打者にとって選球眼は勝つための重要な武器です。
選球眼が悪いと
- 空振り三振
- 見送り三振
- 内野ゴロ
- せいぜい外野フライ
- ジャストミートができない
何試合も同じことが続くとチームメイトからの信頼も薄れて自分自身も落ち込み、家庭や仕事にも影響が出てしまうことさえあります。
逆に選球眼がよければクリーンヒットを打てる確率は高まりチームに貢献できますね。
- 芯で捉えることが増えヒットが量産できるようになった
- ボールの見極めができるようになり出塁率が増えた
- 得意の足を生かして試合の流れをチームに呼び込むことができた
クリーンヒットを打つための「甘い球」は待っててもやってきてくれません。
球を見極める力を持つことでチャンスは信じられないほど自分の前に訪れます。
週末の野球が待ち遠しい!
家庭も円満で仕事のモチベーションもアップさせる選球眼をよくする5つの鍛え方を解説していきます。
選球眼を鍛えて有利な戦いに持ち込むための練習5つ!
選球眼が良くなるとピッチャーとの戦いを有利に進めることができます。
打者としてメリットが多いだけでなく距離感を養うことで守備にも大きく役に立ちます。
いい野球選手の条件「選球眼」を身につけていきましょう。
- 選球眼をフルに生かすために「スイングスピード」を上げる練習
- 動体視力を鍛えて動く物体を認識する練習
- 前後の距離感をつかむ練習
- 徹底してバント練習をする
- 選球眼が向上する!プロ野球選手も愛用するトレーニングメガネビジョナップ!
①選球眼をフルに活かすために「スイングスピード」を上げる練習
スイングスピードが早くなるとどうなるでしょうか?
それは自分に向かって投げられたボールをギリギリまで見ることができるからです。
スイングスピードが上がると「飛距離が伸びる」「打球の速度が上がる」メリットがあります。
そのためには
- 基本的な筋力をつける。
- バランスの良いフォームでスイングするために足腰を鍛える。
- ヘッドスピードを上げる。
- 自分に合ったバットを使う。
野球に必要な筋肉はマッチョになることではなく上半身、下半身ともにバランスの良い筋力のこと。
打つ時のフォームが崩れないようにするためにもまずジョギングなどで下半身の強化をすることをおすすめします。
毎日続けることが大切ですので無理のない距離から始めて合わせて腹筋、背筋、腹斜筋に意識してトレーニングしましょう。
ヘッドスピードを上げる?がむしゃらに振ることとは違います。
バットはヘッドが重たくグリップが細く軽くなっていますのでグリップを支点、ヘッドを作用点とした遠心力を意識することです。
力で振り抜いてカラダを大きく左右に動かすスイングはNG!
これではボールは遠くに飛ばないどころかカラダもぶれるのでミートポイントが安定しなくなります。
バットのヘッドを意識して腕の力を抜くと不思議なくらいヘッドスピードが上がります。
理論は様々ありますが、今打てない、当たらない方は遠心力打法をおすすめします。
長さ、太さ、重さを考えて自分に合ったバットを使うのもその理由です。
②動体視力を鍛えて動く物体を認識する練習
動体視力は動いている物体を見る力を養うこと。
練習材料は日常生活の中にもあります。
例えば
- 走ってくる車のナンバーを瞬時に見極める
- 駅の看板にピントを合わせる
- すれ違う電車の中の様子を見る力をつける
動いているものを中心視野で捉えることができるよう通勤途中にも練習しましょう。
③選球眼に磨きをかける前後の距離感をつかむ練習
ピッチャーから投げられたボールは打者に向かって飛んできます。
ピッチャーに合わせた打者のピントが自分のところに来た時にピントがボケていてはボールをしっかり捉えることができませんね。
前後の距離感と瞬時にピントを合わせる練習です。
- 電車から見える遠くの景色にピントを合わせた後、近距離にピントを合わせることを繰り返す。
- バッターボックスに立った時にセンターの後方、バックスクリーンにピントを合わせた後、センターに向かって立てた自分のバットにピントを合わせる。
- 両手の親指を立てて前へ伸ばし手を前後に動かしてピントを合わせる。
バッターボックスでのピント練習はイチロー選手も実践していたことですね。
指を立ててピントを合わせる練習は読売巨人軍も取り入れています。
④選球眼を基本から養うために徹底してバント練習をする
バントは地味ですが有益な練習法の一つです。
なぜなら
- バットに当たるまでボールをしっかり見続けることができる。
- バットでしっかりボールを捉える練習になる。
- ストライクボールだけをバントすることで選球眼の良さが磨ける。
少年野球でもまず徹底してバント練習を行いますね。
同じように、バッティングセンターなら最初は遅いボールから、徐々にスピードを上げて慣らしていきます。
ボールをしっかりと見る習慣をつけるには素晴らしい練習法です。
⑤選球眼が向上する!プロ野球選手も愛用するトレーニングメガネビジョナップを使ってみる!
