今回は習い事としてリトルリーグに入団する際にかかる費用についてご紹介します。
お金のかからない習い事はありませんが、中でも野球は特にお金がかかるイメージをお持ちの親御さんは多いのではないでしょうか。
スパイクやユニフォームは陸上やサッカーでも必要となる用品ですが、野球の場合はバットやグローブ、
硬式のボールといったほかのスポーツでは使わない用品もありますね。
その他にも様々な費用がかかってくるので、ひとつひとつ見ていきましょう!
リトルリーグにかかる費用
リトルリーグに入団すると年会費、月謝、バット、スパイク、遠征費用、とあらゆる費用がかかります。
バスを持っているチームはバスの維持費用や購入費用も追加されます。
強豪チームとなると遠征が多いので、宿泊費用や食事代などもかかってきます。
チームによってかかる費用が異なるので、名門や強豪チームの費用を参考に見ていきましょう!
調布リトルシニア
調布リトルシニア出身のプロ野球選手は、日本ハムの清宮選手や元ヤクルトの荒木大輔選手らがいます。
清宮も荒木もリトルリーグワールドシリーズ優勝へ導いた経験がありますね。
そんな強豪チーム調布リトルシニアに入団した場合かかる費用を見ていきましょう。
月会費:4000円
傷害保険:2000円(年額)
計:年間5万円
月会費:5000円
父母協力会費:500円
傷害保険:2000円(年額)
計:年間6万8千円
江戸川リトルシニア
江戸川リトルシニアは「平成の怪物」と呼ばれボストンレッドソックスで活躍した松坂大輔投手や、オリックスの小谷野栄一選手らの出身として有名です。
そんな名門江戸川リトルシニアでかかる費用をご紹介します。
リーグ費:12000円(リーグバス費、父母会費含む)
計:年間14万9千円
枚方リトルシニア
枚方リトルシニア出身には元阪神タイガース亀山努選手や元読売ジャイアンツ吉永幸一郎選手らがいます。
亀山は選手引退後、監督としてリトルリーグワールドシリーズにて枚方リトルシニアを優勝させた経験もあります。
入会金:10000円
部費:13000円
父母会費:2000円
全国大会積立金:3000円(出場できなければ返金)
計:年間22万6千円
湘南ボーイズ(湘南クラブ)
湘南ボーイズ出身のプロ野球選手には中日ドラゴンズの小笠原慎之介選手らがいます。
小笠原の代では、リーグを超えて中学硬式野球クラブチームの日本一を決める「ジャイアンツカップ」で優勝経験があります。
ボーイズ会費:13500円
授業料:18500円
父母会費:5000円(年額)
計:38万9千円
年に1回かかる費用
リトルリーグの会費は年に1回払うもの、毎月月謝として払う費用があります。
年に1度もしくは入団時に一度支払う費用は入会金、傷害保険(スポーツ保険)、選手登録費用、大会登録費用などがあります。
入会金
入団時に支払う入会金はチームによって金額が異なりますが、5千円~1万円のチームが多いです。
入会金がないチームもありますが、強豪チームや名門チームはほとんどのところが入会金を取っていますね。
傷害保険(スポーツ傷害保険)
登録選手はスポーツ傷害保険の加入が必須条件で、1年分の保険料を支払う必要があります。
協会の保険に入る場合は選手1名につき年額800円、大人1名年額1850円の保険料となっております。
このスポーツ保険に加入しないと公式戦への出場ができないため、必ず加入しないといけません。
また、監督やコーチなども加入が義務付けられています。
登録費用
登録費用とは、チーム登録、更新、選手登録、選手追加登録、大会出場登録にかかる費用です。
チームの登録は年に1回13万円がかかります。
選手の登録や追加登録は1人あたり2千円です。
選手が公式戦に出るためには選手登録をしないといけないので、試合に出るためには保険の加入と登録業務をまずしないといけないのですね。
リトルリーグのチームによっては、登録費用という名目で集金をするところもあれば会費の中に含まれているので特段集金をしないチームとがあります。
毎月かかる費用
習い事としてチームに入団するため、毎月の月謝を納めなくてはなりません。
月会費が高額なチームもあれば、そうでもないチームもあるため、チームに入団するにあたって念入りに確認すべき点かと思います。
ただリトルリーグの場合基本的には住んでいる地域のチームにしか入団できないため、
月の会費が高いからと言って住んでいる地域以外のチームに入団できるとは限りません。
月会費
毎月払う金額の大部分を占めるのは月会費です。
