「盗塁を阻止するためにはどういったことを重視して考えればいいんだろう?効果的なコツを知りたいな。」
今回は上記のようなお悩みに対して回答します。
盗塁阻止は野球のプレーのなかでも大きな分岐点となるプレーの一つですよね。
ピンチで盗塁を阻止できると自分のチームに一気に流れがやってきますが盗塁を阻止できないとスコアリングポジションに
ランナーが進んで更にピンチが拡大してしまう、なんてこともあります。
一瞬で流れが変わる盗塁阻止。
今回の記事ではピッチャーとキャッチャーの観点から盗塁を阻止するためのコツを紹介したいと思います。
盗塁を阻止するためのコツ
まず、盗塁を阻止するためのコツをまとめて紹介いたします。
・クイックモーションでの投球
・牽制球を挟む
・状況に応じてウエストする
・変化球ではなくストレートを投げる
・キャッチャーからの牽制も効果的
・捕手はとにかくコントロールが命
それでは上記の内容について詳しく見ていきましょう。
クイックモーションでの投球
まず盗塁を阻止するための基本的なコツですが、投手はクイックモーションで投げるようにしましょう。
クイックモーションとは、投手が投球動作を小さく素早くすることで盗塁を防ぐ投法のこと。クイック投法、略してクイックとも呼ばれる。
引用元:Wikipedia
本来走者がいない状態であれば投手は振りかぶって投げたり、高く足を上げて投げたりするものですが、
0.01秒を争う盗塁阻止の世界ではクイックモーションで投げることが基本となっています。
振りかぶったり足を高く上げたりしている間に悠々と次の塁を盗まれてしまうためですね。
プロの世界ではクイックモーションが早い選手がたくさんいますが、なかでも以下の選手はクイックモーションの速さに定評がある選手です。
引退してしまっている選手もいますが、動画サイトなどにも映像が残っているため投げ方などチェックしてみると良いかもしれません。
クイックモーションが早いプロ野球選手
・久保康友選手(元ロッテ、DeNAなど)
・五十嵐亮太選手(元ヤクルト、ソフトバンク)
・涌井秀章選手(現楽天)
牽制球を挟む
投球の合間に牽制を挟むのも効果的な手段です。
むしろ「この選手は走るだろう」と予想される場合は走者に釘を刺す意味でも1、2回は牽制球を挟むのが常套手段とも言えますね。
ピンチの場面や点差が開いていない状態では3回、4回と牽制をすることもあります。
あまりにもしつこく牽制をすると観客からブーイングが起きる可能性もありますが、
真剣勝負のなかでの駆け引きですので自身が後悔しないように必要とあらば牽制球を挟むようにしましょう。
悪送球に要注意
しかし牽制は素早い送球が求められるため、悪送球をしてしまう可能性もあります。
悪送球をしてしまい、あらぬ方向にボールが転々としている間に走者は次の塁、またその次の塁と進んでしまうかもしれません。
そのため、投球フォームから牽制するための練習も日頃から徹底して行うようにしましょう。
間を置いて投球リズムを変えよう
投球にはリズムがあります。
そしてその投球のリズムが一定であればあるほど、走者はタイミングを取りやすいのです。
そのため、「敢えてボールを長く持つ」「少し早めに投げてみる」など、状況に応じて投げるタイミングを変えることも有効な手段です。
リズムを一定にしないことで走者はいつ投手が投げるか分からず、盗塁に踏み切るタイミングを見失うことになるためですね。
ベテランの投手ほどこの投球のリズムを意識して変えています。是非参考にしてみてください。
状況に応じてピッチアウトする
盗塁が想定される場面であれば、ピッチアウトすることも有効です。
ピッチアウト (pitch out) とは、野球やソフトボールにおいて守備側のバッテリーが採る戦術の1つである。ピッチドアウトと呼ばれることもある。塁上に走者がいる状況において、投手が打者のバットの届かない外角に投球することで、攻撃側の盗塁、ヒットエンドラン、スクイズプレイなどを阻止することが目的である。捕手が捕球後素早く送球できるように、低目の投球を避けることが多い。
引用元:Wikipedia
投手が盗塁を阻止するために敢えて打者から大きく高めに外してボールになる球を投げることを「ピッチアウト」と言います。
よく「ウエストする」と言うこともありますが、本来はピッチアウトという言葉が正しい使い方になるので注意してください。
ピッチアウトをすることで、万が一盗塁を仕掛けられた場合でも捕手が投げやすい体勢から送球するためアウトにできる可能性が高くなります。
また、ピッチアウトはスクイズを避けるときにも有効な手段なので是非覚えておきましょう。
変化球ではなくストレートを投げる
変化球の場合、球速自体がどうしてもストレートより遅くなってしまいます。
そのため、相手が盗塁を仕掛けてきそうな場合は意図的にストレートを投げることも盗塁を阻止するためには有効な手段です。
特にフォークなどの落ちる変化球であればどうしても捕手がボールを体の下辺りで捕球することになり送球姿勢に入りづらくなってしまいます。
ただ、相手打者ももちろんそういった考えは持っているため配球を読まれて狙い打ちされないようにしなければなりません。
あくまで勝負する相手は目の前にいる打者。どうしても足の速い走者が塁にいると気になってしまうものですが優先順位を間違えないようにしましょう。
捕手からの牽制も効果的
ときには投球後の捕手からの牽制が効果的になる場合もあります。
例えば、走者が塁からかなり離れている状況であれば牽制球を投げるとアウトになる場合があるからです。
もし仮にアウトにならなかったとしても相手に対しての心理的な抑止力が働きますし、走者としても塁を離れづらくなるはずです。
もし走者の動きが気になる場合は釘を刺しておく意味でも一球牽制球を入れておくと良いかもしれません。
捕手はとにかくコントロールが命
もし走られてしまった場合も、焦らず的確な送球を心がけましょう。
肩が強く送球が速い選手も数多くいますが、盗塁を阻止するためにはコントールの良さが欠かせません。
いくら速い球であっても送球が逸れてしまうと、盗塁を阻止するどころか更にピンチ拡大を招くことになります。
よく2塁への盗塁を阻止しようと捕手が送球するものの高く逸れてセンターにボールが転々としている場面がありますよね。
なので盗塁を阻止するためには速い送球をするための姿勢やテイクバックの速さ、肩の強さなどはもちろん大事なのですが、
捕手として最も重要なポイントはコントロールと言えます。
まとめ:盗塁阻止は流れを変えるビッグプレー
今回の記事では盗塁を阻止するためのコツについて紹介しました。
息を呑むような場面で勝負の分岐点ともなり得るビッグプレーですが、一つ一つの動作、
プレイを丁寧かつ迅速に行うことで確実に盗塁を阻止する確率は上がってくるはずです。
そのためにも重要なことは日々の地道な練習。各々が果たすべき役割とポイントを理解して練習に励みましょう。