「ミスタープロ野球」、「ミスタージャイアンツ」と呼ばれ、プロ野球ファンだけでなく、多くの日本人に愛された野球選手が長嶋茂雄氏です。
その発言も思わず笑ってしまう面白いエピソードから、多くの人を感動させ、心に残る発言まで数多くの名言を残しています。
今回は、巨人軍の終身名誉監督である長嶋茂雄氏の笑ってしまう迷言エピソードや、心に響く名言をまとめます。
長嶋茂雄の天然迷言エピソード
長嶋茂雄氏は名選手であるとともに、天然なエピソードを残した人物でした。
そのため、多くの人が笑ってしまう発言も数多くあります。
ここでは思わず笑ってしまう発言をまとめてみます。
迷言① 今年は全国的にインフレでね。
長嶋氏は英語を使うことが好きです。ただ、その使い方が間違っていることがよくありました。
実際のインフレという言葉は経済用語として使われますが、長嶋氏はインフルエンザのことをインフレと呼びました。
風邪をひいたというファンに対して、発した言葉がこの発言です。
勘違いして出たこの言葉が、天然な性格の長嶋氏らしさを表しています。
ちなみに、松坂大輔投手が新人時代にキャンプで風邪をひいたと聞いた時も「インフレ?」と記者に聞き返しています。
頭の中で、インフルエンザ=インフレと認識されているようですね。
迷言② 何事もあきらめるな。人生はギブアップだ。
監督時代に選手に喝を入れるために言った言葉がこの発言です。
本当は「人生はネバーギブアップだ」と言いたかったのでしょう。
残念ながら、真逆の意味になってしまいました。
この発言を聞いた選手は戸惑ったかもしれませんが、これも長嶋氏の面白さを表す話ですね。
このような面白い発言が思わず出てしまうのが長嶋氏の魅力的な部分でしょう。
迷言③ ミートグッバイ
長嶋氏は肉離れのことをミートグッバイと言いました。ファンの間でも有名な言葉です。
この発言以降、肉離れのことををわざとミートグッバイと呼ぶファンも増えました。
肉=ミート、離れる=グッバイと直訳して名付けたものでしょう。英語を使うのが好きな長嶋氏らしい発言ですね。
ちなみに実際の肉離れは英語ではmustle strainと言います。
迷言④ プリーズコールミータクシー
これは長嶋氏がアメリカでタクシーを呼ぼうとした時の発言です。
ただ、実際にプリーズコールミータクシーを日本語にすると「私をタクシーと呼んでください」になります。
このままだと長嶋氏のことをタクシーと呼ばなければいけません。この言葉を聞いたアメリカ人はびっくりしたでしょう。
この発言も長嶋氏の天然な人柄を表す言葉になっています。
なお、実際にタクシーを呼びたい時はPlease call a taxi.と言いましょう。
迷言⑤ 最近の高橋は疲労の疲れが目立つね
長嶋氏が監督当時、高橋由伸選手の調子が悪い時期に、この疲労の疲れという発言をしました。
このように長嶋氏は、同じ意味の言葉を繰り返すのが癖となっていました。
これ以外にも「春のスプリングキャンプ」や「夢のドリーム戦」、「1年目のルーキー」などがあります。
英語を交えて同じ意味を繰り返すのも長嶋氏の特徴です。
悪気があって発言するのではなく、自然に出てしまうのが長嶋氏のほっこりする側面ですね。
迷言⑥ 球がスッとくるだろ、そこをグーッと構えて腰をガッとする、あとはバッといってガーンと打つんだ
長嶋氏といえば、擬音語を多用するのも特徴です。特にバッティングの話をするときに、擬音語をたくさん使います。
長嶋氏は現役時代、天才的なバッティングで活躍した選手です。
そのバッティングセンスは言葉には置き換えにくいと考えたのでしょう。
自らの打撃理論を説明するには「グーッと」や「ガーン」などの擬音語を使って説明しました。
理論的な話よりも、自らの感覚をそのまま伝えていくのが長嶋流です。
選手に対してだけでなく、少年などに打撃の話をする際も、擬音語を使っていました。
迷言⑦ 開幕10試合を7勝4敗でいきたい
長嶋氏はたびたび計算をミスしてしまうことがありました。この発言もその1つです。
プロ野球のシーズンを乗り切るためには開幕でスタートダッシュを決めるのが重要です。
そのため、開幕10試合を良い形で乗り切りたいという思いから思わず出てしまった発言でしょう。
その他では好きな言葉を聞かれ、「ラッキーセブンの3」と発言しました。数字にまつわるおもしろいエピソードが多いですね。
長嶋茂雄氏の名言
長嶋氏は面白いエピソードは多いです。でも、心に残る数々の素晴らしい言葉も残しています。ここからは長嶋茂雄氏の名言をまとめてみます。
名言① 私は今日引退をしますが、わが巨人軍は永久に不滅です
長嶋氏の発言で最も有名なフレーズがこの発言です。1974年10月14日、引退を決めた長嶋氏はシーズン最終戦を終えた後、引退セレモニーに臨みます。
そのスピーチ内の挨拶でこの名言が誕生しました。
なお、厳密にいえば、不滅という言葉は「永久になくならないこと」を指します。
つまり、「永久に不滅です」という挨拶は、長嶋氏がよく使う同じ意味の言葉を並べた発言でした。
ただ、「永久に」という言葉が入ったことで、よりいっそう多くの人の心に残る発言になりました。
巨人ファンだけでなく、プロ野球ファンの多くが知っている発言ですね。
名言② 長嶋茂雄であり続けることは結構苦労するんですよ
長嶋氏はスーパースターとして、その行動や発言などが常に注目されます。
人前に出るのが好きな長嶋氏でも注目を集め続けるのが辛いときもあるでしょう。
長嶋氏でも自らの存在を消して、プライベートを満喫したいときも出てきます。
それでも長嶋氏はいつでもみんなのスターである長嶋茂雄であり続けました。
長嶋氏が日々、スタートしてふるまっていた姿の素晴らしさと同時に、
長嶋氏もスターとしてあり続けることは苦労していたことを再認識させてくれる名言です。
名言③ プレッシャーを楽しいと思ったとき、その人間は本物になれます
長嶋氏は初の天覧試合でサヨナラホームランを打ちました。このように、大舞台であればあるほど、実力を発揮したのが長嶋氏です。
大事な試合や重要な場面で活躍するにはプレッシャーに打ち克つ必要があります。長嶋氏もこれまで多くのプレッシャーにさらされたでしょう。
その中で長嶋氏は、プレッシャーを楽しむことを覚えます。プレッシャーを楽しむことで、大舞台でも活躍できる人間になりました。
プレッシャーを楽しいと思えるようになれば、人間は大きく成長できるということを長嶋氏は教えてくれます。
名言④ 野球というのは人生そのものです
長嶋氏は生涯を野球に捧げた人でした。長嶋氏にとって、人生とは野球が全てだったと言えるのでしょう。
長嶋氏は記録よりも記憶に残る選手でした。だからこそファンも長嶋氏のことを「ミスタープロ野球」と呼んでたたえています。
まとめ
長嶋氏はお茶目で、面白い発言で、たくさんの人を笑顔にしてきました。
その一方で、感動させる名言もたくさん残してきています。
プロ野球界のスーパースターとして活躍し、人を魅了する力のある長嶋茂雄だからこそ、多くの名言を残すことができたのかもしれませんね。