チームの規模や所有している設備のグレードによっても会費が分かれるため、月額4千円のチームもあれば3万円を超えるチームもあります。
平均的に見ると1万円前後のチームが多いですね。
この費用の用途は、野球用品や用具の管理、グラウンドの整備などに充てられます。
父母会費
リトルリーグに限らず、少年野球をする子供たちにとって重要なのがお父さんやお母さんの存在ですね。
暑い中練習を手伝ってくれたり、ドリンクの用意をしてくれたり、遠征の際に車を出してくれたり、悩みの相談に乗ってくれたり。
そんな親御さんのための会費がこの費用となっております。
父母会が月に何度か開かれて会議をするチームもあります。
この父母会費はチームの運営スタッフや親御さんのドリンク代などに充てられています。
リーグバス維持費
リーグバスを所持しているチームは、そのバスの維持費、管理費としてバス代を毎月支払います。
バス代として集金されるチームもありますが、ほとんどが会費の中に含まれています。
もちろんバスを持っていないチームも多くありますが、その場合は親御さんが車を出し合って遠征に行きます。
その際のガソリン代や高速代は返金されたり補助金が出たりする場合もあるそうです。
全国大会積立金
枚方リトルシニアのように全国大会常連チームの場合、全国大会用の積立金として毎月3千円ほど集金をしているところもあります。
全国大会に出場できなかった場合返金されるそうです。
仮に返金された場合4万円ほどが戻ってはくるものの、全国大会には出場できなかった、と複雑な心境になりそうですね。
野球用品やチームのグッズ
毎月の会費以外で出費がかさむものが、野球用品ですね。
メーカーや種類、デザインによって金額はピンからキリまでありますがどれも高額な商品ばかりです。
ですがせっかく練習をするなら一番いいものを、とつい親心で買ってしまうものでもあります。
バット・グローブ・ボール
野球をする上で欠かせないのが、バット、グローブ、硬式用のボールです。
リトルリーグの場合硬式なので、軟式野球に比べたら用品にかかる費用が2倍以上になります。
軟式用のグローブが1万円ほどなのに対して硬式用のグローブは3万円ほどします。
バットも軟式のものは1万円ほどですが、硬式用のバットは2万円以上します。
ユニフォーム・スパイク
ユニフォームやスパイク、アンダーシャツに関しては軟式と硬式では特に違いはありません。
しかしユニフォームも練習用と試合用であわせて2万円以上しますし、アンダーシャツや靴下も全てそろえたら1万円ほどと馬鹿にできません。
冬は冬用のジャンパーやボアコートも必要になってくるのでさらに2万円ほど追加されます。
スパイクは平均1万円ほどでしょうか。
チームバッグ
バッグ一つにしてもチームでお揃いのものを作ったり、練習に持っていくバック、遠征用のバッグ、と次から次へと必要になってくるため、合計2万円は超えてきます。
バッグのほかにも、グローブを入れるケースやタオルやすいとうなど小物類も合計すると5千円円以上になります。
エルボーガード
エルボーガードやリストサポートといった保護用品も、軟式ではあまり使いませんが硬式の場合必須アイテムとなるチームもあるため
こまごまとした費用もかさんでいきます。
その他諸費用
毎月の会費、野球用品以外でも遠征費、治療費、プロテインなどといった費用がかかります。
リトルリーグの場合チーム数に限りがあるため、必ずしも隣町に敵チームがあるというわけではありません。
勝てば勝つほど遠くのチームと対戦する必要が出てくるため、強くなればなるほど遠征に行く頻度も増えます。
したがって、強いチームほど遠征費用や宿泊費用が増えるのです。
また、スポーツに怪我は付き物とよく言いますが、本当に治療院にかける費用は大切です。
腕が良く、選手との相性もいい先生と出会えると、将来の筋力アップや怪我の予防につながります。
怪我をしないことが一番ですが、予防の方法を習ったり、疲労をためない治療をしてもらうことも重要です。
まとめ
リトルリーグにかかる費用は毎月の会費、野球用品をそろえる費用、遠征や治療にかかる費用があります。
会費が年間10~30万円、用品代が年間7~10万円ほど、治療院や遠征で5万円~10万円と仮定すると、幅はありますが年間22万円~50万円かかるということになりますね。
リトルリーグはお金がかかるし親御さんも大変ですが、将来高校野球やプロ野球で活躍したいという夢があるならば入団することを強くおすすめします!
挨拶や礼儀など社会人になってからも使える立ち居振る舞いも身に着けることができるので、これから野球を始める家族の方は是非参考にしてくださいね♪