「子どもが野球を始めたがるけれど、どうしよう」
「子どもにスポーツを始めさせたい」
そんな悩みを抱えていませんか。
子どもが少年野球を始めるとなると親の負担がどのくらいあるのか気になるところですよね。
今回の記事では、少年野球における親の負担や役割、親の負担を減らす方法を紹介していきます。
ぜひ、お子さんが少年野球を始める際には参考にしてみてください。
少年野球の親の負担
少年野球の親の負担は意外と大きいものです。
ここでは、時間的な負担と経済的な負担、人間関係の負担の3つに分けて親の負担を紹介していきます。
親が抱える負担を理解した上で、子どもに少年野球を始めさせるかを検討しましょう。
時間的な負担
少年野球の時間的な負担は他の負担より大きいものかもしれません。
少年野球の練習は土日のどちらか、もしく土日両方の可能性があります。
その場合、練習場までの送り迎えや練習中のサポートをする必要があるため、休日が少年野球の予定だけになってしまいます。
また、練習はゴールデンウィークやお盆などの長期休暇に実施される場合があります。
休みが少ない少年野球チームに入団すると、家族旅行や長期休暇を楽しむことが難しくなります。
家族や個人の予定より、少年野球の予定が優先される覚悟で球団を決める必要があるでしょう。
時間的な負担が気になる場合は、入団前にどのくらい少年野球に時間が取られるのかを野球チームに確認しておくことがお勧めです。
経済的な負担
少年野球の経済的な負担はチームにより様々です。
一般的な月謝としては、3000~5000円と言われています。
しかし、少年野球チームに支払う月謝以外にも費用がかかります。
例えば、ユニフォームやグローブ、バットなどの道具です。
また、遠征の合宿や試合がある場合は、参加費や移動費がかかります。
野球の道具一式は、品質により値段が変わりますが、大体2~4万円かかると言われています。
時間が経つと古くなってきたり、サイズが合わなかったりすると買い替える必要があります。
長期的に卒団するまで月謝や道具費用が用意できるかを試算しておくといいでしょう。
人間関係の負担
少年野球に子どもが参加すると意外にも親は人間関係に悩む可能性があります。
親同士の繋がりが深くなり、良好な関係を築ければ問題ありません。
しかし、レギュラーになっている子どもとそうでない子の親の関係や、よく応援にくる親とあまり練習に顔を出せない親は気まずい関係になるかもしれません。
親同士の人間関係は子どもの人間関係に影響を与えることがあります。
そのため、大事にしたい親同士の人間関係ですが、気を遣いすぎると疲れてしまうかもしれません。
人間関係の負担が気になる方は、あらかじめ少年野球チームの雰囲気を見学させてもらうといいでしょう。
少年野球における親の役割
少年野球では親のサポートが重要です。
ここでは、父親側と母親側に求められる役割をそれぞれ紹介していきます。
野球チームによって求められることは様々なので、入団前に確認することをお勧めします。
父親の役割
父親は身体を使うような業務を頼まれるケースが多いです。
例えば、練習中に重たい道具を運ぶように言われたり、ノックを頼まれたりすることがあります。
他には
- 練習試合の審判
- 遠征の車だし
- ボール拾い
- グラウンド整備
があります。
もともと野球に詳しければ、楽しく練習や試合に参加できるでしょう。
しかし、野球の知識が少ないとわからないことが多く、ストレスに感じるかもしれません。
事前に自分ができることを伝えておいたり、野球の勉強を子どもと一緒にしたりすることをお勧めします。
母親の役割
母親の役割は子どものサポートをする業務が多いです。
練習時のお茶出しやお弁当の準備、子どもの体調管理をする必要があります。
他には、
- 試合時のアナウンス
- スコアブックの記入
- 幼稚園児などの子守り
があります。
練習に参加できない場合は、あまり頼まれる業務は多くないかもしれません。
しかし、練習に参加しないと他のご両親と仲良くなることが難しくなるので、なるべく参加することをお勧めします。
参加した際には積極的にママさん同士で助け合えるように心がけましょう。
その他の親の役割
少年野球チームには父母会があります。
父母会では、祝勝会や季節ごとのイベントの企画を行います。
例えば、バーベキューやお花見、ハイキングなどです。
野球チームごとで忙しさは異なりますが、イベントの準備や参加費を親が負担する必要があります。
特にコミュニケーションが苦手な人にとっては苦痛な時間になるかもしれません。
入団を考えている野球チームの父母会の活動量をあらかじめ確認しておくといいでしょう。
少年野球の親の負担を減らすには
少年野球に子どもが入ると親にはある程度の負担が発生します。
少しでも負担を軽減できればいいですよね。
ここでは、なるべく親の負担を減らすための方法を紹介していきます。
当番制のない野球チームを探す
少年野球での大きな負担はお茶出しの当番や送迎の当番があり、土日を自由に使えなくなってしまうことです。
当番制がなくなれば、好きなタイミングでお迎えにいけたり、子どもだけで練習場にいってもらったりすることができます。
また、急用ができても、当番を変わってもらう心配をする必要がありません。
そのため、当番制のない野球チームを探し、所属させることは親の負担を大きく減らしてくれるでしょう。
ただし、当番制のない野球チームはあまり多くありません。
見つけることは難しいかもしれませんが、インターネットや地元のコミュニティを使って探すといいでしょう。
野球スクールに通わせる
少年野球チームを諦めて、野球スクールに通わせるという手があります。
野球スクールは少年野球と違って、マンツーマンで指導を受けてピッチングやバッティングを学ぶことができます。
個人での指導になるので、自分の子どものケアをするだけで十分になります。
そのため、当番制や人間関係に悩む必要がなくなります。
小学校の間は野球スクールに通わせ、中学から野球部に入ってもらえば、親の負担は少なくなるでしょう。
ただ、少年野球よりも経済的な負担が大きくなることが注意点です。
野球スクールに子どもを通わせる余裕があるかを検討しましょう。
他のスポーツを勧める
少年野球や野球スクールに通わせることが難しいとなれば、最終手段として子どもに他のスポーツを勧めましょう。
なぜなら、少年野球より親の負担が大きいスポーツは少ないからです。
例えば、個人競技であれば、お茶当番や他の子どもの送り迎えをする必要はなくなります。
子どもがどうしても野球をやりたい場合は、他のスポーツを勧めるべきではありません。
しかし、親の負担がどうしても気になる場合は、負担の少ないスポーツを勧めてみてもいいでしょう。
まとめ
今回の記事では少年野球を始める際の親の負担について紹介してきました。
親の協力なしでは、子どもが少年野球を始めることはできません。
親にかかる負担を考慮しながらも、子どもが少年野球を始められるように検討していきましょう。