけることが、試合で活躍できる秘訣です。

この記事を読んで野球をしているすべての人に少しでも力になっていれば幸いです。

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