ダーツは初心者が何も知らずにやっても全然上手くいきません。
その割に会社の飲み会などで急にやる事になる場合が多く、ハッキリ言って初心者泣かせのスポーツです。
またダーツは男女混合で行われる可能性があります。
女性の前で、それなりに活躍したいと思う方も多いのではないでしょうか。
ボーリングなどで経験した事があるかもしれませんが、初心者の女性よりもスコアが低かったりしたら、とても落ち込みます。
女性の前でカッコ悪い姿を見せたくない、そんなあなたが最初に覚えるべきなのが、ダーツの『持ち方』と『手首の使い方』です。
やってしまうと最高にカッコ悪い2つのケース
①矢がボードに届かない
女性の前でやってしまうと最もカッコ悪いのが、矢がボードにすら届かない事です。
これを見た女性からは『○○君って、運動オンチ??』と思われてしまうかもしれません。
とにかく初心者は、ボードに届く飛距離が出せるようにしましょう。
その為には手首の使い方が重要です。
②ボード枠の中に矢が入らない
2番目にカッコ悪いのが、ボードの枠外に当ててしまう事です。
枠外に当ててしまうと、1点も入りません。
ダーツは基本的には点数を競うスポーツですから、狙いがさだまらないと、どうしても低スコアになってしまいます。
普段からダーツをやっているような人にスコアで勝つ必要はありませんが、
ダーツをやったことのない女性よりもスコアが低くなってしまうのは、絶対に避けたいところです。
間違ってもボードの枠外に投げたりしないように、コントロールできるようにしましょう。
その為にはダーツの持ち方が重要です。
ダーツの持ち方が重要な理由
初心者にとって、ダーツの持ち方が重要な理由は3つあります。
①知らないとカッコ悪く見える
ダーツには専用の持ち方があります。
お箸や鉛筆の持ち方でダーツを持っても素人っぽさが出てしまい、見た目にもよくありません。ダーツ専用の持ち方を覚えましょう。
②コントロールの精度が変わる
安定する持ち方をしないとコントロールが定まりません。
自分の手に合った、安定する持ち方をしましょう。
③上級者向けの持ち方がある
ダーツには初心者向け、上級者向けの持ち方があります。
周りの上手い人を無理に真似て、投げたら全然上手くいかなかった・・なんてことが無いように、まずは初心者向けの持ち方を覚えてください。
ダーツの代表的な3つの持ち方
ここでは代表的な 3つの持ち方と、一般的に言われている持ち方ごとのメリット・デメリットについて紹介していきます。
2フィンガー
フォーム:親指と人差し指の2本で支えて持つ
メリット:投げた時に他の指が引っ掛かりにくい
デメリット:2本指なので安定性にかける
4フィンガー
フォーム:親指~くすり指の4本を使う
メリット:グリップが安定しやすい
デメリット:多くの指の力が加わるため、方向がズレやすい
3フィンガー
フォーム:人差し指と親指でダーツを持ち、そこに中指を添える
メリット:2フィンガーよりも安定しやすく、4フィンガーよりも方向がズレにくい
デメリット:目立ったデメリットが無い
初心者には3フィンガーがおすすめ
紹介した中で最も初心者に適しているのは、最後に紹介した3フィンガーです。
3フィンガーを勧める理由
- 安定性、投げやすさのバランスが良い
- この持ち方のプレイヤーが非常に多い
- 持ち方のバリエーションが豊富
2フィンガーは安定性が低く、4フィンガーは軌道が狂いやすいというデメリットがありますが、
この2つのデメリットがバランスよく抑えられているのが3フィンガーです。
そのため3フィンガーのプレイヤーも多く、上手い人の真似をしやすい持ち方だと言えます。
また中指を下に置いたり、握る深さを変えるなど、持ち方にバリエーションを持たせられるところも3フィンガーが初心者におすすめの理由です。
ダーツの重心部分を持とう
初心者のうちはダーツの矢の重心ポイントを持つようにしましょう。
まずダーツを上の図のように人差し指に乗せます。
人差し指に置いても落ちない場所が矢の重心ポイントです。
矢の重心ポイントから、大きく外れたところを持って投げても、なかなか前に飛びません。
なので初心者は重心部分を中心にして持ちましょう。
ここから親指で上から押さえ、中指は軽く添えれば3フィンガーの完成です。
投げるときの手首の使い方
持ち方が決まったら、次は手首の使い方について説明します。
初心者がボードまで投げる動きを分解すると
- テイクバック
- リリース
- フォロースルー
の3つです。
ここでは初心者が『飛距離を出す』ために重要な『テイクバックからリリースまでの手首の使い方』を説明していきます。
テイクバック時の手首の使い方
テイクバックとは、構えた状態からダーツを後ろに引くまでの動きです。
初心者にとってのポイントは、いかに『タメ』をつくるかです。
ボードに届くか届かないかは、この動作にかかっていると言っても良いでしょう。
『タメ』をつくるには
- 出来るだけ甲側に手首をたおす
- 肘をしっかりと曲げる
の2点が重要です。
手首を甲側に倒すには、写真のように親指側に倒すようにすると、手首が倒れる範囲が増すため、より『タメ』がつくりやすくなるでしょう。
手首がしっかりと倒れれば、自然と肘も曲がりやすくなるので、より深い『タメ』がつくれて飛距離が伸びます。
リリース時の手首の使い方
リリースとは、手首でスナップを効かせてダーツを放つ動作です。
遠くへ飛ばすためには、写真(左)のように、手首をしっかりと手のひら側に倒すことが重要になってきます。
このときに写真(右)のように、小指側へ倒すことで、さらに手首を倒すことが出来るでしょう。
そうすると、ダーツを遠くへ飛ばすための助走距離を増やせますので、飛距離を伸ばすことが可能になります。
まとめ
ダーツをやる機会は急にやってきます。
ダーツ初心者にとって、まずは『持ち方』と『手首の使い方』を覚える事が重要です。
『持ち方』でコントロールを安定させ、『手首の使い方』で飛距離を稼ぎましょう。
そしてボードに当てることが出来れば、初心者でもそれなりにカッコがつきます。
この文章を読んだことをきっかけに、是非あなたもダーツの腕をみがいてみてくださいね。