ビジョナップは目と脳を鍛える器具として多くのアスリートも愛用し注目を集めています。
わかりやすく説明すると、メガネがコンマ何秒単位で点滅し動きが見づらい状況を作り反射神経を向上させるものです。
効果は
- 動体視力の向上
- 深視力の向上
- 運動神経、反射神経の向上
野球だけでなくテニス、サッカー、バスケットボール、卓球などのスポーツ、子供の発達期や高齢者の衰えの回復にも愛用されているほどです。
これらのトレーニングで選球眼を鍛えてストライクゾーンをしっかり打席で
判断してボール球に手を出さなくなることで打率と出塁率は大幅にアップします。
鍛えた選球眼を実戦で発揮する方法3つ
選球眼を身につけたら実戦で力を発揮できますね。
どうすれば身につけた力が100%出せるかを解説します。
- 余分な雑念を捨てて集中力を高める。
- ストライクゾーン以外の球には手を出さない。
- 構えた目線の位置を変えずにスイングする。
①余分な雑念を捨てて集中力を高める
集中力を高めることは全てのスポーツにおいて共通して必要ですね。
打席に入る前に「また三振かな」や「内野ゴロ打ってしまいそう」なんて考えていると打てる技術があっても凡打に終わってしまいます。
打席に入るときには
- 余分な力が入らない姿勢をとる
- ゆっくりと深呼吸をして脳に酸素を送り込むイメージを描く。
- どこかにポイントを作って目の焦点を合わせる。
打席に立ったらストライクゾーンを見極めることだけに集中しましょう。
②ストライクゾーン以外の球には手を出さない。
動体視力をしっかり身につけた今、ボール球を見極める力がついたと思います。
でも忘れないでください。
ボール、ストライクを判断するのは主審です。
- 高い球を好む
- 低い球を好む
- 内角を好む
- 外角を好む
主審によってストラークゾーンが微妙に違います。
打席に立つ前に主審のストライクゾーンをチーム内で情報共有することも選球眼を良くするために重要なことです。
③構えた目線の位置を変えずにスイングする。
目線が上下または左右に動き、構えた位置とスイングした位置がずれてしまうと
- 思ったよりもバットの先にボールが当たった。
- 思ったよりもバットの根元にボールが当たった。
- 思ったよりもバットの上にボールが当たった。
- 思ったよりもバットの下にボールが当たった。
結果、せっかく磨きをかけてきた自分の選球眼が信用できなくなってくるという最悪の状況を作り出してしまいます。
選球眼は打者にとって命ともいうべき大切なものです。
目の位置を変えないようにしっかりとしたスイングを心がけてください。
<まとめ>野球は選球眼がよければチームの勝利に貢献できるようになる!
選球眼は打者にとって大切な要素です。
動体視力を鍛えて、動くものや遠くから飛んでくるものを見極めることができればボールの網目さえも見えてくるようになります。
ギリギリまでボールの動きを察知して機敏にバットを出せるようになれば、もうバッターボックスを恐れることはありません。
野手のいないところへボールの打ち分けができるだけの力を身につけ、打点王になる気迫を持って週末の試合に臨みましょう。