複数の選手たちが一斉にコースをスタートし、ゴールを目指すロードレース。
ロードレースはテレビ中継だけでなく、現地で観戦することもできます。
今回の記事では、ロードレース観戦の魅力や注意点などを徹底解剖します。
現地観戦にいく前に、ぜひ参考にしてください。
自転車競技のロードレースの魅力
自転車競技のロードレースは、舗装された道を走ってゴールの順位を競う競技です。
ロードレースは個人戦が基本ですが、チーム戦の競技もあります。
そこで、ロードレースの競技の種類を簡単に紹介します。
ワンデイレース
名前の通り、1日で勝負を決めるレースです。
個人戦とチーム戦があり、レースの距離はなんと200km〜300km。
この距離は東京都心から長野県長野市あたりまで行くのと同じくらいです。
長い距離を乗り切るために、選手たちはありとあらゆる戦略をたてて挑みます。
ステージレース
ステージレースは複数日に複数のステージで走り、「着順」や「所要時間」、「指定されたポイントでの通過順」などを総合して順位を決めます。
「ツール・ド・フランス」はレースが3週間行われ、これは世界最長のステージレースとなっています。
タイムトライアル
タイムトライアルは通称「TT」と呼ばれます。
決められたコースを1人ずつ走る「個人TT」と、チーム単位で走る「チームTT」があります。
チームTTは、4人で走る場合は3人目にゴールしたタイムがチームのタイムになるので、チームでさまざまな戦略をたてているのです。
クリテリウム
1周1km〜3kmのコースを、何周か走って順位を決める競技です。
クリテリウムは市街地を封鎖してコースを作って行われます。
同じコースを周回しているので、選手たちのせめぎ合いを何度も見ることができるのが魅力です。
ヒルクライム
ヒルクライムは、山道や峠などの上り坂を登って、そのタイムを競う競技です。
コースは上り坂がずっと続くので、最後まで走り切るためにペース配分に気をつけながら走っていきます。
ヒルクライムは初心者でも始めやすいので、とても人気のある競技です。
ロードレースどうやって観戦する?
ロードレースは、現地に行って生で観戦するか、テレビで観戦するかの2種類の方法があります。
どちらでも充分に楽しめるので、自分に合った観戦方法で選手を応援しましょう。
現地で観戦
選手たちが戦っている姿を「間近」で「生」で見ることができるのが、現地観戦の最大の魅力です。
ロードレースは、市街地や観光地などさまざまなところで開催されているので、観戦がてら旅行を楽しむこともできます。
山道や峠などのコースは自然を楽しむことができるので、リフレッシュにもなりますよ。
ロードレースは基本的には雨天決行なので、雨が降ったら観戦も大変ですが、それも現地観戦の醍醐味です。
テレビで観戦
ロードレースはテレビ中継をすることがあるので、家で気軽に観戦できます。
テレビ中継は、残りの距離や順位などがテロップで表示されるので、自分の応援している選手やチームの状況がすぐ分かります。
レースを観戦しながら映り込む景色や観光スポットを楽しむことができるので、家にいながら旅行気分を味わえるのが最大の魅力です。
また、現地観戦と違って天気や交通費などを気にしなくても良いので、テレビ観戦もとてもおすすめです。
好きな食べ物やお酒を用意して、家族や友人と観戦するとより一層楽しいでしょう。
ロードレース観戦のポイント
ロードレースを観戦するのにおすすめの観戦スポットや注意事項、持ち物リストを紹介します。
これをおさえると、ロードレース観戦をより楽しめますよ。
おすすめの観戦ポイント
ロードレースを初めて観戦するときに、どこで観戦するか迷うと思います。
そこで、初心者におすすめしたい観戦スポットは「スタートライン」「上り坂」「フィニッシュライン」です。
スタートライン
「スタートライン」は、レーススタート前の選手たちの緊張感のただようポイントです。
スタートダッシュを間近で観ることができます。
上り坂
「上り坂」は、素人では到底真似できなようなスピードで駆け上っていきます。
しかし、平な道に比べるとスピードは緩やかなので、選手をじっくり観戦できるポイントです。
上り坂はロードレースの最大の見どころでもあるので、大変おすすめの観戦ポイントです。
フィニッシュライン
「フィニッシュライン」は、選手たちがゴールする瞬間までスプリント勝負を繰り広げるのを観ることができます。
時速およそ80kmのスピードで、ポジション争いをする姿を間近で観ることができます。
フィニッシュラインは、とても迫力のあるポイントです。
観戦する際に気をつけること
ロードレース観戦をするには、大会や選手の迷惑にならないようにしなければいけません。
そこで、注意すべきポイントをいくつか紹介します。
選手たちに絶対に触れない
選手たちに触れないこと。これは最も重要な注意事項です。
観戦ポイントから手を伸ばして選手に触れたり、選手と並走したりする人がたまにいます。
選手たちの迷惑になるし、事故の原因になるので絶対にやめましょう。
決められた場所で観戦する
大会によって観戦場所が決められているので、ルールに従って決められた場所で観戦しましょう。
コース内に入って選手たちを妨害すると、大事故の原因になり大変危険です。
選手や周りの観客の迷惑になるので、絶対にやめましょう。
また、写真撮影に夢中になりすぎてコースにうっかり入ってしまう…なんてことがないように、周りをよく見て行動することが大切です。
コーナーはアウト側で観戦する
選手たちは、コーナーではイン側を走ってきます。
イン側に立っていると選手たちの死角になり、衝突してしまう恐れがあります。
こういった事故を防ぐためにも、コーナーで観戦するときはアウト側に立って応援しましょう。
大会によって観戦のルールも異なっているので、観戦前に必ず確認して、楽しく選手たちを応援しましょう。
持ち物リスト
ロードレースは屋外で長時間行われます。
水分補給や雨が降ってきた時の備えをしていきましょう。
安全に楽しく観戦できるように以下の持ち物を持って、会場に向かうことをおすすめします。
動きやすい服装
大会は市街地だけでなく山道や峠などの自然の中で行われます。
動きやすく、汚れてもいいような服装で観戦しましょう。
靴はサンダルやヒールなどは避け、運動靴をおすすめします。
水筒
ロードレースは屋外で長時間行われるので、水分補給をかかさず行いましょう。
保冷効果のある水筒や、持ち運びに便利な軽いボトルなど、自分の好みに合ったものを選んでくださいね。
レイングッズ
ロードレースは雨天決行なので、途中で雨が降ってくることもあります。
雨が降ってきたときにサッとかぶれるレインポンチョがおすすめです。
傘は他の観戦者の迷惑になるので、持って行かないようにしましょう。
カメラ
自分のお気に入りの選手をカメラに収めたい人は、ぜひ持っていきましょう。
混雑した会場でも両手がフリーになるように、ネックストラップをすると安全に持ち運べます。
折りたたみイス
観戦ポイントでの場所取りや休憩するのに役立ちます。
しかし、大会によっては持ち込み禁止の場合もあるので、行く前に必ず確認しましょう。
まとめ
ロードレース観戦の魅力やおさえたいポイントを紹介しました。
自然に触れながら選手を間近で観れる現地観戦、家にいながら旅行気分を味わえるテレビ観戦、どちらも楽しくておすすめです。
現地観戦する際は、大会のルールに従って楽しく選手たちを応援しましょう。